海士@上方花舞台

「上方花舞台」が、いよいよ近づいてまいりました。
待ちに待った玉三郎さんの2013年初舞台です

来週30日31日に、大阪の文楽劇場で行われますが
玉三郎さんは、「口上」と、「三段返花絵草子」の中の
「雪」と「海士」を踊られます。

義太夫の「海士」について、何もわかっていない私は
ただ漠然と、美しく素潜りする玉さんをイメージしていますが(違うだろう)
どんな物語で、どんな歌なのだろう、とちょっとだけ調べてみました。

地唄舞にも「珠取海士」という舞踊がありますが
義太夫の「海士」とは歌詞も違うのですね。
いずれも能の「海士」が元になっている(本行物という)のだそうです。

愛する人(藤原淡海)と息子(藤原房前)のために命を犠牲にして
海底の龍から珠を取り戻した母の愛の物語。

昔むかし、わが国に唐土から三つの宝珠が贈られました。
ところがそのうちの一つ、”面向不背”という玉が讃岐の志渡ヶ浦に棲む
竜宮に取られてしまいました。

藤原淡海公は、その宝を取り戻すべく志渡ヶ浦を訪れたのですが、
(ちゃっかり)海女と恋に落ちて、子供ができました。
淡海公は自分の身元を海女に明かし、海底の龍からその宝を取り戻して欲しいと
(ちゃっかり)頼みます。海女は、淡海の願いと息子の出世のため
果敢に海に潜り龍から玉を(しっかり)取り戻しますが、傷を負い命を落します。

海女の悲願通り、淡海公の世継ぎとなった息子の藤原房前は
亡き母の追善のため讃岐の志渡ヶ浦を訪れます。そこで、
ひとりの海女に出逢いますが、その海女が、海底の龍と戦い、
珠を取り戻した房前の母の様子をまるで見ていたかのように
くわしく房前に話して聞かせます。
それもそのはず、その海女は、母の亡霊だったのです。
息子との再会を果たせて、名残を惜しみつつも、
母は波間に消えていくのでありました…ザッバーン

書きながら、うるうるしてきましたー(涙)

母の亡霊を玉三郎さん、息子の房前を上村吉太朗さん、ですね。


   義太夫「海士」の歌詞がありました。が、
   韻を踏んでいて、悲壮感がないですね
   これは、「海女」の方の歌詞なんでしょうかね。。。。
   またわからなくなってきました。。。

   誰にか見せん 沢辺なる花紫の色深く
   莟を筆とかきつばた 卯の花月に移り移らう枝々の
   花ぞちりちり塵塚に積るけしき面白や
   月雪花を手にふれて いざ慰まん調べかな
   もとより鼓は浪の音 千里もひびくさっささざ浪
   女浪男浪が打寄せ打寄せ いがい立つ浪高浪四海波
   サテどうどうどう 磯うつ浪にゆられもまれて
   さらりさら さらさらさら 松の嵐か
   月の出汐に雲が追出て 出てくるくる くるくるくる
   うつや調べの拍子につれて面白や
   汐馴れ衣身に添へて 唐へも運ぶ磯の浪
   汐の満干にかるまでもなし 沖に漂ふ磯千烏
   思ひしことは仇し野の 露と消えんと思ひしに
   ふしぎの縁に逢ひそめし 粋はさうしたものかいな
   それでもあんまりつんつんな エエ憎てらしい顔わいな
   夕べも今宵もひぞらんす 口説しかけて去なうでな
   アレまたわしを泣かそでな どうでもかうでも去なしゃせぬ
   いまは二人が吸付け煙草 きせるの煙立ちのぼる
   わしが思ひは富士浅間 のぼりつめては上もなき
   汐の干潟にな ひとり鮑の片思ひ 浪のよるよるもナ浮名を流す
   サイナサイナ そこの心はあさり貝

   義太夫「海士」がこちらで聴けますが、さて。
   http://www.youtube.com/watch?v=N9ig2Il2NiM
 
   地唄「海士」の歌詞ですが、やっぱり、こっちですよね。。。

   よしや行方はいずくとも 定め無き世や浮き雲の 
   はれぬ心や黒髪の 乱れて今朝はものをこそ 
   思い重ぬる八重一重 九重の空ほのぼのと明石の浦の浦浪に 
   たち隔て来し故郷の 恋しさ今さらに 花も紅葉もつき雪も 
   なれし都をいかでかは 浮かれ出でなん事もや 
   いつか嵐の風に誘われて 夢か現かたどりゆく 
   迷い狂いて讃岐潟しどけなり振り志度の浦   
   万戸将軍といいし方 面向不背の珠を竜宮へ取られしが 
   大職冠は御身をやつ し賤しき海士の磯枕 
   妹背言葉に末かけて 女の命捨て小舟 
   一つの利剣を抜きもって かの海底に飛びいれば 
   空は一つに雲の波 煙の波をしのぎつつ 
   海満々と分け入りて 直下と見れども底もなく 
   取り得んことは不定なり 我は別れてはや行く水の 
   浪のあなたに我が子やあるらん 父大臣もおわすらんと 
   涙にくれていたりしが また思い切りて手を合わせ 
   南無や志度寺の観音薩埵の 力を合わせてたび給えとて 
   大悲の利剣を額にあて 竜宮の中に飛びいれば 
   左右へぱっとぞ退いたりける その隙に 宝珠を盗み取って 
   逃げんとすれば守護神追いかく かねて企みし事なれば 
   もちたる剣を取り直し 乳の下をかき切り 
   珠を押し込め剣を捨ててぞ伏したりける 
   竜宮のならいに死人を忌めば あたりに近づく悪竜なし 
   約束の縄を動かせば 人々喜び引き上げたりけり 
   珠は知らずあま人は海上に浮かび出でにけり

   よくわかっていないまま、の私ですが
   美しく素潜りする玉さん、じゃなくて、
   海よりも深い海士の愛に思いを馳せつつ。
   来週を楽しみにしています     

   こちらの記事でみなさんに教えていただいていましたね。
   http://banbanzai777.blog76.fc2.com/blog-entry-621.html#cm
   

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亡霊^^

そういうお役が綺麗なんですよね。
この世には生きていない魂。
みなさん、きっと魂抜かれます。^^

越後は荒れています。
暴風雪~~~~~~!!!

ぼーれいー

まるこさん

魂抜かれに行ってきますわ。
帰りはヨレヨレですわ。きっと。

ぼーれいもですけど
「口上」の玉三郎さんに会えるのも嬉しいです。
上方花舞台とはどんな舞台なのか
その実態もよくわからっていませんが
とにかく行ってきまーす。

暴風雪がすごいんですねe-305
前が見えない感じですよね。うーぶるぶる。
どうかどうか気をつけて外出してください。

義太夫?

チラシを見ると「義太夫『海士』」となっていたので、義太夫のほうでしょうか。文楽の大夫・三味線との共演です。京にんじんさんイチ押しの呂勢大夫さんが語られます(他2名いらっしゃいますが)。

タカラヅカの大空祐飛さんはこれが退団後初めての公演だそうで、ロビーは玉さまファン、タカラヅカファン、日本舞踊の方々と賑やかで華やかになりそうです。

大阪のごはん

おとらさん

昨年の松竹座についで文楽劇場と
このところ玉さんで大阪づいていますが
おとらさんのブログで大阪のごはんをいろいろ
紹介してくださっているのを発見!
とても参考になります。
私は、右も左も上も下も大阪のことは
わからないので路線図を見ながら、
このお店はこの駅か、などなど
路線図を見ながら楽しんでいます。
日本橋界隈の様子もお知らせくださったので
なんばでごはんを食べた方がいいのかなあ、とか。
でも時間があまりないので途中下車できるかどうか。。。
心斎橋はデパートがあるんですよね。

義太夫なんですよね、海士。
でも歌詞を見るとルンルンしていて
どーも内容違うんですよね、義太夫だと。
そこからわけわからなくなってきて
ま、出たとこ勝負で(勝負する必要なし)
楽しんできたいと思います。

そうですね、きっと宝塚のファンの方もいっぱいで
華やかなロビーになりますね。おもしろい舞台ですよね。
おとらさんにお会いできるかな。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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