玉三郎さんトークショー〈その4〉@新阪急ホテル

引き続き、京にんじんさんのレポートをお届けいたします。


〇お客に媚びない役者
真山さんの、「あえてうかがいますが、役者がお客に媚びないとは」
に対する玉三郎さんのいろいろな説明。

「誇示しない」
「必要以上のことを押し付けない」
「過不足がない」
「お客様が不満だと思わない」
「お客様に向かって芝居していない」
「めいっぱいなんだけど、めいっぱいじゃなくみえる」

玉三郎さんが大好きだった越路吹雪さんのエピソードが語られました。
越路さんが40代後半、玉三郎さんが20歳前後だった頃、越路さんに
「日本の観客、むずかしいとこありますね」と言ったら、
越路さん「そうなのよ、汗かいてりゃいいっていうとこあるから」
「わたしは損をする人間だわ」とおっしゃって「どういう役者になりたいの」
と問われた玉三郎さん「一所懸命やってるってことを見せない
役者になりたいって言いました」

真山さん「玉三郎さん、自然体のようにみえて、ときどき胸倉つかまれて
ひっぱりこまれるときがある、そこですね、ポイントは」

玉三郎さんのお返事は、「どこだかわりませんが、話をずらすわけじゃないけど、
26年前にレミゼみたとき、とにかく素晴らしい声で歌う、毎日これなんだと思って、
毎日ベストな声でお客様に会わなきゃって思います」

話はすこしずれていると思いますが、よくわかります。

〇ロイヤルシェクスピアとコメディーフランセーズとの違い
フランスではコメディーフランセーズの役者はすばらしかった、
とおっしゃる玉三郎さん、「ロイヤルシェクスピアとコメディーフランセーズの違いは?」
と尋ねられて、「強いていうなら、非常に基本的なことがしっかり押さえられていて、
あまり出さずに魂を演じるのがロイヤル、コメディーフランセーズは、
ムードをしっかり出している」
「コメディフランセーズもロイヤルも、すばらしい人は、
どこかに雰囲気がものすごく漂っている」

〇筋のわからない芝居、つまらない芝居でも見てしまう玉三郎さん
「全く筋のわからない芝居を見ていると、役者の持っているものが全部見える」
「つまんないというか、筋がいりくんでわからなければ、
ライティング見てたり、すごい勉強になる」

〇シルク・ドゥ・ソレイユについて
「玉三郎さん、シルク・ドゥ・ソレイユ大好きじゃないですか。
ほとんど全部見てますよね、世界中の」とふられた玉三郎さん、
客席に向かって、「オー」をご覧になった方は挙手していただいて、]
とおっしゃいました。数人の手があがったようでした。
「結構、少なくていらっしゃるんですね」、旅行会社と手を組んでるわけでは
ないけれど、ぜひおすすめ、とのことでした。
「オー」は、あのコンセプト、水と人間、音楽とのかみあいは、
やっぱりすばらしい、と玉三郎さん、きっぱり。

あと、おすすめは「ジャブウオーキー」、と聞こえましたが、
1年前の4月の「今月のコメント」には「ジャバウォーキーズ」とあり、
この表記が正しいようで、検索できます。ブレイクダンスでできている
パフォーマンスで、「白いマスクに帽子かぶっていて、タートルネックで
手袋していて、日本人も黒人も人種もわからない、すごいことやってるのに、
押しつけがましくない、今できたおれたちを見てもらえるだろうかという気分が
残っている、ものすごくナイーブ」とのこと。

5.鼓童について

真山さん、「アメリカで話題になっている日本の公演がある」
と鼓童に話を移しました。

「鼓童ワン・アース・ツアー 2013 ~伝説」は、玉三郎さんによると、
一曲づつの区切りはなくて、おしまいまでつながる構成にして、
最初はプレーヤーに不安もあったようだが、結局どこでも、
スタンディングオベーションと聞いている、いままで、
各シーズンによって違うものを作っていたのが、年に一本、
大きなものを作って、それをアメリカとヨーロッパに持って行ける
という流れができたので、ほっとしている、ということでした。
このツアー、5月にはまた日本に帰ってきますね。
わたしは京都春秋座のチケットは確保しました。

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プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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