特別でした!「演劇人祭 特別編」

歌舞伎座で開催された「演劇人祭 特別編」に行って参りました。

16時開演だったのですが、15時半には歌舞伎座正面に長蛇の列。
お稲荷さん前あたりまで伸びた最後尾に並びました。
きっと前も後ろも宝塚のファンの方なんだろうな、雰囲気がどこか違う気がするもん、
と思っていたら、「玉さんがねー」とお話しされているのが聞こえてきて、
あぁ、玉さんファンじゃん。思いこみって、勝手なもんですね。

壇れいさんの司会進行でしたが、
いつもより声が1オクターブ高いようなぁ~

座談会では、鳳蘭さんのエピソードが面白くて。
パリ公演の時、意地悪な質問をすることで有名なあちらの記者の方に
「レビューの本場に、レビューを持ってくるなんて勇気がありますね」と言われて
「私たちは、しっかり練習して努力をして自信をもって、レビューを持ってきました。
パリのみなさんが努力をして歌舞伎を日本に持っていらっしゃるようなもの」
と切り替えされたそうで、そのインタビュアーさんは、口あんぐりで、
何も返せなかったそうです。「勝った!と思いました」と、鳳さん。さすが!

玉三郎さんと、中車さんの朗読劇「瞼の母」では、客席は真っ暗に。
中車さんの顔が橙色の灯りで照らされて、朗読が始まりました。
(玉三郎さんのお顔は、しばらく暗闇の中

番場の忠太郎が、ずっと母を慕いつづけてきた思いを
お浜にぶつける台詞がしばらく続いて、中車さん、どんどん熱が入って
表情も忠太郎そのものへと変化していきました。
ようやくお浜である玉三郎さんのお顔が橙色に照らされて
忠太郎を突っぱなすために、それはそれはひどい言葉を浴びせかけます。
「そばに来るんじゃない。ずうずうしい」。
ウ――、これはキツイ。。。会いたくて会いたくて求め続けたおっかさんに、
こんなこと言われたら。。。あぁぁ、可哀想。
すっかり、忠太郎の気持ちになって、聞いていました。
おっかさんをギュッと見つめて泣きながら語る中車さん、
玉三郎さんはスッと背筋を伸ばしたまま、まったく姿勢を変えず、
視線もまっすぐ台本に落したまま、表情を変えずに語っておられました。
お浜の声だけが、どんどん変化していって、強い口調が、
最後には、泣き崩れる一歩手前の精いっぱいの声になって。
ああぁ、おっかさんにも、いろんな事情があるんだな、こらえているんだ、と切なくて。。
お二人の朗読の佇まいは対照的なのに、気持ちが同じ温度で上昇して
いくのが感じられて、感情のやりとりがじわじわと沁みてきました。
朗読劇の奥深さを、じっくりと感じさせていただいた一幕でした。
お二人で、これからもやっていただきたいです。

宝塚のショーでは、みなさん正装の袴をはいていらっしゃいました。
丈が短いのは踊りやすいようにですかね。なぜ、あの緑色なのかな、とか
あまり関係ないところで疑問がいろいろ湧いてきました。
「ベルばら」の歌、「ブロンドの~髪~ひるがえし~」の泣ける旋律が
あまりにも懐かし過ぎて不意打ちでした。

梅若玄祥さんと藤間勘十郎さんの「花月」。
ひとつも無駄のない動きなのに、おおらか。
見ていて、胸がすく感じがしました。

おおとりは、玉三郎さんの「鉤簾の戸」。
12列目から見渡した横長の舞台が大きな額縁のようで
シーンと静まりかえった劇場に、なめらかに動く「美」だけが存在していて、
目がくらみました。動きはとても繊細なのに、スケールが大きくて
金丸座と南座で拝見した時とは、また違う印象の「地唄」でした。
宝塚ファンの玉さんファンが増えたのではないでしょうかね

昨日、ご覧になれなかった方も、ご覧になれます!
テレビ放送されるそうです。ヨーコさんに、教えていただきました!
どうもありがとうございます。

NHK BSプレミアム「第14回演劇人祭」
2014年11月30日(日)0:00~1:30

NHKBSプレミアム 11月番組表です。
http://www.nhk.or.jp/bsmile/lineup/bspremium_nextmonth.pdf

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充実してましたね

玉三郎さんご出演ははずせないと参加を決めましたが、どのプログラムも楽しめました。

座談会では、鳳蘭さんのしっかりはっきりしたご発言が印象に残りました。
海外では、始まるときは拍手はなくて、終わった時に拍手、日本では、始まったら拍手、まだ何もしていないのに? と思う、には、わたしも共感します。
まあ、始まる時の拍手は、わくわく期待する気持ちの表現なので、座談会のとき、壇上にい並ぶ方々を拍手でお迎えは良いのですが、「鉤簾の戸」のはじまりは、無音のほうが望ましかったです。たまに地唄舞の公演で拍手なしではじまることがあって、すっと舞台に集中できて、いいなあ、と思います。

朗読劇「瞼の母」は、まさに「劇」でした。
緊張感みなぎる対面が終わると、水音が聞こえて、船頭歌?が大きく流れます。あらためて、哀しみがひろがる場面でした。
中車さんの忠太郎で舞台を見たいものです。

宝塚編は、創設期からの映像がスクリーンに映し出されて、興味深かったです。
最後に「すみれに花咲く頃」をご一緒に、といわれて、会場にはヅカファンもたくさんおられたでしょうから大合唱になるかと思いきや、なりませんでした。わたしはメロディーしかわかりませんので、心の中で唱和させていただきました。

梅若玄祥さんと藤間勘十郎さんの「花月」は、内容はさっぱりわかりませんでしたが、最高に鍛えられた「芸」を感じました。足の運び、声、動き、動かなさ、圧倒されます。

終演が19時頃とちょうどよい時間だったので、同行の在京の友人と、合流したご主人とで、久しぶりに会食しました。場所は、銀座三越の11Fの「トラットリアガルガ」。行ったことはないのですが、適当にわたしが決めました。当たりでした。

で、友人夫妻によれば、桟敷席で字幕サービスが最高の贅沢、とのこと。
字幕サービスは、わたしも役に立つと思っているので、使っている人が少ないので廃止になったら嫌だなあとひそかに恐れていたので、はじめて字幕ファンの存在を確認してうれしく思ったことでした。
座談会で、我孫子松竹副社長が、「字幕サービスは英語版を企画中」とおっしゃっていたので、「サービスはなくならないらしいですよ」とさっそくご披露したのでした。

ご主人がなぜ字幕ファンかというと、なんと、長唄三味線のおケイコをしているのだそうで、字幕だと詞章が表示されるのがありがたいから。
で、三味線のお師匠さんはどこで見つけたのかとたずねると、ヤマハの音楽教室! お師匠さんは長唄の唄方で、弟子が弾くと、唄ってくれるんだとか。
調子合わせるのが大変じゃないですか、には、機械があるんです。

十二月の歌舞伎座の「二人椀久」は長唄舞踊なので、ご主人はたぶん、幕見に通って楽しまれることでしょう。

楽しかった〜。

「瞼の母」「鉤簾の戸」素敵でした。
子供を置いていかざるをえなかった母の苦しみ。死んだと聞いてやっと気持ちを収めたのに、また振り出しに戻るのはしんど過ぎたのでしょうか。過ぎた時間が辛過ぎて、もう後戻りする気力が残っていなかったのでしょうか。
あるいは、突き放しの愛でしょうか。切ないです。
もう一度、お二人の朗読をじっくり聞きたいです。

「鉤簾の戸」、美しかったですね。
少し、お痩せになったのでしょうか。
清らかで儚げで、息を呑むほどの美しさでした。
皆さんの視線が玉三郎さんに集中していましたね。

26日は、はしご酒ならぬはしご劇で濃い休日となりました。
そして明日からは、待ちに待った八千代座。
私は明後日参ります。今回は馬肉を断って臨みます。
初めての八千代座、とても楽しみです。

玉三郎さんには、影武者がいるんですかね。佐渡にひとり、銀座にひとり
南の島にもいたりして。沢山楽しませて下さって有り難いんですけど、少し身体が心配です。
でも、桔梗さんとお揃いのエアウイーブがあるから大丈夫だ!









満喫しましたね。

京にんじんさん

拍手について、考え出すと、なかなか難しいですね。
玉三郎さんが出てきたら、それだけでワァーってなって
拍手、拍手、になってしまいますが、最後まで
大事にとっといて、観てからの拍手、もいいかもしれません。
トークショーの時でしたか、玉三郎さんが
みんなを誘導するような不自然な拍手について、語っていらしたことがあって
演じていらっしゃる方にとっても快い拍手というのは
通じるものなのだな、と思いました。
心をこめてバランスよく?手を打つようにしようと思いました。
でも、つい熱がこもると、バチバチバチって大きな拍手を
贈りたくなってしまいますね。それはそれで良し!かな。

お友達ともゆっくり過ごすことができて良かったですね。
お話を聞いて、字幕サービスを一度やってみようかな、
という気になりました。でも、玉さん出てない時しか読まないな(笑)

「二人椀久」という文字を見ただけで舞い上がってしまいます。
楽しみで、楽しみで、楽しみで、楽しみです。

まずは八千代座の地唄を、満喫したいです。
いよいよ、今日、開幕ですね。

はしご劇

フクギさん

楽しかったですね。
でもお会いできなかったっすね。

パルコ劇場のエレベーターに乗った時に
なーんとなく大仏様チックな可愛らしい女性がいらして
もしや!この方がフクギさん!かな?
でも、どうやって声かける?違うかもだし。
うーん、どうしよう!
と迷っているうちに9階に着いて
その女性も、ダーッと流れ出ていっちゃいました。
ちなみに身長は154㎝くらいですか?違うか。
フィリップジャンティの世界も夢のよう。
素敵過ぎて、今も余韻が。洒落てますね。
あらためて感想を書きたいです。

「演劇人祭」も行って良かったです。
母と子ゆえの辛辣さというか。台詞がぐさりと刺さりました。
お浜さんも本当に本当は会いたっかったんだよね!と、
人間って、やっかいなもんですね。だからドラマが生まれるんですもんね。

玉三郎さんも山鹿の温泉で、リフレッシュされているでしょうかね。

>桔梗さんとお揃いのエアウイーブがあるから大丈夫だ!

こんな嬉しいことをe-454
でも、もったいないことでございます。
玉さんとお揃いのエアゥイーヴ!ですね。

フクギさんはいついらっしゃるのでしょう。
あのエレベーターの女性がまたいたら、
今度こそは、声かけてみようっと。

ニアミスか?

大仏顔で154cm。
私かもしれません。ちなみに小太りの金八ヘアーです。
私は、前の方にいらした颯爽とした女性を、桔梗さんかも?
と、ジ〜っと見てました。
なんか、おもしろいですね。ちょっとドキドキしました。

八千代座は、明日参ります。
今回も、日帰り弾丸ツアーです。とほほ。
はむぴょんさんは、今ごろ余韻の中でしょうか?
私も明日の今ごろは、魂残して機上の人になっている時分です。
夢にまでみた八千代座。楽しみです。

空気が乾燥していますね。
ノド、気を付けましょうね。
それでは、また。


おお!

フクギさん

154㎝で大仏のご尊顔。しかも金八ヘア?
金髪じゃなくて、金八ですよね。
じゃあ、違うかな。ショートヘアの方だったような。
ショート金八?横分けには、されていたような。

私は、前の方で、颯爽としてませんでした。
後ろの方でボーっとしてたので、その方ではないですね。
ほんと面白いですね、ジーって見ちゃったりしてね。

明日、日帰り弾丸ツアーですか!
今頃、ワクワクドキドキですね。もう寝てるかな。
日帰りはかなりの強行軍です。経験アリ。
でも、玉さんに会えると思うとへっちゃらですよね。

初の八千代座!そう聞いただけで、なんだか感動して
涙が出そうになります。堪能してきてくださいね。

はむぴょんさん、大丈夫だったかな。
あまりの感動で、どうにかしちゃったんじゃないかな。
フクギさんも、どうにかならないように
お気をつけて帰っていらしてくださいね。

いってらっしゃ~I!
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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