八千代座レポートby京にんじんさん

八千代座から帰ってきて、まだ現実に戻れないままでおります。

玉三郎さんが江戸時代の方じゃなくて良かったぁ
玉三郎さんに出会えて、玉三郎さんを好きになったことの幸せを、
とことん噛みしめることのできた二日間でした。

玉三郎さんの口上は、温かくて、ユーモアに溢れていて、
いろいろな思いを生の言葉でとても近くに感じることができました。
舞踊だけの公演では、声をお聞かせできないから「口上」を取り入れた、とおっしゃいましたが
本当に、そうです!玉三郎さんのお喋りは何よりも最高の贈り物です。
そして地唄三題も、めくるめく贅沢な時間。はぁ~!(思い返して、ため息)
すみません、まだ頭の中がとっちらかっていて、まとまっていないので、
もう少し落ち着いてから、感想などしたためたいと思います。

ひと足先に八千代座にいらして、京都に戻られた
我らが遠征クィーンの京にんじんさんが、
ひと足先に現実に戻られて、レポートを送ってくださいました
こちらにご紹介いたします。



贅沢な二日間を過ごすことができました。
地唄三題、それぞれ、工夫をこらし精密に計算された舞台は、
鑑賞し尽くすまでには至りませんが、まあ、気持ちよければ、それが一番、と、
多分玉三郎さんもお許しくださると思いますので、真剣に、気楽に、見てまいりました。

持ち物の扱いが、いつもながら、表情豊かで結構でございました。

「鉤簾の戸」の、銀地に草花、三日月の描かれたうちわ。
微妙に揺らして、風を表現したり、ぽとと落としたり、カメラマンの福田さんに、
「雪」は、どこを撮ってもらってもいい、とおっしゃったそうですが、「雪」に限らず、
なんだって、どこを切り取っても美しいです。
そうそう、「山ほととぎす」というところの両手を山形に伸ばした後ろ姿のポーズも美しい。
特別舞踊公演のときは、舞台写真がないのが物足りないです。

「葵の上」の、赤地に牡丹の扇。
きりっと構えたり、バシっと投げ落としたり、どきどきします。
軽く指を添えているだけのように見えて、くるりくるりと翻したり、指だけではなくて、
腕も手首も連動しているから、柔らかくて美しい動きになるんでしょうねえ。見ていて飽きません。

「葵の上」は、だいたい、白っぽいお化粧で、紅もほとんど差していなくて、
妖気がただようのですが、31日は特にすさまじくて、終始、動きの少ない半眼がこわかったです。
黒目が小さくなっていたようにさえ、見えました。

「鐘ヶ岬」の、金地に牡丹、裏は銀地(緑がかったような)に牡丹の扇。
衣装の銀ねずははじめて見ます。扇は、三原のポポロでの赤地に
金のウロコ模様の扇が花子らしくていいと思っていたのですが、今回は違いました。
衣装とのバランスを考えられたんでしょうか。

1日の口上は、31日よりも、長めだったような。
古典について、「昔はどういうふうにしていたか、わからない、わからないということが、
夢なのではないか、探し続けて、夢に向かって練習していくことが、
古典という意味なのではないか」と熱心に語られて、古典芸能を、
「時を超え、空間を超えてお楽しみいただければ幸い」、とおっしゃいました。

古典とは「夢である」というか、「夢をみることである」ということですかね。
なんか、はじめて聞くような、ロマンチックな気持ちになる言葉でした。



八千代座の提灯が新しくなって
玉三郎さんの紋の白い提灯になっていました。
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通り沿いには、新しくカラフルな旗がいっぱいありました。
20141102+102_convert_20141103205020.jpg

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夢の浮橋^^

みなさんはまだ夢の浮橋をふわりふわり。
玉天女の雫に魅せられてしまえば、当たり前ですわ。
いと、うらやまし。^^

誰か~、越後の空に雫を分けてちょ~~~。


雫ジャーッ

まるこさん

たっぷり、越後にかけておきました。
わたしの雫を。いらん?

八千代座の舞台上の風景が
ふわりふわりと浮かんでは消えて
夢を反芻しています。

玉三郎さんは、もう次なるゴールに向かって
それぃ~って走っていらっしゃるのでしょうね。
次は何が出るかな何が出るかな~
いつも夢を見せていただいて感謝でございます。

上旬は佐渡へ、と書いていらっしゃいましたから
途中、まるこさんの越後に、
玉天女さんの雫をたっぷりとふりまいて
通過していらしゃることでしょうe-305e-305
(と思いましょう)

夢のようでした。

皆さまのレポートを拝見しながら、あの夢のような時間を
思い返しています。
口上は、お化粧の下の素顔が透けてみえるような、楽しいものでした。日々、お客様に満足して頂くことだけを考えるばかりで、○周年ということを気にした事がなく、50周年も雑誌の見出しで知ったとの事。会場内が楽しそうな笑いに包まれて、玉三郎さんもリラックスしていらっしゃるようにみえました。

金丸座の時もそうだったのですが、舞台を拝見していると
なんだか頭がぼ〜っとしてきて、よく分からないうちに涙が
溢れてくるのです。
幅の太い歓びにすっぽりと包まれて、とても安心します。
玉三郎さんに感謝、同じ時代に生まれあわせた
偶然に、感謝をしています。
来年も、公演がありますように!

桔梗さん、やっぱり日帰りはキツイですね〜。
だいぶ堪えました。
山鹿のお湯は、気持ちよさそうなので
今度は、泊まりで訪れたいです。
今度はいつかな?





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あの近さで

フクギさん

口上では、玉三郎さんも和やかで
とても、ゆったりとした時間が流れていきました。
そうですね、お化粧の下の素顔が透けて見えるようでした。
笑顔が、キュートでした。こちらも微笑んでしまいました。

>幅の太い歓びにすっぽりと包まれて、とても安心します。

大きな心で包んでもらっているような
そんな安心感もあるのですよね。
あんなに研ぎ澄まされていて美しい世界なのに。

>桔梗さん、やっぱり日帰りはキツイですね〜。

でしょー。キツイんすよ。
わたしゃ、一回で懲りました。
肉体的というよりも、精神的にね、特に往路が。
でも、復路は肉体が、キツイかも(笑)
やっぱり、ゆっくりと温泉に浸かって、がいいですね。

私は、今回、山鹿に着いて、まずホテルにチェックインしたんですが
公演前でソワソワとあわてていたせいか、
フロントの前にある階段を降りてきた時につまづいちゃって
両膝で着地してしまったんですよ。
フロントのお姉さんが必死に笑いをこらえながら
「大丈夫ですか!」とおっしゃって
その時のお姉さんのお顔が忘れられません(笑)。
日帰りじゃなくても、ころんでるよっ!つー話しでした。

今度はいつかわかりませんがね。
いつか、きっと!温泉付きで!

幸せな時間。

〇〇〇さん

八千代座のご報告をありがとうございます。
お仲間たくさんと観劇されたのですね。
お隣さんともお知り合いになれて、
桝席ならでは、ですよね。
いろいろとお話しが弾んで良かったですね。

>玉様のお話ができるって本当に楽しいですね。

本当に、そうですね。
私も、今回、玉さんファンのお友達の仲間に入れてもらって
とっても楽しい旅になりました。
いつもは基本一人なのでご飯の時が淋しかったりするのですが、
今回は、公演中も、その後も、夕ご飯の時も、そして翌日の、お昼ご飯も、
お友達にいろんなお店などを教えていただいて、
本当に充実した遠征でした。玉さんを通じて
いろんな方とお知り合いになれることにも感謝です。

>幸せな時間でしたね。遠路したかいがありました。

幸せな時間でした。帰ってきてから、現実に戻りつつあって
また頑張って仕事をして、次回の幸せな時間に向かって
歩んで行こうと思います。

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あっという間の五十年

口上について、追加をいくつか。

31日と1日のみの参加でしたが、5日間、毎日同じだった部分と、その日だけの部分と、いろいろだったと思われます。

毎日話された事のひとつは、たぶん、「今年は玉三郎を襲名して50年」のくだり。

『芸術新潮』の特集で、編集したものが届いた時に、「玉三郎襲名50周年」と書いてあって、それをみてはじめて、「あっ、わたしは今年50周年なんだな」と思われたのだそうです。

「除夜の鐘を聞いていたときは、50年になるんだな、という感慨もなく、年を越してしまったんでございます」

「あっ」と驚く玉三郎さんのお顔が目に浮かぶようです。
こんなことなら、除夜の鐘を聞く前に教えてもらっておきたかった、とおっしゃりたいようでした。

八千代座に来るようになって、25年、襲名して50年、「あっという間でございました。この調子なら、100年もあっという間に過ぎるのでは・・・」 みたいなことも1日にはおっしゃいましたが、笑い声はありましたが、これから50年というのはさすがに想像しにくかったです。

出演者も舞台の制作側も、次の世代に引き継いでいかなければならない、ということも、共通しておっしゃっていたのではと思います。
前々回の八千代座の口上で、「お見せできるものはもうなくなってしまった」とおっしゃって、「わたしがまだ見てないもの、いっぱいあるんですけど・・・」と不満だったのですが、今回の「鉤簾の戸」は、八千代座でははじめて、ということで、ほら、まだまだ、いろいろとあるじゃないですか、と思いました。

桔梗さんの紹介されている白い提灯、おしゃれな街灯にあわせて仕立てた短めのフラッグ、新調ですよね。
山鹿の皆さんの歓迎の気持ち、意気込みが伝わります。

八千代座での坂東玉三郎特別公演は、まだ終わらないような気がしてきました。
いままでは、熊本市内に宿をとり、路線バスで「通勤」していたのですが、今回ははじめて山鹿に宿泊しました。快適だったので、また公演があったら、宿は決まりです。

1日と2日

3年振りの八千代座行って参りました!
贅沢な距離感で玉三郎さんを拝見してきました♡♡

口上は、お話の内容を聴くというか、お声を聴いている状態になってました~
地唄三題は、柔らかくしっとりとした舞を間近で緊張しながらもたんと堪能してきました♪

Mさんと山鹿入りして、桔梗さん、京にんじんさんと八千代座でご一緒でき色々と?とても楽しかったです!
あっという間の2日間でした。
来年も!

ありがとうございます。

〇〇さん

八千代座の千穐楽の後に、
舞台裏ツアーにいらしたんですね。
私は、千穐楽の朝に行きました。
その時に白い提灯のことも伺って
山鹿の皆さんが玉三郎さんに来ていただくことを
切に願っていて、歓迎されているお気持ちが伝わってきました。
檜の所作台を見て、あー、ここで玉三郎さんが
躍られているのだな、って、穴があくほど見つめちゃったり。
確かに客席がとても近くて、舞台の上からも客席がまるまる見えているのだな、と
ちょっと恥ずかしいような気持ちになりました。
上手側のカーテンの裏に、鐘ケ岬の「鐘」が置いてあったりして。
八千代座見学ツアーも、行くたびに発見がありますね。

また歌舞伎座で見かけたら、声をかけてくださいね。

あと五十年も。

京にんじんさん

口上についての追加コメントをありがとうございます。

除夜の鐘を聞く瞬間の玉三郎さんを思って
何だか微笑ましく思いました。

>「あっという間でございました。この調子なら、
100年もあっという間に過ぎるのでは・・・」

この調子なら、というのがいいですよね。
ぜひとも100年、お願いしたいです。
って、私はもういませんが。。。(笑)

私も、八千代座で拝見していないもの、
拝見したいものが、まだまだ沢山あるのですけど
でも、玉三郎さんのお考えがあるのなら
それでいいと思います。

「道成寺」と「鏡獅子」を、八千代座で拝見できたので
私は、もう悔いはありません。まさか拝見できるとは
思っていなかったのです。思い残すことはありません。

なーんて言いつつ、ついつい欲張りになっちゃいますね。
来年もあるといいな。

楽しかったです!

あんずさん

その節は、いろいろとありがとうございました。

一緒にご飯を食べたり、パイを食べたり、ピザを食べたり
(食べてばっかりだ)、楽しかったです。

やっぱり八千代座で拝見する玉三郎さん、最高ですね。
あの近さもそうなんですけども、芝居小屋の故郷みたいで
気持ちがほんわかとしました。

山鹿の皆さんが玉三郎さんを待っている気持ちも
しじみじと伝わってきましたね。

旅をして、また元気になりました。
12月の歌舞伎座もあるしね。幸せですね。
風邪ひかないようにして、備えましょうね。
って、まだ先かな。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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