何てラブリーな道行。

初日の「仮名手本蔵忠臣蔵」を昼夜通しにて拝見して参りました。
第一の感想は、「お尻が痛い~」です。
朝11時から夜9時まで、座りっぱなしなので、お尻にきましたです。
しかし、それもこれも嬉しい悲鳴なのであります。

朝10時半くらいに歌舞伎座前に到着しましたら、
幕見席は、すでに一幕目完売、ニ幕目立ち見でした。
何時から並ばれたのでしょうね。恐るべし人気です。

三段目や四段目はちゃんと拝見したことがないので
昼の部は、イヤホンガイドを借りて取り組みました。
菊之助さん、海老蔵さん、染五郎さん、七之助さん、巳之助さん、AKBの松也さんなど
若手の俳優さんたちの意気込みがビンビンと伝わって参りました。
それぞれの役の感情がスパーンと直に伝わってきて、思いがスッと呑み込めました。
このストレートさが、若さなんだなぁ、と気持ちよく感じました。

そして、いよいよ、
玉三郎さんがご出演の「道行旅路の花聟」です。

浅黄幕が落ちて、背景にザ・富士山!桜の花がきれいに咲いている春の情景。
目の前には、お軽・勘平のご両人が顔を隠してたたずんでいるのです。
いきなり出たーーーっ!なんて美しいカップル。
そこに立っているだけで、濃厚LOVEな風情がすでに感じられるのです。

場内は明るくて富士山もくっきり見られるのですが
設定は夜、人目を忍んでの道行なんですね。

お軽が、「あたながこんなに辛い思いをしているのは、ぜんぶ私のせい。
そんなあなたを見るのが切ない。私は機織をして、あなたと一緒になって
幸せになりたいと思っている」と打ち明けるのです。
その後で、お軽が、針仕事をしているしぐさをするのですが
針に鬢付け油をつけたり、と、もう本当に熟練している手つきで、
ひやぁ~凄い!と唸っちゃいました。
アマテラスの機織りの手振りを思い出して、そうか、玉さんはもともと
針仕事や機織りがこんなに得意だったんだな、と(笑)。

心が沈んでいる勘平を引き立てようと一生懸命盛り上げる、
お軽ちゃんが健気で、愛おしくて、可憐で、
こんな女になりたいなーと思っちゃいました。
なんたって、気持ちが可愛いんです。

最後に花道で、お軽が、勘平に着物を着せてあげたりするところがツボに入りました。
いいなあ、一生に一度、こんなデート(道行)がしたかったなあ(過去形)。

ここで「お似合いです」と掛け声がかかって、場内が沸きました。
本当に、お似合いでした。
海老蔵さんの声の調子に、あ、團十郎さんだ、と思う場面もあって。

玉三郎さんのお軽ちゃんを見ていると、
昔の女の心って何てチャーミングで純粋なんだろう、と感じ入って
今一度、女の幸せについて、しみじみと考えてしまいました。

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お似合いです!

こんにちは。
「お似合いです!」大向こうかかっていましたね(笑)

ロビーは役者さんのご家族や関係者でにぎわっていて、初日らしい華やかさとひきしまった感じでしたね。

玉さまのおかる、勘平を見上げるときのまばたきのタイミングといい、「ちっとは女房の」の恥じらった言い方といい、きゅんとしてしまいました。(あのまばたきで人をときめかせる効果は、わたしたちも日常生活にもいかせるものなのでしょうか?)

海老蔵さんの師直から勘平への変わりっぷりも見事でしたね。

忠臣蔵についてももっと知りたいな、と思ったすがすがしい気持よい舞台でしたー。

華やか!

つゆのさん

初日観劇、堪能いたしました。
あのまばたきを使えるまでには
相当、経験が必要な気がいたします。
でも、やってみたい。

本当に可愛らしいお軽ちゃんでしたね。

海老蔵さんも、気合たっぷりで
師直は本当に憎たらしくて、
イジメって、昔からあって
そういう変遷は、結局、人間の感情で
動いていくんだなあ、と思いました。

忠臣蔵の面白さが、またひとつわかった気がしました。

二日目のお軽

いって来ました二日目の忠臣蔵。
当初、昼の部は完売で、幕見の覚悟だったのですが、前夜、もしやと検索してみたら空席あり。ゲットできて、昼夜通しで観劇できました。

玉三郎さんのマブタのコントロール、すばらしいですね。
道行のお軽、登場まもなく、勘平さんの背中の荷物をおろすとき、ほどいておろした包みを、玉三郎お軽が、そっと抱きしめるところ、気持ちがあふれていて、うれしくなりました。

針仕事のところ、縫ったあと、留めて糸を歯で切るところまでありましたね。
放心気味の海老蔵勘平さんも、とてもよかったです。

歌舞伎のときの海老蔵さんのセリフまわしが苦手だったのですが、今回は感じいい、と思いました。

二日目の大向こうは、「お似合いです」はありませんでしたが、ヤマトヤ!がたくさんかかっていました。

濃厚LOVE ,わ〜お!

ますます楽しみになってきました。濃厚LOVEを妄想しています。
妄想って女をなくすと書くんですね。
いかんいかん!玉様の力をお借りしてホルモンチャージだ!

桔梗さんの文章を拝読していますと、まだ観ぬ舞台への期待が高まってきます。
私も今回はイヤホンガイドのお世話になって、勉強するつもりです。
すてきなレポート、ありがとうございました。

空席おめでとうございます。

京にんじんさん

思いがけずご覧になれて
ほんとうーに良かったですね。
空席って、でるものなんですね。
(またゲットしちゃう)
でも、そういうチケットは
どういうチケットなんでしょうね。謎です。

後になって、そういえば、おかるちゃん
あーだった、こーだったと色々と思い出しています

胸元のはこせこのキラキラした飾りが
おかるちゃんが動くたびに
シャリーン、シャリーンって音が鳴るのが
とても情緒があって、その音にも
おかるちゃんの気持ちがあらわれているかのようで。

あと、お着物と帯の色合いが素晴らしくて
あの紫と金がたまらんなーと思って拝見いたしました。

針仕事のところは、拍手が起こっていましたよね。
本当に針と糸を持ったら、
きっとチクチクと上手に縫えちゃいますね、玉さん。

また鼻血でちゃうか。

フクギさん

かなーり濃厚ラブです。お気をつけて。
妄想しすぎて、女を亡くさないように。
子供に皿と書いて、孟宗竹。
なんも意味ねー(なんも言えねーのパクリ)
馬鹿なこと言ってないで、早く舞台見たいっちゅーの、ですよね。

嬉しいこと言ってくださって
ありがとうございます。まだ観ぬ舞台、大いに期待してくださいね。
イヤホンガイドの御世話になりましょう。
解説は美輪明宏さんじゃないから
落ち着いて聞けますンで(笑)。

初日!

こんばんは☆
いつもお邪魔して拝読させて頂いてました。
今回はじめてコメントさせて頂きます。

初日の昼の部を拝見致しました。
席は、昼夜ご覧になる鑑さんの右横でした~

浅黄幕が落ちて、寄り添うご両人のお姿はホント美カップルでしたよね!
玉三郎さんのお軽の声、艶っぽくもあり無垢な感じもします♪
また、観に聴きに馳せ参じたいと思います!







お~っ、あんずさん。

あんずさん

いつもご覧になっていただき
ありがとうございます。

つぅか、あんずさん!
あの時のあんさんが、あんずさん!
(もし違ってたらすみません)
昼夜通しお尻痛いの右横に座っていらしたってことは
やっぱり、あんずさんはあんさん!(しつこい)

おかるさんの声!艶ツヤしていましたね。
昼と夜では、艶が変化していて
夜の部の声もよかったですよ。

無垢な感じが、玉さんの真骨頂ですね。
いつも新鮮なおかるさん。
夜の部の感想を早く書きたいのですが
なかなか書けなくて。

あんずさんの
夜の部の感想もお待ちしておりやす。

あんさん!

はい、あのときのあんさんはあんずですv-290
(すべてひらがな~)

桔梗さんのまぼろしの一文、薄っすら覚えているような・・・
覚えていないような・・・

討ち入りの日、遊女おかるの声しっかり聴いてきますね♪
今度のお席は後方ですので、落ち着いて?観てきたいと思います!



4日の道行

4日の昼の部は、3列目で拝見。
さすがにこまかいところまでよくみえました。

ご両人が寄り添って座り、勘平さんの膝にお軽がそっと手のひらを置くところ、とても色っぽいシーンですが、その手はしっかり宙に浮いていました。勘平さんの黒い衣裳を汚さないように、でしょう。海老蔵さんも、気をつけているように見えました。

お二人のコンビネーションはますます良くなって、交わす目と目のタイミングもバッチリ、玉三郎さんの、「アイーーー」の前の一呼吸にしっかり心がこもってました。

華やかさの中に、後の悲劇を予感させる場面に気がつきました。
勘平さんの自害を阻止して、ようやく取りあえずはお軽の在所へ、と話が落ち着いて、朝が来て、さあ出かけるしたくのとき、お軽が刀を渡すのですが、長い方を渡すとき、お軽は握る力をゆるめず、一瞬勘平さんと引っ張り合いになり、「何をするのじゃ」と不審がられて、刀を離したお軽は、そっと涙をふくしぐさをします。あれは、勘平さんに、武士をやめてほしい、という気持ちだったか、と思いました。
猟師になって、雨漏りを直す心優しい婿さんにはなりきれなかった勘平さんなのでした。

おっ!おっ!おっ!

またまたお仲間が!^^
嬉しい、嬉しい、嬉しいな。

そうですか、指の動きに魂抜かれますのね。(納得)
わたしは、あと2週間したら魂抜かれます。^^
ドキドキです。

心臓バクバク!!

ぴこさん

いつも読んでくださって
ありがとうございます。
コメントくださって、とってーも嬉しいです。

夜の部にいらしたんですね。
わかりますよー、まだかなまだかなぁ~って
待ちに待って、あの障子がスーッと開くとき
心の中では大向こうですよね。
待ってましたー!おかるさん~(わーきゃーぴー心臓バクバク)

なまめかしい指の動き、
という表現に、ぞくっとしちゃいました。
ほっそりとしたキレイな指にはKOですね。
玉三郎さんの繊細な心とあの指先はリンクしているように感じます。

>正座をした時の脚部の薄さ

ぴこさん、観察こまやかですなぁ。
おかるさんは、度胸もあってバンとしていそうで
儚さや可愛さが漂っていて、男じゃなくてもイチコロですね。

昼の部も良いお席がとれて奇跡のようですね。
花道の引っこみですから、
2列7番のすぐ横をスーッとラブラブで通っていらっしゃいますね。
二人の間に割り込まないようにね。へへへ。

夜の部の感想も待っていてくだせい。
これからも、ちょくちょくいらしてください。
どうぞよろしくお願いします。

やっぱし

あんずさん

阿乃時乃餡三羽杏三!
(ぜんぶ漢字でやってみました)
いやーうれしっすよ、コメントくださって。
ありがとうございます。

あははは、幻の一文ねえ。
なんでしたっけー。
あんずさんのムラムラ願望にお応えしてみました(笑)
なーんてね。意味不明ですよね。

討ち入りの日、私も、討ち入ります。
満喫いたしましょう。
その前にも8日に行くのですがね。
あんずさんも、飛ばしてますねー。

いつ行くの?今でしょー(古い)

色っぽいですね~。

京にんじんさん

膝に手を置かれてみたい、いや、置いてみたいです。
黒っぽい衣裳だと、すぐに白く汚れてしまいますもんね。
そういうところも神経を張り詰めつつも、
超絶色っぽいというところがスゴイですね。

交わす目と目…これまた、グッときますね。
なんだか、仕事してるのが嫌になってきちゃいました。
って、そういうことじゃないですね。

>長い方を渡すとき、お軽は握る力をゆるめず、一瞬勘平さんと引っ張り合いになり

こういうところの心の機微というか
玉三郎さんの細やかなしぐさは絶品ですね。
泣けちゃいます。好きな人を思う深さがね。
勘平さんは、幸せものです。

で、明日は夜の部でしたっけ?
またまた感想お待ちしております。
ありがとうございました。

うれしい嬉しいウレシイ

まるぽん

あと2週間ですか!
あっという間ですね。

まるぽんもスッポンで
寒さ対策万全に、お願いします。

はこせこ!

お座敷、にぎわってますね、歌舞伎座と同じに。

一回目の遠征はもう終わりで、夜の部は2日の通しのときだけだったのです。
昼の部は、幸運なことに2回見ることができました。

あと、23日と25日を通して観劇の予定です。いずれも3階席。
それまでの舞台の様子は、こちらのお座敷によせていただいて、みなさんのコメントと桔梗さんの自在の返しコメントを楽しませていただきます。

桔梗さんのコメントにある「はこせこ」、あれ、「はこせこ」という名前なのですね。検索してみたら、お軽のとそっくりのものがオークションに出ていました。古びていましたが、かんざしもついていて、ひょっとしたら、芝居の小道具なのかも。

胸元の「はこせこ」、一度取り出したあと、後ろ向きになり、前を向いたときには、ちゃんと胸元に収まってました。玉さん手品ですね。
ただ、懐紙のときと違うのは、後ろ向きのときに、一瞬うつむいてました。かんざしのかざりが外にちゃんと出ているか確かめたものと思われます。

昨日は

京にんじんさん

はこせこ情報をありがとうございます。

昨日、昼の部を拝見してきたのですが、
おかるちゃん、後ろ向きと同時に
はこせこを、一瞬のうちにスッと
胸元に入れておられました。
玉さん手品、炸裂してましたよ。
あのかんざし、キレイですよね。
音がたまらなくいいです。シャランシャランと。

昨日もたっぷり可愛いおかるちゃんで
目が離せませんでした。
着物の袖をバッテンに重ねたり、袖で色々と表現しながら
踊るところがなんとも愛らしくて、すごく好きです。
娘の恋心が感じられました。

23日と25日なんですね。
後半戦が楽しみですね。

バッテン!

桔梗さん

そうそう、「着物の袖をバッテンに重ねたり」! 思い出します。
終始一貫、手は袖口からあまり出ないように、小さくみえるようにしてね。
2日にみたとき、たもとから赤い襦袢がはみ出しすぎて、ふりかぶったときに、気になりましたが、すぐに整えておられました。
はみ出さないように、糸が渡されているんですよね。
4日ははみ出すことはありませんでした。

海老蔵くんもブログで「勉強になります、ありがたいことです」と書いてましたね。朝食にステーキなのは、玉三郎さんの影響なのかな、と思いました。とにかく、みなさん、お元気で、よい舞台を見せていただけるよう願うばかり。

可愛いんですよね。

京にんじんさん

あの袖を重ねあわせたりする踊りのあと
くるっと後ろを向いて、ぺたんとお尻で座るんですよね。
その姿が、なんとも言えず愛らしくて
切なさやしょんぼりさも伝わってきて
あのお尻ひとつで、いろんな気持ちがあらわれて
いるんですよね。

8日は中ほどより後ろの方だったので
かえって、そういう姿がよく見えて
かぶりついて喜んでちゃいかんな、と反省。
おかるちゃんの心持ちが眺められる、よい景色でした。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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