「美の最高峰 夢の競演 坂東玉三郎×壇れい」
昨日、放送されましたTBSの特別番組、
「美の最高峰
夢の競演 坂東玉三郎×壇れい」は、
関東エリアだけの放送だったようです。
葵どんさんから内容が知りたい、とのリクエストがありましたので
こちらで、ざっくりとご紹介いたします。
まず、冒頭で、玉三郎さんの人間国宝の記者会見が流れて
次に、玉三郎さんへのインタビューでは、淡いグレイの麻のジャケットに
白いシャツの爽やかスッキリ笑顔の玉さんが印象的です。
玉三郎さん:
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」っていう現代戯曲は特別なものだと思うんです。
何度やっても新鮮です。いい戯曲ってのは、そういうもんだと思います。」
「僕って、意外とひょうきんな人なんですよ。今はこの年齢で、この立場で、
すごく深遠そうな、怖そうなイメージがあるのかもしれませんけど、
実はすごくひょうきんな人で、たまたま喜劇役者として生きてこなかったので
そういうイメージつけられちゃったんですけど、実はふざけたい人なんですよ意外と」
「楽しめるところっつたら、笑える所、笑いながらどうにもならない人生観ってところに
到達するところが、この芝居のおもしろい所じゃないでしょうか。
笑いながら深刻に考えて」(にこやか笑顔の玉さんです)
←私 玉三郎さんが喜劇役者だったら面白かったですね。ひょうきんなところは、
意外とじゃなくって、よーく、わかりますよねー。ふざけたい人ってのも、わかりますね。
どんどんふざけて欲しいです。人間国宝だけど。
檀さんの亀遊のポスター撮影で、玉三郎さんがディレクションを。
役になりきるための細かな指示が!
玉三郎さん:
「あごをちょっと引いて。それで感情を入れてごらんなさい。
もう、こちらの人から買われて悲しいのね。そう!それで表情ついた。息を吸って、
吐いて吸って(両手を胸の上に上げながら)。柔らかく、やさしく、そう、
そうそうそうそう、それよそれ。(壇さんの儚げで、色っぽい表情)
檀さんは、
「玉三郎さんの感性みたいなものに触れられたことが楽しかったですし、その言葉で
どんどん自分が解き放たれていくのもすごく楽しかったです。
玉三郎さんが持っていらっしゃる感性だったり、舞台人としての在り方だったり、
感じることはすべて吸収していきたいなって」
玉さんの「ごらんなさい」がいいですね。私も、こちらの人から買われて悲しいのね、って言われたつもりで、
ひとりで演技してみたんですけど(なにやってんねん)とてもできません。表情をつくるって難しー。
玉三郎さんと、壇れいさんと、松田悟志さんのお稽古風景もありました。
みなさん、お着物姿で、玉三郎さんから、台詞の心を教わっている檀さん。
演出家の斉藤さん曰く
「衣裳から鬘から演技術も含めて、すべて理解していらっしゃるという意味で、
最強の演出家だと僕は思っています。」
二流芸者に見せる衣裳へのこだわりや鬘を5つも使い分けていること。
特に、生え際が、役のいのち。そこで決まるから、すごく大事にしている、そうです。
で、お二人の対談がありました。玉さんは黒いクシュクシュっとした生地の
ジャケットに白いワイシャツ、グレイのドット柄のネクタイにワークパンツです。
プロのこだわりについて
檀さん
「お芝居をする上では、一番は、心を動かしたいなと思います。
年数が経つと自分のやり方ができて心が動いてない、そういう風にはなりたくない」
玉さん
「いわゆる、だから新鮮でいるってこと。でもちろん、いい相手役と長い間、
芝居するのもいいけれどときどきは違った組み合わせで自分が新鮮になることも
大事だなって思いますね。やっぱり、もちろんいい芝居をする、
それから美しくならなければならない。しかし、来てくださるお客さまに対する
作法を間違えないってことが専門家としてのこだわりだと思う。
アマチュアだったら自分でやればいいし、 楽しければいいんだけど、
そこだと思います。」
檀さん
「お稽古のとき、玉三郎さんは、私のことをすごく見てますよね。
凄く遠い存在の雲の上の方だって思っていたんですけど、自分のお芝居をされていても、
ここで私のことを感じていらっさるんだな」
玉さん
「みなさん、そういう遠い存在だって風に思っていらっしゃるんでしょうけど、
僕にはまったくそういう意識は無くて、緊張されると嫌われているんじゃないかって
被害妄想があるのね。わかるでしょう。そうするとね、緊張してそばにいると、
ほんとはそばに来たくないんじゃないかな、っていつもそう被害妄想があるんです。
だから誤解しちゃって、僕のこと嫌いなんだなってそのまま過ぎてっちゃうことがある」
壇さん「私は大好きです」
玉さん、すごく嬉しそうに「ありがとうございます」
玉さんの前で緊張するのは、好きだから緊張しちゃうんですよね。
玉さんのことが大好きだからですよー私も大好きです
(聞いてないよ)
というわけで、檀さんは、終始、真剣モード。
「ふるあめりか」への意気込みが、伝わってきました。
玉さんは、檀さんを立てて、お話を聞き役になって
「うーん、そうそう」と、受けていらっしゃいました。
9月28日から赤坂アクトシアターで始まる「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が
たのしみでんな~(なぜか大阪弁です。明日、松竹座へ行くもんで
)
「美の最高峰

関東エリアだけの放送だったようです。
葵どんさんから内容が知りたい、とのリクエストがありましたので
こちらで、ざっくりとご紹介いたします。
まず、冒頭で、玉三郎さんの人間国宝の記者会見が流れて
次に、玉三郎さんへのインタビューでは、淡いグレイの麻のジャケットに
白いシャツの爽やかスッキリ笑顔の玉さんが印象的です。
玉三郎さん:
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」っていう現代戯曲は特別なものだと思うんです。
何度やっても新鮮です。いい戯曲ってのは、そういうもんだと思います。」
「僕って、意外とひょうきんな人なんですよ。今はこの年齢で、この立場で、
すごく深遠そうな、怖そうなイメージがあるのかもしれませんけど、
実はすごくひょうきんな人で、たまたま喜劇役者として生きてこなかったので
そういうイメージつけられちゃったんですけど、実はふざけたい人なんですよ意外と」
「楽しめるところっつたら、笑える所、笑いながらどうにもならない人生観ってところに
到達するところが、この芝居のおもしろい所じゃないでしょうか。
笑いながら深刻に考えて」(にこやか笑顔の玉さんです)

意外とじゃなくって、よーく、わかりますよねー。ふざけたい人ってのも、わかりますね。
どんどんふざけて欲しいです。人間国宝だけど。
檀さんの亀遊のポスター撮影で、玉三郎さんがディレクションを。
役になりきるための細かな指示が!
玉三郎さん:
「あごをちょっと引いて。それで感情を入れてごらんなさい。
もう、こちらの人から買われて悲しいのね。そう!それで表情ついた。息を吸って、
吐いて吸って(両手を胸の上に上げながら)。柔らかく、やさしく、そう、
そうそうそうそう、それよそれ。(壇さんの儚げで、色っぽい表情)
檀さんは、
「玉三郎さんの感性みたいなものに触れられたことが楽しかったですし、その言葉で
どんどん自分が解き放たれていくのもすごく楽しかったです。
玉三郎さんが持っていらっしゃる感性だったり、舞台人としての在り方だったり、
感じることはすべて吸収していきたいなって」

ひとりで演技してみたんですけど(なにやってんねん)とてもできません。表情をつくるって難しー。
玉三郎さんと、壇れいさんと、松田悟志さんのお稽古風景もありました。
みなさん、お着物姿で、玉三郎さんから、台詞の心を教わっている檀さん。
演出家の斉藤さん曰く
「衣裳から鬘から演技術も含めて、すべて理解していらっしゃるという意味で、
最強の演出家だと僕は思っています。」
二流芸者に見せる衣裳へのこだわりや鬘を5つも使い分けていること。
特に、生え際が、役のいのち。そこで決まるから、すごく大事にしている、そうです。
で、お二人の対談がありました。玉さんは黒いクシュクシュっとした生地の
ジャケットに白いワイシャツ、グレイのドット柄のネクタイにワークパンツです。
プロのこだわりについて
檀さん
「お芝居をする上では、一番は、心を動かしたいなと思います。
年数が経つと自分のやり方ができて心が動いてない、そういう風にはなりたくない」
玉さん
「いわゆる、だから新鮮でいるってこと。でもちろん、いい相手役と長い間、
芝居するのもいいけれどときどきは違った組み合わせで自分が新鮮になることも
大事だなって思いますね。やっぱり、もちろんいい芝居をする、
それから美しくならなければならない。しかし、来てくださるお客さまに対する
作法を間違えないってことが専門家としてのこだわりだと思う。
アマチュアだったら自分でやればいいし、 楽しければいいんだけど、
そこだと思います。」
檀さん
「お稽古のとき、玉三郎さんは、私のことをすごく見てますよね。
凄く遠い存在の雲の上の方だって思っていたんですけど、自分のお芝居をされていても、
ここで私のことを感じていらっさるんだな」
玉さん
「みなさん、そういう遠い存在だって風に思っていらっしゃるんでしょうけど、
僕にはまったくそういう意識は無くて、緊張されると嫌われているんじゃないかって
被害妄想があるのね。わかるでしょう。そうするとね、緊張してそばにいると、
ほんとはそばに来たくないんじゃないかな、っていつもそう被害妄想があるんです。
だから誤解しちゃって、僕のこと嫌いなんだなってそのまま過ぎてっちゃうことがある」
壇さん「私は大好きです」
玉さん、すごく嬉しそうに「ありがとうございます」

玉さんのことが大好きだからですよー私も大好きです

というわけで、檀さんは、終始、真剣モード。
「ふるあめりか」への意気込みが、伝わってきました。
玉さんは、檀さんを立てて、お話を聞き役になって
「うーん、そうそう」と、受けていらっしゃいました。
9月28日から赤坂アクトシアターで始まる「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が
たのしみでんな~(なぜか大阪弁です。明日、松竹座へ行くもんで
