琳派展座談会 その2「抱一は左利きだったんじゃない?」玉さん説

抱一の絵の筆の流れを読み取る、
玉三郎さんの観点がとてもユニークで
そのお話が面白かったんです。

そのひとつが、
「酒井抱一は左利きだったんじゃないの?』説。

「僕は左ぎっちょなんですけど、自分で化粧したり
サインをしたりしているうちに左手だと左に線が抜けていくんですね。
抱一の絵をじーっと見ていて 筆先はどうなのかなと見ているうちに
全部左へサッーっときれいに抜けていくんですね。
右にはどうしてもいかない」というようなことをおっしゃって。

スライドで抱一の絵の筆の流れを、あやめの葉っぱの
先がどっちへ抜けているか、などなど見ていったんです。
確かに右へは抜けていない、左にサーッと抜けている。
「抱一は左ぎっちょだったって論文はないの?」って
玉さんが聞いたら、今のところないけれども、
その観点が、専門家の見方とは違っていて独特で
細見さんもショックだった、とおっしゃっていました。

さらに、玉さんは
「本物と,本物でないものは、筆づかいでわかる」と。
筆づかいがどうであるか、ということが非常に大事で
筆づかいにその時の人生、描いている人の魂が映る、と。

牡丹亭のドキュメンタリーでも
梅蘭芳の杜麗嬢の写真を見ている時に
「この写真を見て、どういう心持ちでこういう形になっているのか
それを読み取れなくちゃ、女形はやれない」というようなことを
おっしゃっていましたよね。

玉三郎さんの見方は、
すごく自由で、ユニークで、そして鋭いんですね。
描いている人の魂まで読み取って
その絵の本質をいっぺんに見抜いてしまう。
玉三郎さんの感受性。

身体も柔らかいですが
心も柔らかですよね。


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確かに・・・

右利きの筆は右流れは自然です。左流れは力が入りますね。
なるほど、左利きは反対だから・・・
すごい!!
ものの見方が多面体。いいなぁ、そういう人大好き。^^

たくましい感受性!

まるこさん

かなり自信たっぷりに
抱一左利き説を唱えていらっしゃいましたよ。
玉さんが論文を書いたら面白いでしょうね。
きっと、最後は演劇論になっていたりして。

演劇論

玉三郎さんの演劇論をゆっくり聞いてみたいですよね、桔梗さん。(笑)
そのうちそういう機会があるかも。^^

いよいよ明日は玉三郎さんに会いに行きます。
たっぷりと酔い痴れてきます。

わたしは桔梗さんのように舞台の感想が書けません。いつも玉三郎さんだけに酔ってしまう。そこに仁左衛門さんが入ると、もっと酔っ払います。今回もどっぷり深酔いの予感・・・・・(^^ヾ

どっぷり

まるこさん
明日、いらっしゃるんですね!
今日は、すでにお休みでしょうね。
たっぷり、どっぷり、酔っぱらってきてください。
お誕生日の玉さんは
きっとさらに輝いていることでしょうね。
私も、あさって、60歳と一日目の
玉さんに逢いに行ってきます。
感想をお待ちいたしておりまするよ!
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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