八千代座二日目 熱々レポ by 京にんじんさん

山鹿に遠征中の京にんじんさんから、
二日目のレポを送っていただきました。
どうもありがとうございます!

玉三郎さんの解説、すごいですね。
こんなにも盛り沢山に直々に伝授していただけるなんて!!!
もう有難すぎて、嬉しすぎて、どうしましょう~です。

いよいよ明日は八千代座へ。
朝から部屋をウロウロして、チケットを確認したり
持ち物点呼したり、落ち着きません。
たのしみじゃー。

京にんじんさんの熱々レポをまとめて
こちらでもご紹介させていただきます。

11月1日の「昼の部」

娘道成寺の解説、とても興味深く聞きました。

3つの表現の仕方があり、
1、動かないでの表現(金冠烏帽子は動かさない)、
2、動いての表現(鞠つきとか、舞台の奥まで使って、軽やかに、
決して疲れとか大変さを見せない)
3、踊りの向こうに物語が見えるように(恋の手習い)。
金冠烏帽子、手ぬぐい、鞨鼓のバチ、振り鼓(鈴太鼓というのかと思ってました)など、
いろんな小道具、持ち物を用意しての実演、解説が面白かったです。
手ぬぐいは、裾がキレイにみえるように、鞨鼓のバチはいつも先の部分が
回っているように、振り鼓はそこまでくると、もう1時間10分経っているので、」
むづかしい時間、小さい振り鼓はないか小道具さんに聞いたら、
鏡獅子の胡蝶が持つ子ども用のがあるというので、それを使っているのでございます、
と面白そうに微笑む玉三郎さんでした。

11月1日の「夕の部」

2回目の「夕の部」。
なんと、解説の内容はかなり日替わり部分が多いようです。
毎日通っても新ネタが聴けそうです。
昨日の「鷺娘」についての「独断と偏見」エピソードは影も形もありませんでした。
そのかわり、二本の傘の使い分けの実演がありました。

「稲舟」の打掛の裾捌きは同じでしたが、昨日よりは短くて、その分、
打掛の作成について、「浮世絵をみて、その通りに染めたものを見たときは、
ちょっと派手で着られないと思ったけれど、仕立ててみると芭蕉の葉の
模様のひわ色のしごきと白い着物で普段の遊女の雰囲気で、
さすがに絵描きさんのセンスは違う(正確な言葉は忘れましたが、
こんな意味)」との説明。

「稲舟」は踊れるけれど、映像作品として楽しんでもらいたい、という思いで、
映像との共演にされたようです。
レコードの音に映像をかぶせると、きぬ擦れの音が入らない、
そういう音も入れたいので、レコードをかけながら踊って、それを撮影した、
カメラはワンカット、上から下に移動、オートフォーカスではないので、
勘でピントを合わせた、という苦心と工夫の成果をご覧あれ、
というお気持ちと思われます。

京にんじんさん、ほんとにほんとにありがとうございます!
今日のお昼の部のレポも楽しみにしておりまする。

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11月2日の「昼の部」

曇り空がいつのまにか晴れ渡って、一粒の雨も降りませんでした。
天気予報は外れでした。

さて、本日の口上ですが、八千代座との関わりから始まるところは、毎日おなじですが、細かいところは毎日違います。

「古い芝居小屋いいよ、と誘ってくれていたのは沢村藤十郎さん」に、今日は、「わたしより6つ年上」という情報が追加されました。

「平成2年7月、下見に来て、半年後に初公演、帰りに空港で、なんとなく「さよなら」と言う気にならず、「じゃまたね」と言ってしまって、次の年、また次の年となって、27年」というのも毎日同じですが、「鼓童もそうでした、ひとつ終わったと思ったら、その次」「昆劇もそうでした。歌舞伎のための取材のつもりが演じることになったり」というのが本日の脱線部分。

「道成寺」解説で、「昨日は言いませんでしたが」というお断りが2回、「連日お見えの方もいらっしゃいますので」とつけくわえられて、やっぱり、日替わりを心掛けておられる、と嬉しくなりました。

その二箇所がどれだったか忘れてしまいましたが、今日印象に残ったところ。
「鞨鼓を持って登場するところは、はじめて道行に登場した時にように、立ち直っていなければならない」「花笠のところはなるべく省エネで踊る、実は舞台裏での着替えのほうが大変」など。

今日の新しい小道具は、花笠と、貫六くらいの薄い軽い手ぬぐい。
「花笠がないと、こう」と省エネ振り付けの実演で笑いをとってました。

恋の手習いで使うちりめんの手ぬぐいは、貫八というちりめんでなくてはたるみと重みが出なくて、というデモンストレーションのところで、玉雪さんに「薄いのある?」と言って、届けられた貫六くらいという手ぬぐいを振って、違いを見せていただきました。

その貫八ちりめんの供給元、玉三郎さんが京丹後で出会ったちりめん織物の吉村商店さんは、交流館で展示即売をやってました。
わたしも見学だけしていると、かっこいい若社長と購入しそうなお客さんとの話が耳に入ってきました。
蛍光灯にダメ出しされたとのこと。当然ですね。

そうそう、手ぬぐいまきがちょこっとありますよ。
わたしはいただけませんでしたが。

ではこんなところで、ひとまず失礼します。

色気と引力

きのうも今日も、恋の手習いのところで、「色気」についてのお話がありました。
どうもよくわからないのですが、あすもあさっても出てきそうなトピックなので、触れておきます。

「色気はどうやって出すんですか」とよく聞かれるけれど、答えにくい、と玉三郎さん。
手ぬぐいを振りながら、「地球の引力にまけていくところに色気がでるのでは」みたいなことをおっしゃってました。

今日は、やはり、「引力」に関係があると思います、「恋に落ちると言うでしょ」とおっしゃってましたが、なるほどと、納得するような、けむにまかれるような。

映像と実像との移動は、とてもシームレスで、タイミングよく工夫されていました。
「道成寺」では、金管烏帽子、手ぬぐい、振鼓など、衣装替えも何度もしてさわりの踊りを見せていただきました。

思い出のアルバムを開くようなつもりでご覧いただけたらと思います、とおっしゃってました。

今日からアンケート用紙が入っていました。

晴れてよかった。

京にんじんさん

一粒の雨も降らないとは、さすが
晴れ男の玉三郎さんならではですね。
明日もどうか晴れますように。ぱんぱん。

「口上」の違いについて、ありがとうございます。
玉三郎さんのデータベースには、とにかく
無尽蔵のデータがインプットされていますね。
ぜーんぶ聞かせていただきたいです。

一回が、二回、二回が27年間、すごいです。
八千代座も鼓童も昆劇も、拝見する側も
同じ思いです。ずーっとずっと続けていただきたいのです。

毎回、日替わりでいろいろ解説してくださったり
実演してくださったり、聞けば聞くほど、本当にすごくて
もう仕事辞めてでも全日行きたかったと思っています。
すごいことだと思います。こちらも続けていただきいです。

京丹後ちりめんのお店も出ているのですね。
楽しみがまたひつと増えました。
京丹後でお会いしたお店の方もいらしているのですね。
ぜひとも訪ねてみたいと思います。

手ぬぐいまきがあるのですか!わぁ~。
場内盛り上がりそうですね。楽しみだー。

シームレス

京にんじんさん

玉三郎さんの質問コーナーで、
「どうすれば色気が出せますか?」という質問に
何回も遭遇したことがあります。
聞きたくなりますよね。私も知りたいです。
でも、お答えになるのは難しいですよね。

引力なんですね。
玉三郎さんが、お富与三郎の解説をテレビでされた時、
与三郎の羽織がずり落ちるところを、引力に負けると
説明されていたのを覚えています。
確かに恋に落ちる、ですね。
英語でも、fall in loveですね。面白いですね。

>「道成寺」では、金管烏帽子、手ぬぐい、振鼓など、
 衣装替えも何度もしてさわりの踊りを見せていただきました。

えええ~、衣装替えを何度もなんですか!
どんな風なのか想像できません。
観たい観たい観たい~です。

>思い出のアルバムを開くようなつもりで
 ご覧いただけたらと思います、とおっしゃってました。

詩的なメッセージですね。いいなぁ。
思い出のアルバムを開きに参ります。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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