ガルボの毛皮とバスローブ

1932年製作のアメリカ映画「グランド ホテル」のDVDを借りてきました。

”動くガルボさん”を初めて拝見、当時27歳。
やっぱり雰囲気があるなあ、そしてチャーミング。
かなり長身だったのですね。声が、いいなあと思いました。

映画では、グランドホテルに滞在する客たちの人間模様が
同時進行で描かれているのですが、とてもわかりやすく
シンプルなストーリーなので構えないで見ていられました。

ファッションが素敵ですね。今よりも格段にお洒落な感じ。
ドレスのデザインや帽子のかぶり方など実にロマンティック。

ガルボは毛皮が似合いますね。とても優雅に着こなしています。
一方で、ホテルの部屋の中で着ている、シルクのバスローブが
テロテロなめらかで心地良さそうで、あーいいなあ、と。
アンニュイでセクシーで、なおかつ気品があるのです。
あーいうの、着てみたいなー(言うのは自由ですけどー)

照明といい、白黒の陰影といい、昔の映画には
ロマンがいっぱい詰まっていますね。
ジョン・バリモアが演じる「男爵」にも惚れ惚れ。
昔も今も、人生の縮図はそうそう変わらないな、と思いながら
やはり”動くガルボさん”に目を奪われました。

もう一人の主演女優ジョーン・クロフォードも綺麗ですが
ガルボとは対象的ですね。硬質な感じで、心くすぐられ度が低いです。

「アンナ クリスティ」や「アンナ カレニナ」、「肉体と悪魔」、
「ニノチカ」など、もっと“動くガルボさん”が観たくなりました。

“動かないガルボさん”=写真がたくさん掲載されている本を見つけました。
「グレタ・ガルボ マレーネ・ディートリッヒ 
世紀の伝説 きらめく不滅の妖星」

この中で、淀川長治さんが「グランド ホテル」の
主演女優二人のエピソードを綴っています。

撮影第一日目。初めて顔を合わせたガルボとクロフォード。
クロフォードが「はじめまして、こんにちは」としなやかに挨拶をすると
ガルボは、腕を組んだまま「ご苦労さま」とポツリと返事。クロフォードは
これでカンカンになって、役を降りるとごねて、結局、二人が一つの画面に
現れるシーンがワンカットもない、という映画になったのだそう。
そういえば、二人一緒のシーンはありませんでした。でも違和感もなかったです。
映画以上に激しい女の情念のぶつかりあいが、あったわけですね。いかにも、ですね。

ほかに小森和子さん、植草甚一さんなど数人が
ガルボとディートリヒについて綴っているこの本、
二人の写真がたくさん見られて楽しいです。

シネアルバム12「グレタ・ガルボ マレーネ・ディートリッヒ 
世紀の伝説 きらめく不滅の妖星」 芳賀書店








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ハリウッド

ハリウッドがハリウッドだった頃。
スターは本当に雲の上の、手の届かない☆星★でした。^^
数多の伝説も煌めいていたように思います。

子供の頃の記憶がだんだん蘇ってきます。
玉三郎さんと同じ時代の楽しい、楽しい記憶。^^


キラキラ

まるこさん

ガルボも、スターなのですね。
いつも、キラリとした独特の空気が
全身に取り巻いているような。

近づきがたい存在感。

玉三郎さんにも、そういう
スターの存在感、ありますよね。
でもおしゃべりすると可愛い~~♫ですね。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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