めっちゃ感動してまんねん②@「雪」と「海士」と「フィナーレ」

上方花舞台のあと、心だけパリに飛んでっちゃって
感想を書こう書こうと思いながら、今日になってしまいました。

でも、どんなに時が経っても、記憶の糸を手繰る必要はなく
あの日の感動は鮮やかに、今も胸に輝いています

上方花舞台で、玉三郎さんは
地唄舞「雪」と、義太夫「海士」を踊られました。

「雪」は、金丸座の時ともまた印象が違って
不思議ですね、とても長く感じられました。
二番の唄があるのかな、と思っちゃったほど。
雪よりも清らかで、儚くて、消えてしまいそうな
女の恋心は、何回見ても新鮮です。
日本人の私がこうなのですから、初めてご覧になった
パリジャン&パリジェンヌの皆さんの驚きたるや
想像するだけで楽しくなります。

玉三郎さんの「雪」もシネマ歌舞伎になるといいなあ。
海外でもシネマ歌舞伎が上映されたら素敵ですね。

そして、「海士」です今回初めて拝見しました。

舞台美術や衣裳、小道具など究極の色彩美!
玉三郎さんのこだわりの意匠に心奪われました。
舞台美術家の前田剛さんは「情熱大陸」で取材されていた方ですね。
背景の絵が2種類あるのですが、その色調の美しさ(言葉で説明できません)、
情景の変化がとてもドラマティックで、たちまち心は志度の浦へ

亡霊となった母親の情愛が、指の先にまで感じられて
扇をユラユラとはためかせて、最後、波間に消えていくときは
「あー、お願い行かないで。。。」と房前の気持ちになっていました。
母の姿が消えて、しばらく無音。バサッと扇を落した房前が
泣くじゃくるのですが、この無音がスゴイですね
哀しみは限界点に達し、すすり泣く観客たち。

母も子も別れたくないのに。。。これって誰のせい?

うりゃー藤原淡海、出て来んかい~の気分です。
そういえば、このフレーズ、『妹背山婦女庭訓』の時
お三輪ちゃんを泣かせた求女にも言った記憶が

あーそうだ、淡海の世を忍ぶ仮の姿が→求女なんですよね、同一人物じゃん。
どれだけ女を泣かすんじゃい、うりゃーっと

素潜りではないですが、海士が両手をスイースイーと
平泳ぎのようにする姿も拝めて満足でした。
義太夫も素晴らしくて、その歌詞が、海士の唇からも
こぼれているように見えました。もう一度、見たいです。
「海士」が東京でも上演されることを切に願います。

フィナーレでは、玉三郎さんが手ぬぐいを撒いてくださって
やんややんやの大盛り上がりでした
玉三郎さんは、必殺!手裏剣投げで、
水平にシャ―ッと勢いよく投げられるんです。
私は、気持ちは椅子の上にのっかってジャンプしてゲットしたいのに
全身がフリーズしちゃって手も足も出ない状態で。
あー、あー、と横に落ちていく手ぬぐいを見送るだけでしたが
お隣の方が「はい、これ、どうぞ」って分けてくださったんです。
「ええ、いいんですか?」と言うと、「昨日は、玉三郎さん、
投げられなかったんですよ」とおっしゃって。恨めしい顔してたのかな
本当に本当にありがとうございました。家宝といたします

玉三郎さんの着流し&型押し紋の羽織姿がそれは粋でカッコよくて
にこやかな素顔も拝めて、めっちゃ幸せなフィナーレとなりました。

さて、明日のお雛様は磐田公演ですね

帰国されてまだ間がないのに
春満開の「熊野」と「藤娘」を拝見できる幸せ
日本人冥利につきます
また、ご報告いたしますね




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ぜひ、ぜひ、ぜひ!

望再演in東京!!

また玉三郎さんに逢いに行くんですね・・・・・
このぉ~幸せ者~~~!!!!(笑)

はい、おとなしくご報告をお待ちしております。
明日はお仲間と我が家で雛祭りです。
おばさんもお雛様ですの。^^

熱烈熱望!

まるこさん

おばさんだなんて、そんなー
お姉さまですわ。
お仲間とのお雛様、楽しんでくださいませ。

わたしゃ、また玉さんに会いに
e-217e-282e-282e-282
今年は遠征控えめにって、どのくちが言ったんだーe-277
撤回しますー今年も、行って行って行っちゃいますわー。

No title

良かったですね、お隣の方も優しくて、でもその方、連続ご覧になられたんですね、うらやましい。
必殺!手裏剣投げですか!何でも出来ちゃうんですね。
海外でもシネマ歌舞伎上映したら、話題になりますね。

おはようございます。

hitomiさん

そうなんです、お隣の方が女神様に思えました。
一言もお話していなかったのに、はい、とくださって。
きっと、全身で手ぬぐい欲しいオーラを発していたのかも
しれませんね(オーラとは言わないか)

何でもできちゃうんですよ~。
遠くまで、ほいやーっと手裏剣投げされてました。

シネマ歌舞伎を世界中の人たちに
見ていただきたいですね。
そう簡単にはいかないのでしょうけど
でも今こそ、コマンドゥールなど話題性も満点ですからね。

日本に住んでいる幸せをしみじみ感じて
磐田から帰って参りました。

「海士」の吉太朗くん

きのうの「特別舞踊磐田公演」の「熊野」「藤娘」、お天気も最高、舞台も最高でした。

さて、先月の「上方花舞台」の「海士」、呂勢大夫(47)さんと吉太朗(11)くんの出演ということで、楽しみにしていました。
呂勢大夫さんはもちろんのこと、吉太朗くんには、毎度感心させられます。
玉三郎海士を母とわかったあとの吉太朗房前の目の輝き、わかれたあと、ぼうぜんと立ちつくして扇をぱたり、どうするのかと息を殺してみていると、ぐーっと両肩をあげて、いっぱい息を吸いこみ、涙をこらえ、そしてこらえきれず、でも、そこは貴族、片膝をたてて、指先をそろえた片手で顔をかくす静かな動作、緊張の一瞬でした。
玉三郎さんはこの時点ではすっぽんに消えたあとですが、どこかでご覧になっていたでしょうか。

で、四月南座の「歌舞伎鑑賞教室」では、今年は吉太朗くんは吉弥さんと一緒ではなく、ひとりで舞台をつとめます、演ずるは「伴奴」だそうで。吉弥さんは「藤娘」。
2月28日がチケット発売日でしたが、うっかりしていて3月2日にアクセスしたら、初日の一回目はすでに完売! いままでにないことです。しかたなく、二回目にしましたが、初日の初回からと思っていたので、残念なことになってしまいました。

そうでした、そうでした。

京にんじんさん

ありがとうございます。
玉三郎さんのことばかり書いてしまって
吉太朗さんのことも書くつもりが
すっかり忘れちゃってまして
あとになって気がついて、また忘れちゃって。。。

吉太朗さんの堂々とした
風格さえ感じる立ち姿に、あとで年齢を知り驚きました。
大人なのかな、と思ってしまったほど。
母が波間に消えて行ったあとの
あの悲しみの様子が素晴らしかったですね。
いろんな役をいろんな風に見せてくれそうですよね。
これから目が離せませんね。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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