舞台写真をゲット!@十月大歌舞伎

昨日15日(土曜日)、十月大歌舞伎夜の部へ行って参りました。

歌舞伎座に着いてすぐに舞台写真を見に行こうとしたところ
お土産店コーナーの入り口に、ジャジャ―ン

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玉三郎さんの来年のカレンダーが!
何回めくられたかわからないほど、表紙はふにゃふにゃ状態。
藤の精のこの色っぽさときた日にゃー
そりゃ、あなた、めくらずにはいられませんわね。
お写真は、夕霧さん、お軽ちゃん、墨染さん、そして素玉三郎さん。
(和楽に掲載されていた京丹後で撮影されたショットですね)。
来年も玉さんのベストショットを眺めて、いい年になりますように。
って、ついこの間、言ってたような。一年はあっという間です。

そして、舞台写真の売り場へ。
玉三郎さんの口上の写真が一枚ありました。
珍しいですよね。迷わずゲット。
「藤娘」が8枚。どれもいい写真ばかりで迷いに迷って、
私は、藤の精が笠の紐を口もとに寄せて
首をかしげている一枚と、背景が闇で、藤の花と真っ赤なお着物の袂が
とても美しい形で折り重なっている花道での一枚を選びました。
帰ってきてからも、ニマニマ眺めております。ニマニマ。

昨日の「口上」では、玉三郎さんが「新・芝翫さんは幸二さんという御本名ですので
いつもコウチャン,コウチャンと呼んでいるのでございます」と愛嬌たっぷりに
おっしゃって、その語り口がなめらかで楽しくて思いがこもっていて
やっぱり玉さんは「口上王」だ、と思いました。絶品です。
でも女形の拵えだから、「口上クィーン」かな。
「口上」の時の舞台の背景が、玉三郎さんのお好きな龍なんですよね。
コウチャンも、龍がお好きなんでしょうかね。

「藤娘」は、このところ幕見ばかりでしたので、
正面からしか観ることのできない藤娘のライン、特に、踊りと踊りの間の
決め姿の顔の角度や、腕と体のラインの美しさに惚れ惚れしました。
玉三郎さんの踊りをまっすぐ観て、一コマ一コマ、味わい尽くしました。
時間がうるおうというのは、こういうことなのだな、と。
時間は誰にも平等ですが、あの23分は特別な時間。
玉三郎さんは時間に魔法をかける妖精ですね。
(幼稚な表現しかできなくて情けないです)
そして、あらためて「藤娘」は名曲だなぁ、と感動しました。
長唄さんとお囃子さんの演奏も素晴らしかったです。

幕間に散歩をしていて発見したことは、
小倉最中アイスが一階のお土産店の入り口で販売されていて
抹茶最中アイスは無いんだ、と私は買わなかったのですが、
2階の売店には抹茶最中もバニラ最中もありました。
あと、抹茶&ゆずゼリー黒糖きなこみたいなメニューも。
2階の売店はメニューの札がひしめきあっていて活気があります。
3階の売店では、「これは勘三郎さんが好きだったごぼう煎餅ですよ~」
という声がして、この惹句は効くなぁと(泣)。

十月大歌舞伎も、あと十日ですね。
藤の精に会いに、また幕見に走りたいと思います。
そして、皆様の感想を楽しみにしています!



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通い桔梗^^

通い小町ならぬ通い桔梗。
あと十日で何回通う?^^

通って通って

まるこはん

やっぱり住みつきたいざます。
あと8日!

7泊8日で、泊まり桔梗。

No title

桔梗さん、こんばんは!
昨夜『夜の部』を観に行って参りました。

襲名披露公演を初めて拝見しましたが
客席に向かうと舞台には祝幕が掛かっているし
お土産コーナーでも襲名記念グッズがあったり
劇場全体が華やかでした。
出発前にこちらを拝見していたので
カレンダーゲットに向かったところ
人形焼きのこちら側のレジに
『藤娘』のクリアファイルとチケットホルダーを発見!
以前からあったのに気が付かなかったのでしょうか?私。
始まる前の30分と各幕間だけでは
いつも劇場内探索には時間が足りません・・・

『口上』
「先代芝翫さんにはいろいろお教えいただきお世話になりましたので
そのお名前が現在に蘇るのは大変嬉しいこと」というようなことをおっしゃっていました。(ハッキリ覚えていなくてすみません)
澄んだ張りのあるお声でとても聞き取りやすい口上でした。

『藤娘』
真っ暗な舞台から照明が灯った時、感嘆があちこちから洩れてきて
一瞬で心を持っていかれますよね。
手招きしたり小走りに上手下手へとお辞儀に向かう仕草が
可愛らしくて可愛らしくて何度も観たくなる気持ちがよくわかります。
あ~、もう一回観たい!観れないけど(^-^;
もっと上手い表現で舞台の様子をお伝えしたいのに
上手い言葉が見つかりませんね…

次は八千代座だけれど、暫し昨夜の余韻に浸ろうと思います。
桔梗さん、『藤娘』まだまだ堪能してくださいね。



口上

今月の舞台写真は楽しみです。

口上は本当にお上手で、「口上クィーン」でしょうかね^^;。


なお、細かいことながら、新芝翫さんの本名は「幸二」が正しいですね。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/中村芝翫_(8代目)

藤娘のクリアファイルとチケットホルダー!

パールさん

早々に感想を送ってくださり
ありがとうございます。

>人形焼きのこちら側のレジに
『藤娘』のクリアファイルとチケットホルダーを発見!

おおっ、知りませんでした。
人形焼につられて?見逃しておりましたわ。
いいですね、どちらも欲しくなっちゃう。
今月だけの販売でしょうかね。
もう下界には行けないのでリンダ悲しい。

ほんとに時間が足りませんね。
幕間は、あちこちウロウロ、キョロキョロと。
ロビーにあるイヤホンガイドの広告に新・芝翫さん親子4人がご登場で
「私たちからもおすすめ!」というキャッチなんですけど
なんか襲名なのにノリが軽いなぁ~と(笑)。
あと、口上で新・芝翫さんが
「あつく、あつーく」という所では
「きつく、きつーく〈叱られました)」を思い出しちゃって(笑)。
(コラー、茶化してばっかりいるなー。)

>澄んだ張りのあるお声でとても聞き取りやすい口上でした。

そうなんですよね、玉三郎さんの声、いいですよね!
なめらかな美声で高らかに述べられる口上は聞き取りやすいですし
耳心地がいいというか爽やか。

>可愛らしくて可愛らしくて何度も観たくなる気持ちがよくわかります。

可愛らしいですよね、心をキュッと掴まれます。
まわりの空気まで春麗らかに変えてしまう玉三郎さん。
自然の陽ざしが差し込んでいるみたいですよね。

昨夜の余韻に、じっくり、じっくーり、浸ってくださいね。
ありがとうございます。この後、幕見に行けるか微妙なのですが
できるかぎり堪能したいです。

ありがとうございます!

六条亭さま

今月の舞台写真もいいショットが沢山で
ほかの役者さんたちのも見ましたが
これぜーんぶ福田さんが撮影されてるのかと思うと
スゴイな、と感動いたしました。
福田さんの写真は、見ていると
長唄やお囃子が聞こえてくるんですよね。
玉三郎さんの舞台写真は福田さんの写真が
一番好きなんです。

ところで、コウチャンの「幸二」さん
誤字のご指摘ありがとうございます。
書いた時にネット検索を一応、したのですが
その先が間違っておりました(人のせい笑)
やっぱり、ネットはコワいですね(ネットのせい笑)
おかげで、訂正することができました。
ふかく、ふかーく、感謝申し上げます!

1月歌舞伎座

こん☆☆は。

1月の歌舞伎座が出ています。

玉三郎さんは夜の部のみで、『井伊大老』のお静の方と、舞踊の『傾城』です。
またまた、嬉しいお知らせですv^^v

ありがとうございます。

リリスさん

またまた嬉しい!
お知らせいただき、感謝いたしまする。

夜の部のみでのご出演が
ありがたやーありがたやー。

「井伊大老」は拝見したことがありません。
お静の方に思いを馳せて、楽しみにいたします。
艶やかな「傾城」にもまたお目にかかれれること
しかも歌舞伎座で!あの始まりも、好きなんですよー。

お正月のお楽しみ!
今からお年玉と福袋をいただいたような
ウキウキ気分です。


アタフタ日帰りツアー

桔梗さま お座敷のみなさま 今晩は。
十月大歌舞伎も残すところあと六日、早いですね~。
昨日20日にやっと夜の部拝見してきました! 今回は日帰りで。どちらかの部に集中して出て下さるのは、おサイフ的にありがたいですほんと。特に遠征組にとりましては…
ただ滞在時間が短くて、ちょっとさみしかったというのもあります。歌舞伎座タワーから半径500メートル以内しか動いていなかったかも。
お昼過ぎに着いて、歌舞伎座すぐ近くの「パリのワイン食堂」でランチしてからタワーに向かって、5階の楽座で玉三郎さんの舞踊集1の「京鹿子娘道成寺」のDVDを購入して(今頃!12月の予習のため…)、その後一旦外へ出たのですが、一階のお土産屋さんが昼の部上演中の間の一時間だけチケットがなくても入ることが出来るようになっていて、丁度開いていたので「ラッキー!」と早速中へ入ろうとすると、すぐそこが舞台写真のコーナーだったのですが、その何度もお見かけしたことのある係の方に「15分まででお願いします!」と言われまして、途端にプレッシャーが。「はっ!了解です」と中へ入ってわき目もふらずに舞台写真の前に行き、「ほんとだー、桔梗さんの仰ってた通り」とニマニマしつつも私も迷いに迷ってやはり口上の一枚と、同じく傘の紐をキュッと結ばれてるのと、あと赤いお着物になられてからの「なんとしょうか、どうしょうかいな~」の色っぽいポーズのと、もう一枚はじめの登場シーンの藤の花房を担がれた上半身アップのお写真を選びました。そして舞台写真用のアルバムが丁度一冊目が一杯になってしまっていたので、そこで売られている同じアルバムをどの模様にしようかと、また迷いに迷って桜の柄を選んで買い、あと生あみちゃんと藤娘のクリアファイルとチケットホルダーを横目で見つつ涙をのみ、家用のお土産に羊羹を一箱買って15分以内だったと思います。劇場に入る前にお土産ゲット! 奇妙な達成感がありました。
その後タワーから少し離れた喫茶店で休憩して、私も松屋のメゾンカイザーでパンを買ってみようかと思っていたのですが気づけばそんな時間もなさそうだったので、またタワーに戻って地下の木挽町広場のエスカレーター横にあるお店「はなみち」に並んでいたパンを買って上にあがり開場を待ちました。「はなみち」のパンも出来立てで色んなのがあって、幕間に美味しくいただきました。枝豆チーズパンというのがカリッとしていてスパークリングワインと良く合い、口上の後の幕間でひとり祝杯して、何だかそれで満足してしまいました。
口上、素晴らしかったです! 初めて口上の場を拝見することができました。壮観、ですね。同時に、襲名されるというのはとてつもない重圧を受け止めなければならないのだなと、ひしひしと感じました。でも華やかで晴れがましくて温かくもあり、いいものだなと思いました。藤十郎さんが口上を述べられた後、ふっとお顔を横に向けられ「玉三郎さんお願いします」と言われたのがほわっとしていて何だか良かったです。玉三郎さんがご自分のお名前を名乗られた瞬間、劇場内にぱあ~っとお花が咲いたみたいに明るく感じられまして、私のテンションも一気に上昇~! あぁ~、来て良かったぁと報われた気持にさせて下さる玉三郎さんのお声です。「橋之助さん福之助さん歌之助さん(順番は違っていたかも)と同じ舞台に立てるのを楽しみにしております」と仰っていましたよね? わくわく~♪期待してますよー! それにしても口上の台詞ってスゴイ。あんなにすらすらと間違わずに述べられるなんて、余程滑舌が良くないと…なんて素人は感心しちゃいます。役者さんに失礼ですね。
そして藤娘。一度では足りない! というのが率直な気持ちでして。
今回の反省点は、行く前に予習と言って藤娘のDVDを見過ぎた事です! 昨日実際の舞台を観ていて、ここが違うあそこが変わってる、御衣裳も当然ながら違ってる、藤娘がバージョンアップされているー! とひとりアタフタ混乱してしまって、じっくり味わうことが出来なかったのが残念でした。余計な事を考えずに素直に観ればよかったです。ううう…
でも昨日の藤娘さんは私が思っていたよりも色っぽくて、動きもゆったりしていて、しっとりと大人に近いすてきな女性でした。もちろん可愛さもバージョンアップされていて、恥じらう仕草が可憐でいとしくて… 塗笠を手に再び現れるところ、何ですかーあの可愛さは! 最初ちょっと見逃していて、えっ?もう一回やって!って感じです。お酒に酔うところも全身で酔っ払っていて、思わず「お嬢さん、大丈夫?」って声をかけたくなっちゃいます。可愛らしいですよね~。あと、舞台写真にもあった「なんとしょうか、どうしょうかいな~」で手招きする所もほんとに色っぽくて、ぞくっとしちゃいました。もう、きりがない位、どこをとってもすてきですよね。ああまた観たい。今すぐでなくともね…またきっとね。
いつもさらっと書こうと思うのですが、ついダラダラとすみませんほんと。
またお邪魔します。ありがとうございました。

ありがとうございます。

えつこさん

突撃弾丸アタフタ日帰りツアーの臨場感溢れるレポを
さっそく送っていただき楽しく拝見しました。
えつこさんの熱が、伝わって参りました。ヒートアップ!

>どちらかの部に集中して出て下さるのは、
 おサイフ的にありがたいですほんと。特に遠征組にとりましては…

本当に、同感です。遠征しない組にもありがたいのです。
玉さんだけを観たい(と公言するのもはばかられますが)ものにとって
夜の部集中型は、時間的にもお財布的にも助かります。

「パリのワイン食堂」は歌舞伎座の裏手にあるお店ですよね。
終演後に何回か行ったことがあります。
ワインといろいろお料理もあって楽しめますよね。

12月の予習用のDVDもゲットされたなんて素晴らしいです。
チケットがなくてもお土産屋さんには入れるのですね。
じゃあ、藤娘のチケットホルダーを買いに行ってみようかな。
15分きっかりで、といわれると緊張しますね。
写真の番号を書く手がぶるぶる震えちゃって、違う番号書いちゃったり?

>あと生あみちゃんと藤娘のクリアファイルとチケットホルダーを
 横目で見つつ涙をのみ、家用のお土産に羊羹を一箱買って
 15分以内だったと思います。

素晴らしい時間配分です。生あみちゃんは逃げないので次回にぜひ。

>木挽町広場のエスカレーター横にあるお店「はなみち」に並んでいたパン。

美味しいですよね、私も枝豆チーズパンを買ったことがあります。
塩気がきいていて、ワインによく合います。

>あぁ~、来て良かったぁと報われた気持にさせて下さる玉三郎さんのお声です。

玉三郎さんは、口上王であり、口上のギネス記録も申請すれば(笑)、
ぜったいに、口上ギネス王だと思うのですよ。
いつも舞踊公演の時に口上をしてくださる方は
玉三郎さんのほかにはいらっしゃらないのではないでしょうか。
口上が楽しみで楽しみで、いつも心待ちにしてます。
歌舞伎座でも断トツ、際立っていらっしゃいましたよね。
すべてあの数分に詰まっているというか、気が利いていて
なめらかで美声に酔わせてくれて素晴らしいです。

>今回の反省点は、行く前に予習と言って藤娘のDVDを見過ぎた事です!

いやいや、チェックされつつも、充分に感動をいっぱいされていて
反省の必要なし(私が言うなって)。えつこさんの脳内が、
すごく目まぐるしく動いている様子が伝わってきて、
思わず笑っちゃいました。楽しいです。

>「なんとしょうか、どうしょうかいな~」で手招きする所もほんとに
 色っぽくて、ぞくっとしちゃいました。

あの手の動きとライン、ドキッとしてゾクッとします。
玉さんはご自分の手の動きやラインを、鏡に映してご覧に
なられているのでしょうか(今さらこんなこと言うのも何ですけどね)。
ご自分の角度からは絶対に見えないあのラインを
毎回、毎回、ピタッとあんなに美しく決めるなんて
凄すぎて(と今さらこんなこと言うのも何ですけどね)。

えつこさん、さらっとなんて書かないでください。
思いが込められていて素晴らしいです、何回も読ませていただきました。
どうもありがとうございます。今は、まだ夢の中ですかね。
それともすでに道成寺のDVD予習始まってる?
12月が楽しみですね!


イヤホンガイドのお恵み

皆さまこんばんは~。

10月の藤娘…。
観るごとに幸せを与えてくださる玉さまの藤の精…♪
16年前に恋に落ちた玉さまの藤の精をこうして新しい歌舞伎座で
観られる幸せを今月噛みしめてます。

めくるめく可愛さ、あでやかさ、ふんわりとした動きの美しさ、vividに決まる型の素晴らしさに気を取られていたのですが…タイトルに書かせて頂いたのですが、思い立って、イヤホンガイドを聴いてみたら! あんなことやこんなことを教えてくださって、ますます、玉さまの藤娘が大好きになってしまったんです!

(と書くと、また回し者みたい…ですが、違います!
生あみちゃん、皆様気にしてくださる方多いのですね…ありがたいです…まわし者じゃないですよ…)

藤娘の元になった大津絵のいわれを聞いて、
今でも良縁いただいていると思っていますが、
玉さまの藤娘の舞台写真、飾りまくらないと!な気分でいます(笑)。
青木房枝さんに感謝。

借りればよかった。

くるりんさん

16年前に、恋に落ちられた(変な日本語)のですね。
私は、12年前でしたので、くるりんさんに負けたー(笑)。

イヤホンガイドのお知らせをありがとうございます。

>あんなことやこんなことを教えてくださって、ますます、
 玉さまの藤娘が大好きになってしまったんです!

えええぇ~どんなことや、そんなこと???
知りたい、知りたい~。
借りれば良かったよー(泣)。
でも言えないですもんねーごめんなさい。

青木房枝さんって、誰だ?と調べたら
イヤホンガイド解説の巨匠なのですね!
それも知らなかったです。

回し者という言葉から、くるりんって回ってる
くるりんさんを想像して、やっぱり回し者(回り者?)だわ、
と、納得しています。あはは。

生あみが、とっても美味しくてクセになってます。
教えてくださってありがとうございます。

藤の精も、あと2日ですね。
あー、また幕見したいよー。でも我慢。
八千代座に行くために熱烈仕事頑張ってます!

くるりんさんも、いらっしゃるんですよね!

楽前と楽日の口上と藤娘

ようやく行ってきました、十月の歌舞伎座。

口上

口上は、藤十郎さんのお隣で、女方のこしらえ。
顔をあげると、まあその美しいこと。
やっぱり佇まいがなんか違います。
指をきれいに揃えて、お祝いの口上を述べ、終わった後は、手は両膝の前あたりに置いておられました。

楽日に見ていると、揃えた指先に力が入ったか、口上を終えたあと、指先を置いていたあたりの毛氈のシワを伸ばすような仕草をしておられました。

口上の内容は、毎日ほぼ同じだったようです。
・新芝翫さんを、幸ちゃんと呼んでいた。・先代には大役をたくさん教えていただいてありがたかった。・その名前が新しい形で蘇るのはうれしい。・三人のお孫さんたちとの共演も楽しみ。

それに加えて、楽日は、「襲名公演は来月もあり、そのあとは地方も回られる」と、紹介しておられました。
来月以降の襲名披露公演について言及されたのは、玉三郎さんと七之助さんだけだったと思います。
七之助さんは、来月の連獅子は、ご子息たちがかわるがわる演ずるので、全部ご覧いただきたい、と日付け入りで詳しく紹介、宣伝にこれつとめておられました。 「亡き父に なりかわって」のひと言が響きました。

口上は、藤十郎さんがまずご披露をして、「みなさまからお言葉を」となり、「玉三郎さん、よろしくお願いします」と続くのですが、「玉三郎さん」で、なぜか、笑がおこるのです。何となく、くだけた感じがするんでしょうか。
楽前の日の「玉三郎さん」は特に受けてました。「玉三郎さん」の「さん」が、遠くにいる人によびかけるような、おねだりするような、「玉三郎さあん」と、長めで強めの「さん」だったので。

藤娘

ほんとに若々しいかわいらしい藤娘でした。
ふと悲しくなって、両袖を代わる代わる目に当てて泣きじゃくってみせたり、いきなりばっと一瞬の早業で音を立てて扇をひらいてびっくりさせたり、ゆったり流れる時間のなかに、アクセントもしっかり。
夢のようなひと時でした。

楽日は、松の大木の裏に隠れるたびに、大きな拍手が起きました。
それと、楽日はことに花道の引っ込みがゆっくりめで、名残を惜しむかのように、客席に視線をあてておられました。

舞台装置は、今まで見た中で、一番小ぶりの藤の花、松の木でした。シンプルで、上品でした。

楽前の座席は、2等席、2階の西桟敷席、後ろ一列になっているところ。
テーブルがあるし、背伸びして覗き込んでも無問題のようだったので、はじめて選んでみました。
そうしたら、大変な席で、花道は全く見えません。でも、テーブルが可動式になっていて、昔の学校机のように、跳ね上げられるようになっているのです。
花道をみたいときは、立ち上がってもいい、ということです。

なので、藤娘の最後、花道の引っ込みのときは、お隣の方と「上げましょうか」と示し合わせて、テーブルをはね上げて、立ち上がって覗き込みました。
かろうじて、肩先から上くらいが見えました。

建築の最終段階で、座席からの見え具合を確認している時に問題点発見、苦肉の策の可動式テーブルなのでしょう。

舞台の下手も見えにくいし、三階席の方が見える範囲は広いです。
舞台全部がみえなくてもいい、花道は想像できるからいい、テーブル席でのんびり雰囲気を楽しみたい、という時は良いかも。

ありがとうございます!

京にんじんさん

楽前と楽日のレポに大感謝です。
私は行けなかったので、おかげで
拝見できたような気分になりました。

>楽日に見ていると、揃えた指先に力が入ったか、口上を終えたあと、
 指先を置いていたあたりの毛氈のシワを伸ばすような仕草をしておられました。

さすが、観察が細かい!
毛氈のシワを伸ばす、という仕草が微笑ましくて
ひとりニマニマ。
楽日は、地方を回られることの宣伝もされていたのですね。
それは、今まで一回も(私が観た時は)ありませんでした。
襲名というのは一大事業ですね。大変だ。

>「玉三郎さあん」と、長めで強めの「さん」だったので。

さすが、観察が細かい。そうそう、藤十郎さんが、
では玉三郎さあん、というと
客席にはいつも和やかな空気が流れました。
口上で、ああいうのも珍しいな、と思いました。
いつも硬い空気で始まりますもんね。

>ほんとに若々しいかわいらしい藤娘でした。

ですよね。あのみずみずしさを保ち続けるって
スゴイな、と思います。うるおっていて、初々しくて。

>舞台装置は、今まで見た中で、一番小ぶりの藤の花、松の木でした。
 シンプルで、上品でした。

私も、そう思いました。今までで一番こぶりな藤の花。
ほっそりとした花の房が、上品。襲名興業だからなんでしょうか。
あんまり関係ないのかな。私は、房が大きな華やかバージョンが大好きです。

>楽日はことに花道の引っ込みがゆっくりめで、名残を惜しむかのように、
 客席に視線をあてておられました。

ああ~お名残惜しいわ、と、読みながら、
やっぱり千穐楽に行けなかったことが残念で仕方ありません。

2階の西桟敷席、後ろ一列になっているところは
花道が見えないのですか。ちょっと意外でした。
普通に見えるのかと思っていました。
立たないと見えない、というのはやっぱり建築上の問題なんでしょうか。
すごい大問題ですね。二階席でそれはないだろーって感じです。

>お隣の方と「上げましょうか」と示し合わせて、テーブルをはね上げて、
 立ち上がって覗き込みました。

お隣の方と息がぴったりな情景が浮かんで、
微笑ましい。テーブルを今度、見に行きたいです。

千穐楽が済んで、いよいよ明日から八千代座ですね。
明日、行って参ります!
楽しみで眠れそうにありません。
でも寝坊したら大変。いつも緊張する夜です。

京にんじんさんは、後半戦ですよね。
お互い気をつけて行ってきましょうね~。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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