悲しい指先
「寺子屋」が上演されると、観るのが辛いな、と思いながら
毎回、幕見に通ってしまうのです。今回も、まずは上から、で
初日に幕見で、4日は3階席で、拝見しました。
どんなに遠くから観ても、辛くて切なくて、泣けてくるのですが
今回は特に、源蔵と戸波の、松王丸と千代の、
夫婦が互いを思い合う優しい気持ちがじんわりと伝わってきて
いい夫婦だなあ、と切ないけど、心が救われました。
夫の方へそっと身を寄せる千代の姿には
小太郎への思いをこらえて忍んでいる美しさがあって
観ていると、苦しくもあり、また浄化されてもくるのです。
頭ではこのような物語は理解できないと思っていても、遥か昔の
日本人の血潮が自分の中にも脈打っているのでしょうか。
千代が涙を押さえる時の指先に、
お焼香する時の指先に、悲しみが感じられて
きっと冷え切っているのだろうなあ、と。(うっ、泣けちゃう)
悲しいから「寺子屋」は苦手、と思っていましたが
本当は、わたし好きなんだ、と気づきつつあります。
明日は、一階席で拝見して、また泣いてきます。
また台風がやってくるんですね。心配ですね。
おとらさん始め、遠征されるみなさま、
どうかお気をつけていらしてください!
毎回、幕見に通ってしまうのです。今回も、まずは上から、で
初日に幕見で、4日は3階席で、拝見しました。
どんなに遠くから観ても、辛くて切なくて、泣けてくるのですが
今回は特に、源蔵と戸波の、松王丸と千代の、
夫婦が互いを思い合う優しい気持ちがじんわりと伝わってきて
いい夫婦だなあ、と切ないけど、心が救われました。
夫の方へそっと身を寄せる千代の姿には
小太郎への思いをこらえて忍んでいる美しさがあって
観ていると、苦しくもあり、また浄化されてもくるのです。
頭ではこのような物語は理解できないと思っていても、遥か昔の
日本人の血潮が自分の中にも脈打っているのでしょうか。
千代が涙を押さえる時の指先に、
お焼香する時の指先に、悲しみが感じられて
きっと冷え切っているのだろうなあ、と。(うっ、泣けちゃう)
悲しいから「寺子屋」は苦手、と思っていましたが
本当は、わたし好きなんだ、と気づきつつあります。
明日は、一階席で拝見して、また泣いてきます。
また台風がやってくるんですね。心配ですね。
おとらさん始め、遠征されるみなさま、
どうかお気をつけていらしてください!