花も雪も払へば清き袂かな

明日29日(火)は、名古屋の御園座で、
玉三郎さんの特別舞踊公演が行われます。

3演目のうちのひとつ、地唄舞「雪」について、
玉三郎さんご自身が「玉三郎の邦楽ジョッキー」の中で語っていらっしゃいます。
1977年に出版された同名の本より抜粋させていただきます。

「この地唄の『雪』の曲の内容は、恋慕っている男性に捨てられた女の人が、
浮き世を捨ててしまって尼になった心境をうたったものなんですけれども
まあそれより、しんみりとした美しい旋律がとてもいいんですね。

この曲のはじめの「花も雪も払へば清き袂かな」、という言葉、
現代風に訳すことは難しいんですけどれども、実に悟りきった心境だと思います。

こうやって毎日毎日生活していると、いろんなことがありますけれども
わたくしは、たまに心がいらいらしてしまったり、本当にいやなになって
しまったりすることがあります。そんな時にわたくしは、この『雪』を四チャンネルの
ステレオにかけて、部屋中にしんみり響かせると、そんな浮き世のごちゃごちゃしたことは
どうでもいいんじゃないか、っていう気になるんですね。

わたくしにとっては、この『雪』を部屋の中でしんみり聞くっていうのは、
そんなことに似た心境かもしれません。
『雪』の旋律の美しさ、透明感、全曲を通して聞いているうちに、
何だか神様の前で自分の心が洗い流されているような気がします。」

と、ありました。

いま、御園座のチケットが手元にないことを悔やんでいます。

空元気でもいいから出さなくちゃと思いながら、心がざわざわする日々。
あ~、玉三郎さんの『雪』を、見たい、聞きたい、感じたいです。


 『雪』 

花も雪も 払えば清き袂(たもと)かな 
ほんに昔のむかしのことよ 
わが待つ人も吾を待ちけん 
鴛鴦(おし)の雄鳥にもの思ひ
羽の凍る衾(ふすま)に鳴く音もさぞな 
さなきだに心も遠き夜半の鐘 
聞くも淋しき独り寝の 
枕に響く霰(あられ)の音も 
もしやといっそせきかねて 
落つる涙のつららより 
辛き命は惜しからねども 
恋しき人は罪深く 
思わぬことの悲しさに 
捨てた憂き  捨てた浮き世の 
山かづら


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清き袂かな

西のお座敷舞からの地唄。畳一畳で踊られるこの曲「雪」。前歌舞伎座の大舞台で踊られた方は、玉さまを含め、三名だけです。その歌舞伎座の時には、ある方へのご供養の意味がございました
本当に、魂が洗われる良い詞に最高の舞でした。
恋の縁だけではなく、何か人間としての縁までをも感じさせますね。
私は、大好きな演目で、康楽館公演に遠征する予定だった為、明日の名古屋御園座公演は、手配しておりませんでした。

「雪月花」を連想される三演目。やはり地震の犠牲者への鎮魂と避難者へのパワーになりますように。
また踊ってくださると思いますが、明日観劇される方がいらっしゃいましたら、レポを宜しくお願い致します。

そうですよね

小紫さん

おっしゃるように、恋だけでなく
人と人の深い縁を感じる曲ですね。

ほぼ上半身だけ、傘の動きで
哀惜の情を繊細に表現される玉三郎さんの舞い。

「雪」というタイトルも究極ですが
その洗練された動きに、圧倒されますね。

康楽館は残念でしたね。
でもきっとまた機会はありますよね。

明日は、京にんじんさん改め
「白黒抹茶あがり珈琲柚子桜にんじんさん」
(長い!青柳ういろう昔のCMより)が
御園座へいらっしゃいます。
ご報告を楽しみに待ちたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

楽しみに

お~遠征キャイーンこと「白黒まっ茶あがり珈琲柚子さくらにんじんさん」(長っ、しかし美味しそう)、明日いらっしゃるのですね(^.^)

特に、名古屋でのご出演は、あまりないので、レポ、楽しみに致しております~(^O^)

昔、昔のその昔。(子供のころ)
武原はんさんの舞いを観たような・・・・・もちろん、テレビですけど。

今回の三演目は、すっごく観たい演目でした。ものすごく観たかった。
ういろうにんじんさん、熱いレポートお願いします。^^

美味しそう

小紫さん

いろんな味で、ヨダレが出ちゃう。。。

玉さんの名古屋は、珍しいのですね。
これも歌舞伎座解体効果ということで、
プラスに考えるといいのですね。

それがそれが、
前々回のブログ記事で
「京にんじんさんのご意向で、、」と書くところを
「京にんじんのご意向で、、」と書いてしまっていたことに
今、気がつきまして、すみません!!!冷や汗です。

この場を借りて、京にんじんさんに、
お詫び申し上げます。
本当にすみませんでした~ひどい間違いです。
ごめんなさい。

すごい

まるこさん

テレビとはいえ、
リアルタイムで、武原はんさんの「雪」を
ご覧になられたなんてすごい。

確か映画の「書かれた顔」の中で
はんさんが「雪」を舞うシーンがありましたよね。
お宝映像ですね。

私も、ますます
すっごーく拝見したい気持ちが
高まっています。

白黒抹茶あがり珈琲ゆず桜にんじんさん
お気をつけて行ってらしてください。
ご報告をば、楽しみにしています!

「書かれた顔」

そういえば、「書かれた顔」見ました。と言っても、ほとんど“忘却のかなた”なんですが。

私はもともと新劇(って古い!)からお芝居鑑賞の世界に入り、特に文学座のファンで、当然のことながら杉村春子さんのファンで、その杉村春子さんのことを玉さまがすごく尊敬していらっしゃることを知って、何だかとても嬉しくなりました。

杉村春子さんの「振るあめりか」も「牡丹灯篭」も見ました。←ぷち自慢です。

文学座の支持会(ファンクラブ)にも入り、茶話会に行き、杉村春子さんと握手をし、サインもいただきました。でもこれって高校生の時のことで、我ながら渋い女子高生でした。ちょっと遠い目です。

すみません、またまた関係のないコメントでした。

しぶいっ

おとらさん

杉村春子さんのファンなんですね~!
「書かれた顔」でも、いろいろいいこと
おっしゃってましたよね。

演劇について玉三郎さんが語る時にも
よく登場されますね、春子先生。

「牡丹灯籠」もご覧になられたのですか!
しかもサインに握手に!プチどころか大自慢してください。
私は、生で拝見したことがないので
どんな舞台だったのだろう、と想像もつかないので
おとらさんが羨ましいです。
「欲望という名の電車」も十八番ですね。

太地 喜和子さんの自伝を読んだ時に
杉村春子さんのことを本当に尊敬してらっしゃることが
痛いほど伝わってきて、太地さんヅテに
すごい女優なんだ!と思った覚えがあります。

寺島しのぶさんも文学座でしたよね。
みなさん肝が座っているというか
女優に対する意気込みが徹底していて素晴らしい。
寺島さんも、生で拝見したい女優さんです。
(菊ちゃん一家、キャラが濃過ぎます)

No title

こんにちは

私も今日御園座に行ってきました

玉三郎さん 素晴らしかった☆

バレエのシルヴィ・ギエムさんが100年に一人のプリマドンナと言われましたが 玉三郎さんは100年に一人の女形だと思います
本当に素晴らしい☆

「こんな舞台をみせてもらって・・」 義捐金の箱に札を入れる方を何人か見受けました
私も真似しました(汗)

カーテンコールに応えて3回幕が上がりました
玉三郎さんのお声は聞くことができませんでしたが 観客に
それは綺麗にごあいさつをされました
観客の反応がすごかったので 玉三郎さんもそれを肌で感じていらっしゃるように私には見えました

帰り道 大満足で幸せな気分で帰ってきました
そして家で南座の券を物色している自分がいました(汗)

今まで一番の公演でした






きゃ~としこさんも

としこさんも、いらしたんですね。

わぁ~、いいですねえ~
100年に一人の女形、玉三郎さんの舞踊を
ご堪能されて羨ましいかぎりでございます。

義援金、入れます~入れます~
「こんな舞台をみせてもらって・・」という
そのお気持ち、ぴったりきます。

玉三郎さんのお辞儀が、これまた絶品。

>観客の反応がすごかったので 玉三郎さんも
 それを肌で感じていらっしゃるように私には見えました

劇場内の「熱」が、伝わって参ります。
心と心が通じ合う瞬間ですよね。
ぎゃ~~~いいないいな。(羨ましい悲鳴)

>そして家で南座の券を物色している自分がいました(汗)

物色してください~心ゆくまでしてください~
きっと、また、これまでで一番の玉さんが
南座でも、待っていますよ~んe-349

さっそくのご報告を、ありがとうございました。

あっ!ここにも!

幸せな方が・・・・(笑)

玉三郎さんは、いつお会いしても、今までで一番を見せて、いやいや魅せてくださいます。
本当に千年に一人の・・・百年じゃありませぬぞ・・・女形ですわ。^^

早くまた舞台が観たい、観たい、観たい。
昨夜のテレビだけでは・・・・(悲)

1万年後にも

きっと玉三郎さんのような女形は
出現しないでしょうね、まるこさん

そんな希少な存在の玉三郎さんの舞台を
これからも味わえる幸せ。

LOVE FOR NIPPON

玉三郎さんも 被災された方々の心に届けたい
と おっしゃっていましたね

一瞬でしたけど
すっきりキリリのお顔に生の声のメッセージ
うれしかったです。

プチ自慢させて

名古屋公演に伺えなかったから~~~(T_T)プチ自慢させてください(^.^)玉さま以外は、全員もう物故者なので、すっごく昔の話なのですが、私は、物凄く不思議な運命と縁というか、好きなものの連鎖の不思議を感じているのですが、玉さまを拝見し始めた中学生の頃。(玉さまは20代、あっ。年ばれますね。)

しかも九州の田舎の中学生だったんですが、後に玉さまが引き継ぎ、演じることになったお役をされていた三人の女性(武原はん女、杉村春子さん、山本安英さん)のお舞台も拝見し、また直接お目にかかっているんです(^.^)しかも、杉村さん、山本さんには、楽屋でお茶を入れて差し上げて、カーテンコールで花束をお渡ししています。

この不思議な縁の話は、玉さまにもお話したことがあります。全員の共通点、それは、皆さん「天女のような雰囲気をお持ちで、握手した手の感触が同じだったこと。」

田舎の中学生には、衝撃的な出会いだったんですよ(^.^)

プチじゃないっす

小紫さん

すごいすごい~大自慢ですよー。
ビッグなお三方に直接、お目にかかられて
楽屋でお茶、カテコで花束なんて~。

大人びた中学生でしたねー。
演劇少女だったのですね。
素晴らしい想い出ですね。

玉さんとのご縁、ってとこが
またポイントですね。

玉三郎さんが握手をされたってことなのですね。
天女の雰囲気の方には
玉さん以外、お会いしたことはありません。

衝撃的な出逢い!聞かせてくださって
ありがとうございます。

山本さんのやられた夕鶴を
また玉さんにやっていただきたいなあ。(遠い目)

「雪」の連鎖

百年どころか一万年に一人の女形ですもの(^.^)パワーが宇宙人というか、神がかっていて、鶴瓶師匠がおっしゃっていらしたように人間パワースポットの玉さま。私も九州の田舎から引き寄せられた一人です。玉さまを含めた全員の方と握手したのは、私(^.^)
また、前・歌舞伎座の大舞台で「雪」を舞われた三人。玉さま、武原はん女、梅津貴昶先生(全員の振付は梅津先生)も拝見していて、全員直接お目にかかっているんです。
本当に、自然な流れの巡り合わせなのに、不思議な不思議な連鎖のご縁なのです。

よかったですね。

小紫さん

私が握手をしたのは、
琴光喜と、春日錦と、玉さんです。
ぬははは。

何のご縁もない(はず)のお三方です。

しかも、琴光喜と春日錦は
悪の道へ。。。。e-277
でも、すごく穏やかで優しい表情でした。

玉さんは、肉球が(猫じゃないけど)とても柔らかくて
たぶん、はんさん、春子さんに通じていますね。


再演を是非

玉さま、お相撲も大変お好きでいらっしゃいますよね。以前のトークショーに、元・北ノ富士親方もお客さまでいらしていて、玉さまかなりお嬉しそうでした
お相撲も江戸の昔、スポーツや国技というより、かなり寺社の興行に近かったから、今のような問題は、根本にはずっとあったのではと思います。プロレスは、明らかにヒールや和泉元弥の参戦のように、エンターティメントなんですけどね。
そして、歌舞伎座でのお三方の「雪」は、設えが全て異なり、玉さまの「雪」は、はん先生のお引きずりの衣装を女形として踏襲され、傘を使われていますね。
しかも実は、観客には、動かしているのは上半身だけのように見えていて、下半身のほうを物凄く使っていて動かしているんですよ。お衣装で見ることは出来ませんが。

白いお衣装が大変お似合いの玉さま。「鷺娘」を封印された今、「夕鶴」「雪」は、是非再演して頂きたいですね。
「夕鶴」は、相手役が玉さまを抱えられるだけの体格のある与ひょうが必要になりますけどね。

復興地への演目など、是非考えて下さるでしょうね

なるほどねえ

小紫さん

へえ~そうなんですかあ↓

> しかも実は、観客には、動かしているのは上半身だけのように見えていて、
下半身のほうを物凄く使っていて動かしているんですよ。お衣装で見ることは出来ませんが。

白鳥のように、見えないように忙しく動く下半身
上半身は、優雅そのもので。。。なんですね。
驚きました。下半身の動きも拝見したいです。

「夕鶴」も、再演を切に希望いたします!

お相撲も、大事な日本の伝統ですから
何とか踏ん張って(しこ踏ん張って)
今までの膿をすべて出し切って(無理かもしれないが)
再スタートを切っていただきたいですね。

羨ましいです。

お二人とも、ストレートに羨ましい限りです。

玉三郎さんと握手だなんて・・・。
夢のまた夢、そのまた夢~~~

見ることの出来ない下半身の動き、次の公演では
想像力も総動員して見てみます!

相撲の事は全くわかりませんが、
良い機会ですので、ガチンコ勝負のプロスポーツに
するのか、神事としての興行とするのか、
又は、両者を全く別のものとして分けるのか、
早く解決して頂きたいです。

階級別になっていないので、ガチンコ勝負は面白いんじゃないでしょうか?

小紫さん、トークショーのチケ取れるといいですね。

ついつい。。反省。。

アユムさん

そんな風に書いてくださって、恐縮です。。

小紫さんのお三方との握手のコメントを拝見した夜、
少々、酔っぱらっていて(酒のせいにするなー)
ついつい勢いあまって、自分の自慢?を書いてしまいました。
初告白であります。恥ずかしい。。

私こそ、夢のまた夢の出来事でした。
玉さんの手は、柔らかくて温かくて(感涙)
一生、忘れませんです。
もう金輪際、そんなこたあないでしょう。

力士お二人との握手は、あるイベントで。
あんなに分厚くて大きな手に触れたのは初めてでした。
とても感じのよいお二人でしたので残念です。

たぶん相撲界の悪い因習がずっと
当たり前のように蔓延していたのでしょうね。
そこが、問題なのですけど。

今またいろいろ処分の仕方など取りざたされていますが
ドロドロの内幕がありそう。

でも、ここで悪習を断ち切らないと
この先、相撲文化が無くなる危機さえ感じます。

やはり国技であるからには、
正々堂々、ガチンコ勝負でお願いしたいです。

プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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