「今夜はいい夜だ」

台風が北上して、東京は真夏日。
本当に暑い一日でした。

思いがけなく、仕事が早くに終わって、
「修禅寺物語」から観劇することができました。
よかった~!

今日は、3階から「天守物語」を拝見いたしました。

富姫様と亀姫様が「お懐かしい~」と手をとりあって
二人並んでいる様子が、とても美しくて、睦まじくて
姉妹のようであり、恋人のようであり。
二人が寄り添うところなども、絵画のようで
前半の見せ場なのだなあ、とあらためて目を見張りましたです。
打ち掛けの美しさにもハッとしました。
上から眺めるために生まれてきた着物の形みたい、
なんて、思って眺めていました。ラインが流麗で、たおやかで
動くたびに、富姫様が、裾をグワンとさばく仕草がかっこよくて。
亀姫様が帰るときの二人の表情が寂しそうで
私も、寂しくなってしまいました。

富姫様の声が、清々しくて、艶やかで
ゆったりとした調子が心地よくて、聞き惚れました。
あんな風に喋ってみたいなぁ、って(一生できませんよ)
心のゆとり、遊び、気高さが感じられるのです。
声だけじゃ、出せない品格です。

三階から観ると、獅子の金髪のオカッパ頭や
顔つきが愛らしくて、愛嬌たっぷりに見えました。
初日にも思ったのですが、討手に対抗するときの機敏で軽やかな
獅子の動きが秀逸ですね。胴体が意外と長いのですが
龍のようにしなやかで、金色のフサフサがキレイになびいて気持ち良かったです。

討手のみなさんの動きも息が合っていて
配置やフォーメーションが綺麗で、緻密に計算されているのですね。

最後に桃六が
「そりゃ光がさす、月の光あれ、眼玉。世は戦でも、蝶が舞う、
 撫子も桔梗も咲くぞ。馬鹿めが。ここに獅子がいる。お祭りだと思って騒げ」

いいですね、いい台詞がいっぱい。グッときます。
今夜は、いい夜だ!桔梗も咲くぞ!!!馬鹿めが。
(この馬鹿めが、が、最高!)

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あの台詞も^^

あの台詞も、あの場面も、憶えておりますわ。
あの時は、猛ウサも姫路のお天守におりましたのよ。
どこにって?

金髪のおかっぱ頭にしがみついていたかなぁ・・・^^

憶えます

まるこさん

あんまりにも素敵な台詞の連続で
ずっと、心が沁みてます。

憶えますわね。
玉さんの言葉が、薄さんの言葉が、みなさんの言葉が
ぜんぶ、心に入ってきます。

おはようございます。

7月の歌舞伎座公演は全席完売だから大人気だと感じてます。(^_^;)
初日に安倍首相ご夫妻とケネディ駐日アメリカ大使ご夫妻が観劇されたからビックリしました。

たまたまですが、他の玉三郎ファンのブログを見てたら
書かれた顔が渋谷の映画館で上映するようです。
関東近郊のファンなら行けそうですね。
私は玉三郎ファンのなりたての頃に
動画サイトで書かれた顔の一部を見ました。
亡くなった杉村春子さんや武原はんさんが出演されています。
若い頃の玉三郎さんを見てパーマを掛けられてておしゃれな人だと思います。
書かれた顔に関するホームページです。
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/sc/schmid.html

やっと拝見

ようやく歌舞伎座に行くことができました。
どの演目も充実していて、楽しめました。
話題になっていた「笑い」が気になっていました。10日と11日の感じを書いておきます。

恐れていたほどひどいとは思わず、あまり抵抗感はありませんでした。
修禅寺のほう、確かに、笑い声はありましたが、「んなあほな、何もそこまで」という感じの違和感の現れのように思いました。
ただ、夜叉王の「断末魔」という言葉には引っかかりました。
「描きとめる」と言いながら、紙を手にしても筆を動かすことなく、ストップモーションで幕が降りることで、救われたように思いました。

富姫の「返したくなくなった」の時の笑いですが、暖かい共感があるように思いました。甘すぎでしょうかね。
続く「もう返すまいと、わたしは思う」の時は静まり返ります。それでいいです。

お辰さんの着物の着こなし、黒っぽい絽の着物に、赤い煙草いれが
絶妙のアクセントで、ステキでした。

昨日、チケット状況をみたら、全日全席空席なし。
今朝みたら、幾つか三角印。
あと2日分のチケット、確保しておいてよかったです。

また書きます。今日はこのへんで。

ありがとうございます。

葵どんさん

「書かれた顔」の上映について
嬉しいニュースですね。

私も、上映スケジュールを見て、
いつ行こうかなあ、と考えていました。
渋谷の映画館ですよね。
録画ではよく拝見していますが
映画館で観たことはないので
この機会を逃さないように
拝見したいと思っています。

>若い頃の玉三郎さんを見てパーマを掛けられてておしゃれな人だと思います。

パーマの語感がいいですね、葵どんさん、昭和の香りが(笑)
八千代座や内子座にいる玉三郎さん。
ゲームをする子供とのやりとりが、いいですよね。

黒電話と玉三郎さんも。

大きなスクリーンで見たら、また印象が変わるでしょうね。

笑いの考察

京にんじんさん

11日は、お会いできてうれしかったです。
終演後の一杯飲みもご一緒できて。

笑いについて、ありがとうございます。

>「んなあほな、何もそこまで」

確かに、そういう突っ込みの気分もあるのかもしれませんね。
「苦痛をこらえて」という台詞が、そういう思いに
させるのかもしれないな、と思ったり。
「苦痛をこらえて」という言葉は、いらないのかも(おいおい)
その言葉をこらえて、顔を写し始める、ってのはどうでしょうかね。
ただの冷たいお父さんになっちゃうかな。
夜叉王の葛藤が凄いわけですよね。表現が難しいですね。

>帰したくなくなった、もう帰すまいと私は思う。

い台詞ですよね。何回でも聞きたいです。
「~と、私は思う」、っていう表現が鏡花さんだな、と思います。
心を率直に言葉にしたことに対する、笑いなのかも、とも。
みんなの思いも一緒に言葉にしているところで
暖かい笑い、なのかもしれませんね。

昼の部が楽しみでなりません。
19日に行って参ります。

またのコメントをお待ちしておりまする。

お天守でのひととき

桔梗さん、こんばんは!
13日夜の部と14日昼の部を観てきました。
『悪太郎』と『修善寺物語』澤瀉屋一門の皆さまがお上手で
最初からがっついて観てしまい富姫にたどり着く前に軽く疲れが(^_^;)
でも、幕が開くともうそこはお天守
守若さんたちの侍女がお花を釣っていらっしゃいます。
侍女のみなさんの手の動き、袂に手を添えるしぐさなど、さりげないけれど美しく、もう既に物語の中に引き込まれます。
越後から戻ってきた富姫さま、しばし侍女たちと歓談しますが
楽しそうな御様子にそっと心の中で"おほほほほ~""うふふふ~"と
加わってしまった私でした。
鏡花先生の作品は"言葉の錦絵"ですね。
次々と美しい言葉が流れ出てきて空間を埋めてゆきます。
場面転換は三階部分のところだけで、あとはずっとお天守ですが
話の展開や心の動きが大きく動くので本当に時間が過ぎるのが早くて
あっと言う間にカーテンコールでした。
出演された皆さまがそれぞれに天守物語の良さを理解して
演じられている、というよりもその世界に生きているかのようでした。

昼の部
やはり最初の正札附根元草摺からしっかり観てしまいました。
『夏祭浪花鑑』義父殺しでドロドロになるというイメージしかなかったのですが、通しになっていた為、ひとつの流れが出来て
団七が刀を鞘に納める前の手の震えなどより深く感じることが出来ます。
お辰さんの場面は短いですが、顔にやけどを作るところ
顔が綺麗というだけでない深いものがあるのだなと
感じた部分です。

楽しみにしていた分、今は抜け殻になっています(^_^;)
あとは10月、何の演目かを楽しみに待ちます。
ps
イヤホンガイド、鏡花先生を様々分析されていました。

ありがとうございます。

葵どんさん。

「書かれた顔」の情報ありがとうございます。
すぐに観に行きたいケド、7月は休みと合わないので、8月にシフト合わせて行ってこよう!🎬
と思っています。

会場の“オーディトリウム渋谷”って聞き慣れない映画館!どこっ!?
って思ったら、ミニシアター「ユーロスペース」「シネマヴェーラ」のあるQ-AXがリニューアルしてできたビル(KINOHAUS、キノハウス)2Fにできた劇場とのことです。

http://m.madamefigaro.jp/column/culture/cinema/kinohaus

参考までに(同ビルの映画館)
http://www.eurospace.co.jp/index.html

場所をご存知の方には不要な話ですが、このユーロスペースのあるこのビル、行き慣れないと少々迷いやすい💧
間違えると汗だくになるので、渋谷駅からのアクセスを少々。

ご参考までに。

渋谷駅から、目印はまず東急本店を目印に文化村通りを登りきり、東急本店を境に分かれる道を左手に行き、「松濤郵便局前」を左折すると右手にあります。
(道玄坂側から行こうとすると、イマイチ迷いやすいので💧、こちらがオススメ)

渋谷駅から歩いてだいたい10分強です。

ひっさびさに上記のHPを観ていたら、映画館好きの血が騒ぎます!
映画ハシゴしようかな^o^

はむぴょんさんへ

書かれた顔の映画を楽しんで来て下さいね!
関東から近ければ行きたかったです。(>_<)

ありがとうございます。

パールさん

夜の部と昼の部の感想をありがとうございます。

>もう既に物語の中に引き込まれます。

そうなんですよね、最初から自然にスーって
世界に入ってしまうんですよね。
今回、特に、そう感じました。

言葉の錦絵。一言一言が、浮き立って
ワクワクしてきます。

あっという間に、時が過ぎていきますね。

『夏祭浪花鑑』は、最初が間に合わなくて
お辰さんのところからしか観られなかったので
流れが今ひとつわかっていないのですが
でも、お辰さんが観られて大大満足でした。
あんなに気持ちがキレイで顔もキレイで
今の時代には、おとぎ話みたいにも思えました。
いい女が、そこに生きていて、
見ているだけでスカッとしました。

>楽しみにしていた分、今は抜け殻になっています(^_^;)

そうなのー、今日は抜け殻なのー。
余韻に浸りながら、ボーっとしてます。

行きたい。

はむぴょんさん

「書かれた顔」の劇場について
詳しい解説をありがとうございます。

15日に行きたいと思っていたのですが
行けなくて、私も8月に行きたいです。
おかげで、迷わずに行くことができそうです。
(私は間違った道を自信をもって
何の疑いもなく突き進むと友人に言われている
救いようのない方向音痴なので助かります)

ありがとうございます。
楽しみにしたいと思います。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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