戯曲のいのち。

赤坂Actシアターで絶賛上演中の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。

すでにウン回も、行っちゃっているので、もう黙ってよーって
思っていたんですけど、黙っていられませんのです。

今日またしても、とっても感動してしまったのです。

見れば見るほど、今まで笑っていなかったところで笑ったり、
思いがけないところでボロボロ泣いてしまいまして
見るたびに新鮮なんですよね。毎回、みずみずしいんです。

お芝居を見ながら思ったことは、
42年前に書かれた有吉佐和子さんの戯曲が、今もなお
ドックンドックンと脈打って、目の前で生き続けていることが
すごいことだなあぁ、って。

こんなにおもしろい戯曲を書いた有吉さんも凄いですし
それを演じ続けて今この時代にお園さんを生きている玉三郎さんも凄い。
その双方の凄さを、今日、ひしと肌身で感じてしまったのです。
運命の出逢いですね。それを観ることができたことも。

この間、拝見したときも、藤吉どんとお園さんの対話がいいなあ、と思い
しみじみしたのですが、今日はさらにその深みにはまってしまって、
ボロ泣きになっちゃいました。これも予想外。二人の話を聞きながら
亀遊さんの顔が浮かんできて、その次に、母とかおばあちゃんとかに思いがいって
日本のそれぞれの時代を生き抜いてきた女の人生を思いながら
泣きモードになってしまったんですよね。
見れば見るほど、大きな物語だなあと感じます。

あと、チーム「ふるあめりか」としての、
ご出演のみなさんの面白度数がさらにアップしているのを感じました。
ふとした台詞や、ちょっとしたところで、ワッと客席が沸いているんですよね。

終演後のロビーでは、出てきたお客さんたちがそれぞれに話しているのが
いつも聞こえてくるのです。

「どんなに悲劇かと思ったら、あんなに楽しいなんてねえ」

「玉三郎さんは台詞を言ってるのかアドリブなのかわからないくらい
自然だったわねえ」

「おもしろかったねーーー」

「やっぱり、あの人、きれいよねえ、玉三郎さん」

そして、帰り道、BizTowerの地下を歩いていたら
目の前に、藤吉どんが仮面ライダーばりのブーツを履いて
スタスタと歩いていらっしゃいました。
「おー、藤吉どん!感動しましたぜぃー!」と声をかけたかったのですが
スタスタと大股で歩いていらしたので追いつけませんでした。

心配されていたお園さんの咳は、大丈夫でしたよー。安心いたしました。
もう残すところあと5日なんですね。淋しいなあ。(で、まだ行くの?)



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チーム「ふるあめりか」

観劇レポートありがとうございます。

チーム「ふるあめりか」のパワーアップ、わたしも、9日に見たとき、感じました。ひとりひとりが生き生きしていると思いました。
5月の御園座、南座に続いて出演の方も多くて、その分、チームワークもよくなっているのでしょう。

戯画化していても、リアルで、演じ甲斐もあるのではないでしょうか。
思誠塾の面々の書き分けもうまくて、時勢が見えている岡田さん、松本さん、若くて、その分、思慮深いとはいえない多賀谷、飯塚(呼び捨て)、皮肉屋の小山さん、面白いです。

玉三郎さんのセリフは、原作の戯曲とは違っていますね。上演台本はアレンジしてあるのでしょうか。
はっきり違うのは、三味線の調子。
玉三郎さん、「ふるあめりか」をいつも「二上り」とおっしゃいますが、原作では、「三下り」となっています。わたしにはさっぱりわからないのですが、まるこさんなら、おわかりなのでしょうね。よろしければ、ご教示を。

土日に拝見する予定です。楽しみです。

熱い舞台

京にんじんさん

いよっ、待ってました!
コメントありがとうございます。

そうですよね、ひとりひとりが生き生きとしていて
舞台全体の熱が上がっているように思いました。
お園さんの笑いのツボと同じように
みなさんがツボを押してくださるというか。
ひとことひとことに、ついつい笑っちゃいます。

イリウス団さんは、一日一本、葉巻を吸うのだな、なんて。
でも、あの葉巻の香りが「あめりか」なんだなって
鼻で、実感しております。
この間は、ボッと燃えちゃって、火の付き方も
その日によっていろいろなんだな、と眺めていました。

御園座で、多賀谷役の坂東巧一さんを拝見したとき
すごくいいなーっと思ったんですよね。
何かが変わったというか。今回もますます良くて
巧一さんブラヴォーです。

「二上がり」は私も気になっていました。
どこが上がるんだろう、って。左手を見たりして。
原作では三下りなんですか。下がっちゃうわけですか。
でも、あの「二上がりだから」って言うときのお園さん
かっこいいですよね。まるこさん~ご教示お願いいたします。

あと、お園さん、「なんしろ」ってよく言いますが
私の江戸っ子の友達もよく「なんしろ」って言うので
江戸言葉なのかなって思って聞いていましたが
調べてみてもよくわからないんですよね。
それとお園さんがやっぱりよく「〇〇という段じゃ、ありませんよー」って
言いますが、あれも独特の言い回しですね。
段=レベルってことなんですよね。
当時の言葉づかいも楽しめる「ふるあめりか」ですね。

調子

本調子を基本にすると、二上がりは二の糸を一音上げる。三下がりは三の糸を一音下げる。

最初の音合わせで分かると思います。
分からなかったら・・・泣?笑?

あと四つ。^^

一音

まるこさん

二上がりの「二」は、「二の糸」だったのですね。
わけもわからず二つ音が上がるのかなと思っていました。

三下りは「三の糸」なんですね。なるほど納得。

こんな「二上がり」映像をめっけました。
http://www.youtube.com/watch?v=AjHHnR3u3ag

ほとんど楽

桔梗さん何百回v-237も見に行って感動を更新し、その素晴らしい感性での表現でますます磨きがかかってるチームふるあめの様子がよーーーーく分かりました
京にんじんさんのレポもありがとうです

私の義妹と友人も見に行って感動したとそれぞれメールで知らせてくれました

まるこさん上がり下がりの説明有難うございます、結局・・・調子が変わるってこと?短調とか長調とかそれとも音程が変わる?ソプラノ用アルト用とか?
でもお園さんは あの曲は二上がり と言うから調子の事かしら?

とにかく色々楽しみv-238
いよいよ ほとんど楽が近づいてきました
私の赤坂は♪赤坂の夜ぅ~です、皆様のレポを基に百倍楽しんで来ますね一発勝負だから・・・・・

転調^^

曲の途中で調子が変わることがしばしばあります。
ムジコさんのおっしゃる通り転調です。

今練習している「京鹿子娘道成寺」は三下がりで始まり、途中二上がりになって、また三下がりに戻って終わります。
ですから、二上がりのところから、とか、三下がりのところから練習、ということもあります。
一般的に本調子は格調(勧進帳とか老松など)、二上がりは華やか(越後獅子とか俄獅子など)、三下がりは艶とか色気と言われます。
もちろん、全部がそうじゃないでしょうけど、そういう感じはあります。

長唄を聞くとき、この調子は?なんて考えると楽しいかも。^^

もうすぐですね

ムジコさん

ほんとに感動が更新に次ぐ更新で
自分でも驚いています。
大きくて、深い、物語ですね。
3か月公演じゃなくて良かった。
(仕事なくなっちゃう)

ムジコさんはもうすぐですね。
私も昨日見たお友達からすぐにメールが来て
すごくよかった!たのしかった!と喜んでいました。

ちょうど昨夜、三味線やってる友達から電話があったので
「ねえ、二上がりってなに?」と聞いたら
ドレミで言うと、
三味線の一本目の糸が「シ」二本目の糸が「ミ」三本目の糸が「シ」のところが
二上がりだと「シ」「ファ」「シ」になり二本目が一音上がるってことだそうです。
三下がりだと「シ」「ミ」「ラ」になるってことだそうで
「ふるあめりか」のようなシンプルな曲調だと
二上がりでも、三下がりでも、どちらでもできると言ってました。
玉さんが原作の三下がりではなく二上がりにしたのは
何か理由があるのでしょうかね。二上がりの方が語呂がいいかな。
聞いてみたいですね。

一発勝負!鼻血出ちゃうかもームジコさんー。

調弦

まるこさん

最初の調弦のときに
二上がりモードか三下がりモードか、
自分で音を調整するってわけなんですね。

玉三郎さんが調弦(というのでしょうか)
している時から、もう粋なんですよねえ。
ターン、ターン、ターン、って弾きながら。
「ふーるー」ってね。

私にはできまへん。
私の二上がりは、二日酔いでテンション二上がり↑
三日酔いでテンション三下がり↓
くらいですわー。色気も艶もありませんわー。

行ってきました赤坂の夜

しっとり夜の赤坂で雨にびっしょり濡れてきました 
えっ大雨は昨晩 いえいえお園さんの岩亀楼でです
さすがチームふるあめ 自然な感じでお芝居がひろがっていました
壇れいさん可愛かったです、今までの亀遊さんで一番に良かった ねv-290

まるこさーーーんv-433おかげさまで二上がり 分かりました お園さんペンペンペンと調弦して音上げてました (^o^)/ そしてまた華やかになる前にペンペンと下げ・・・・なるほどぉ 今までは何をどう変えてるのか分からなかったので 百倍楽しめましたよぅe-319
三味線の開放弦の3音は 阿古屋の“三味線止めぇ” の後にペンペンと奏でるあれですね?
しかしこれだけのバリエーションで様々は曲を演奏する日本の楽曲ってすごいですねぇ

ところで、収録のカメラが入ってました TV放送期待できるか?

それと これはもう速報ではないのかもしれませんが来年7月にアマテラスをACTシアターで上演するそうですね、入場の際に配られる袋にチラシが入っていました

赤坂でびしょ濡れ~

ムジコさん

ついにとうとう赤坂の夜~♪
行っていらしたのですね。
おめでとうごさいます!!!

チーム「ふるあめりか」絶好調ですね。
二上がりも堪能されましたね。
テレビカメラが入っていたということは
期待しちゃいますね。TBSでノーカット版で
やっていただけたら嬉しいですよね。

そうそうアマテラスのこと書きたいと思っていました。
一か月公演なんですよね、やったー。
今からとても楽しみです。

さてと、明日、いよいよ千穐楽ですね。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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