琉球の生命力

南座の沖縄芸能ウィークは、今日がフィナーレでしたね。
前半の千穐楽、おめでとうございます。

遅くなりましたが、創作舞踊「蓬莱島」の感想をちょこっと
書かせていただきます。

平和の島に棲む、花の精、柳の精、蜂の精、松の精の衣裳が色鮮やかで、
彩り豊かで、琉球の植物たちの生命力が、ダイレクトに伝わってきました。
特に、ウコンの黄色、カレー粉でいうところのターメリックイエローが鮮烈!
本能に訴えかけてくるような純粋な色に目を奪われました。

そんな大自然の平和をぶち壊すべく、お腹を空かせた大蛇が暴れます。
頭に銀色の蛇の鎌首をのせて、青い隈取が描かれている顔の白塗りは薄いので
歌舞伎よりもさっぱり系のこわもてといった感じで睨みをきかせていました。
仕事でここぞという時に、あの蛇の鎌首鉢巻が欲しいなぁ(脅してどうする)

困り果てた蜂の精が助けを求めに行き、
話しを聞いたニライカナイの神様が、蓬莱島にやってきます。
魔法の水を花や木々にふりかけて、次々と、生命をよみがえらせていくのですが
神様の衣装が、これまた、ひときわ美しくて混じりけのない赤で
「やっぱり玉三郎さんは赤が似合うなあ」、と素に戻りながらも
雲の上の竜宮城にいるようなファンタジーの世界に迷い込んでいきました。

花や枝、竹や南京玉簾(のようなもの)を手に、かわるがわる舞いが披露されて
その間、神様は、左右に目を行き届かせてひとり一人を見守っているのですが
「前にテーブルを置いたら、演出家の神様だ」、とまた素に戻りながらも
ゆったり、ゆっくりとした華やかな舞踊を楽しみました。
男性の扇の持ち方が独特で、扇の芯ではなく、骨のすき間に指を入れて持つのですね。
神様の髪型は耳の横でそれぞれ結って垂らしている聖徳太子調のヘアスタイルで
玉三郎さんのこういう髪型は初めてかもしれません、新鮮でした。
神様なので、表情は“無”で、終始、淡々と、クールビューティ。
それだけに、カーテンコールの時に、横を向いてニコっと微笑まれた
玉三郎さんの笑顔を拝見して、思いっきり素に戻って、喜んだのでありました。マル。

なかなか拝見する機会のない組踊と創作舞踊を
あらためて間近で拝見して、琉球の空気をいっぱい胸に吸い込んで
明日から、また頑張ろうー、とエネルギーが湧いてきました。

玉三郎さん、沖縄のみなさん、素晴らしい舞台をどうもありがとうございました!

ゆっくりお休みされる間もなく、
15日から、玉三郎さんの「地唄三題」の舞踊公演ですね。

今から、とても楽しみです(また行くの?)
もちろんです。

今夜のお月様の輝きようったら!明日は晴れるかな。
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緊張のあとで

組踊は毎回緊張してしまいましたが、休憩のあとの創作舞踊「蓬莱島」は、ゆったりした気分で楽しむことができました。

よく揃った踊り手さんたちでした。
南京たますだれのような竹細工をザラっと伸ばすタイミングもぴったり。
ただ、相変わらず細かいところが気になるわたしとしては、伸ばした竹をまたもとに戻すところで、若干一名の竹が戻りきらないままなのが気になって、目を離せませんでした。
楽日のつもりの11日も、やはりお一人、戻りきらなかったのですが、ひとまわり回ったところで直されたようで、正面を向いたら、ちゃんと長方形の竹細工にもどっていました。すっきりしました。

後ろから目を配っておられたニライカナイの神、玉三郎さんのご指導があったのかも、と思いました。玉三郎さん、くるりとまわると、胸元にあったはずの扇を手に持っていたり、そういうのはお得意ですから。

さて、15日からは地唄舞が始まります。心地よい緊張感を楽しみたいと思います。

それにしても、七月の歌舞伎座チケット、たいへんなことになっています。わたしの初日は10日なのですが、メンバーズ、歌舞伎会会員の枠は別の日にあてたところ、昼の部は全席ソールドアウト。
戻りをさがす日が続きそうです。

竹の楽器

京にんじんさん

南京たますだれ(のようなもの)が
揃っていないのは気づきませんでした。
自分で制御しにくい楽器なんですかね。
すべり具合など、その時々で変わるのかな。

「柳」は、国立劇場で踊った時は
のんびりした素朴な踊りだな、と思って見ていたのですが
今回は、ショー的な感じにまとめられていて
見え方がだいぶ変化しました。
華やかで、展開が早くて、洗練されてましたね。
「四つ竹」で使われていた竹の楽器が
今回も使われていて、あれはカスタネットのように
二片の竹がくっついているのか、バラバラなのか
じっと見たのですが、わかりませんでした。
でもバラバラのようですね。難しそう。

明日から、「地唄舞」がスタートしますね。
初日のレポートを楽しみにしております!
後半戦も、どうぞよろしくお願いいたします。

7月の歌舞伎座はすでにソールドアウトの日もあるのですか。
やっぱり、ポチットしておいた良かった、なんて。
お楽しみがいっぱいで嬉しいですね。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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