心に温かい塊

十月大歌舞伎夜の部、初日に行って参りました。

初めてご覧になるお楽しみの邪魔にならないように
感想などを少しだけ、書かせていただきます。
(本当は、あれもこれも感動して、書きたいことだらけです)

玉三郎さんの初役・淀の方は、怖いというより悲しくて。
そしてその悲しみが、愛おしくて、淀の方に対する色んな情が
私の中に沸いてきました。予期せぬ出来事でした。
時代に翻弄されながら生き抜いてきた淀の方の運命、
どうすることもできなくなってしまった末の落胆、嘆き、
そして何よりも深い孤独が感じられて、二幕目では、
私もそばで背中をさすってあげたいなぁ、と思いました。
淀の方という歴史上の人物というより、一人の生身の女性としての
人生が感じられました。時代を超えて、とても身近に。
秀頼とのやりとりが凄く心に沁みてグッときました。涙。
最後の方は、自分も秀頼の気持ちになって淀の方を見守りました。
荒れてしまった心を、これほどまでに情感豊かに、そして繊細に
表現されるなんて!衝撃でした。やっぱり玉三郎さんだなぁ、と。
心に温かい塊をずしっと乗せられたような、そんな充足感がありました。

そして、「秋の色種」歌舞伎座バージョン、最高です!
しっとりと華やかで、色と光が淡く、やさしく
ことし一番の美しい秋を感じて、心がたゆたいました。
昨日は、花道のすぐ横の席だったのですが、
止まってたっぷりと踊ってくださって、うわぁ~って。
3人の女のやりとりが可愛らしくて、心をくしゅくしゅされました。
色違いのお着物も、とっても素敵なんです。
玉三郎さんの扇子さばきは、ずーっと見ていたい。
なめらかで、切れがあって、最高に心地いい!
お二人のお琴の演奏は初日なので緊張感が伝わってきてドキドキ。
でも、演奏は優雅、その音色に、清らかな秋が感じられました。
お月様や色とりどりの秋の七草など舞台美術も美しく澄んでいて。
柔らかな空気に包まれて、いい時間を過ごすことができました。
終演後も、ずっとずっと心が満たされていました。
昨日はイヤホンガイドを借りたのですが、舞踊の解説にも
色々と発見がありました。おすすめです。

少しだけ、と言いながら、やっぱり沢山書いてしまいました。

あぁ、また観たいなぁ~早く観たいなぁ~心がふわふわ~。
これからどんな風に変化していくのでしょうか。
7日(土曜日)にまた行って参ります。
夜の部集中型は、本当にありがたいです。

十二月の演目も発表されました。
玉三郎さんは第三部「瞼の母」と「楊貴妃」。ヤッター!の嵐です。

DSC_0282.jpg

観劇の興奮で、写真がこんなに小っちぇーことをお許しくださいませ。
文字読めませんよね。

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もおおお〜

ほんとにもう、初日から凄い舞台を観てしまいました。
衝撃です。玉三郎さんの淀の方。
心が壊れて、狂気をはらんだ目がだんだんと精気を失っていくのです。
狂うのは、情が深いから。そばに行って孤独な手を擦ってあげたくなりました。
またすぐにでも観たくて、帰ってすぐ松竹WEBポチッ。今度は花道寄りの席にしました。
3階からも、幕見からも観たいです。
今月は忙しいぞ〜!

十月歌舞伎座夜の部

東銀座駅を出て、柱に巻き付けれた淀の方のポスターを見てから、初日の歌舞伎座へ参りました。

玉三郎さんの淀の方の長台詞に驚き感動し、どんどん芝居の中に入っていってました。
受け入れがたいことへ心の移ろいが、切々と伝わってきました。
心の平衡が崩れてからの錯乱の様に、深い悲しみが汲み取れました。

秋の色種は、玉三郎さんのしっとりと涼やかな舞にうっとりし続けでした。
私も花横のお席でしたので、華やかな三人の連れ舞もばっちりでした。
心が躍る出会いに、胸がいっぱいになりました。

びっくり顔

フクギさん

幕間、血相を変えて、
「玉三郎さんが凄すぎる~」と
私のところに話しに来てくださったフクギさんの
びっくり顔が忘れられません。
凄いモノを見ちゃったときのびっくり顔。

ほんとうにそばに行って背中をさすりたくなりました。
お付きの人たちも沢山いて、みんな心配そうで。
淀の方が、あんな風に心を失ってしまうのは
致し方ないことだったんだ、と思えて。う~、可哀想。

>帰ってすぐ松竹WEBポチッ。今度は花道寄りの席にしました。

お~、早い!やりますなぁ。花道横、大正解です。
「秋の色種」の女の色香をすぐそばで浴びてきてください。
ほんとうに綺麗で明るくて楽しくてしっとりの舞台。
観ない理由が見つかりません。私も何回か行くのに
さらにポチッとやっちゃいそうです。
上から観るのも楽しみです。

柱に巻きつく淀の方

あんずさん

私は、柱の淀の方を見そびれました。
次回は、必ず行って、すりすりしてこなくちゃ。

台詞がすごかったですね。
イヤホンガイドでは、その都度、
「これからが坪内逍遥の名台詞!」と教えてくれるので
あ、そうなんだ、と耳をさらにダンボにして聞き入ってました。

淀の方は心は乱れても、品格は崩れない。
それゆえ、その心をいろいろ想像することができるというか。
淀の方の感情が複層になって感じられるというか。
本当に淀の方がそこにいるような気持ちになりました。

「秋の色種」は、踊りの配分も調整されていましたね。
お琴の演奏がちょうどいいところで入って、
スッとお姉さんが現れて、またたっぷり踊ってくださって。
心地よさの極みでした。あー、また花横で観たい!
美しい秋を感じに、また劇場へ参ります。

猛ウサは

14日夜、凄いものを見に行きます。

どきどき、ゾクゾク、どきどきが楽しみです。^^


あと10回寝ると

猛ウサさん

早いとこ、10回寝ちゃってください。

凄い方が、そこに。

大き目のハンカチを忘れないでね。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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