「Dolce Vita con Tamasaburo Bando」@ブルガリ

銀座ブルガリ―タワーで開催された
「坂東玉三郎さんが来場して解説する、イタリア映画鑑賞会」
に行って参りました。

タイトルは、「Dolce Vita con Tamasaburo Bando」。
「ドルチェ ビータ コン タマサブロウ バンドウ」

雑誌「25ans」編集長・十河さんのお話のあと、
こちらの玉三郎さんのインタビュー映像が流れました。



そして、いよいよ玉三郎さんの登場!
まずイベントのタイトルについて、解説がありました。
「Dolce Vita」 とは、イタリア語で「甘い生活」。
フェリーニの映画のタイトルでもありますが
イタリアのやさしくて、美味しくて、美しいものを愛するという意味で、
このイベントにぴったりなのでそう名づけました、と。
「甘い生活」送ってみたいですね~と、
玉さんが春風のような声でおっしゃっていました。

そして、ブルガリの本社がイタリアのローマということもあって
まず最初に、イタリア映画を紹介することにしたこと。
この先、何回続けられるかわからないけれど、とおっしゃっていたので
いろんな名画を上映してくださる予定なのだということがわかりました。
これは、嬉しいですね。といっても抽選で当たるのが至難の技。
今回、38名という狭き門でした。私は抽選ではずれたのですが
こちらのブログを読んでくださっているМさんが声をかけてくださり
参加できることになりました。今回ほど、ブログをやってて良かったぁ、と
思ったことはありません。Мさん、どうもありがとうございました(涙)!

上映される「道」について―

主演のアンソニー・クインやジュリエッタ・マシーナについて
俳優そのものが素晴らしいということ。
またフェリーニという監督そのものが素晴らしいこと。
夫婦とか恋とか愛人とかその有り様を語ることなく、
この二人が素晴らしい絆で結ばれていることが
映画の中で自ずとよくわかる物語であること。
結末は悲しいけれど、フェリーニが伝えたかったのは、
「人間そのもの」だったのではないか。
フェリーニがどんなにイタリアに愛された映画監督だったか。
自分でも大人になってから見て感動して、歌舞伎役者の後輩たちに見せて
みんな感動したこと。
このイベントで、過去の名作をいろいろ皆さんにお見せして、
空間と時間が閉じ込められた中で、映画の世界に浸り、
いろいろ発見してほしい、とおっしゃられていました。

玉三郎さんの作品の展示について―

今回、玉三郎さんの歌舞伎の衣裳2点と、「鏡獅子」の獅子、
「京鹿子娘道成寺」の扇が展示されていました。
そして、舞台での衣裳は触れていただくことはできないので、
衣裳を作る工程の仮の織物も展示してあります、とおっしゃられました。
みなさんに触れていただいて、その織物がどんな軽さなのか、
どんな絹なのかを実際に感じてみてください、と。・
こちらは上映後にお隣のお部屋がオープンになってそこで鑑賞タイムになりました。
ブルガリの宝飾品も飾られていました。玉三郎さんが、
普段身に着けられないものをガラス張りの中で見るだけではなくて、
手でジャラジャラっと触れられないの?と提案されたそうで、
宝石のルースを、手で触れながら見ることができました。

鑑賞タイムのあとは、スパークリングワインや赤、白ワイン、
そしてお食事が前菜からデザートまで少量ずつサーブされました。
日本では珍しいというイタリアのワインが美味しくて、ついつい飲みすぎました。
椅子に座って、Мさんと「道」についてお喋りしながらディナーを楽しみました。

玉三郎さん以外は撮影しても良し、とのお達しがありましたので、
こちらにご紹介させていただきます。

コーナーの窓の陽ざしが次第に暮れてきて、映画を観終わる頃には
すっかり夕闇に、という演出も玉三郎さんなのかな、なんて思ってしまいました。

DSCN2906_convert_20160828171537.jpg

「夕霧」の赤い打掛が展示されていたのですが、
鳳凰の目には透明のプラスチックがかぶせられていて立体に。
光を反射して瞳が、輝いていました。

DSCN2920_convert_20160828172400.jpg

「船弁慶」静御前の新しい衣裳も展示されていて、
その仮の織物が、自由に触れられるように置かれていました。
かわるがわる手ですりすり。刺繍の糸はなめらかで、布は思ったより
軽く感じられました。発色の美しさ!

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「京鹿子娘道成寺」の扇は、牡丹の美しさもさることながら、
手にする黒い部分が白くこすれているのを見て、胸がじーんとしてしまいました。

DSCN2895_convert_20160828175234.jpg

ルースの音も楽しんでくださいねえ、と言ってくださったのでジャラジャラ。
小粒のルビーが美しくて、異彩を放っていました。これください!と言いいたいなぁ。

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溜息。特にブルーの石の美しさに吸い込まれました。

DSCN2930_convert_20160828180559.jpg

ブルガリさんと、玉三郎さんと、「25ans」のこのイベントが
ずっと続きますように。こちらで「外科室」も、観たいなぁ。
日本の名画も、熱望いたします。

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ふぁ。。。

憧れの詰まった素敵な会だったのですね。。。さすがブルガリ。

桔梗さんからのお恵みに感謝。
レポ、感動を分かち合ってくださって感謝です!
そして、インタビュー動画も、…なんてラグジュアリーな瞬間が紡がれているのかと。。。玉三郎さんのお声が穏やかで温かいのもなんともいえず。
来年1月のシネマ歌舞伎でお会いできるのであろう、阿古屋さまも。

「道」、うっかりしてましたが、拝見しないとでした。
映画の世界に没頭できる環境は作れそうにないですけど。

実は、私も・・・

なんと、私も、奇跡的に当選いたしまして、参加させていただきました。
「桔梗さんにお会いできたら・・・」と思っておりましたが、どなたが桔梗さんかわかりませんでした(笑)。
イベントは、本当に夢のようなひとときでした。
はじめに、関係者の方々のお話が、いろいろとあったのですが、
ひときわ大きな拍手が・・・と思いましたら、
玉三郎さんが、私の横を、そよ風のように歩いていかれ、優しくお話を始められました。
私は、スーツ姿の玉三郎さんにみとれてしまい、お話の内容はあまり覚えていませんでしたので(笑)、桔梗さんのレポートを拝見して、「あー、そうだった」とかみしめております。
関係者の方とも少しお話をさせていただいたのですが、
今回のイベントにも、玉三郎さんは、とても熱心にかかわられたそうで、
お忙しい中、いろいろな活動をなさり、私達を楽しませてくださることに、とても感激し、またまた元気をいただきました。

いや〜ん、豪華!

あ〜、豪華。うっとり。素敵なイベントですね。
とても行きたかったんですけれど、相方がおらず・・・。
会場で、隣に居ますと言い張るとか、等身大の人形連れて行くとかじゃダメですかね?

>映画はデータとしてではなく、時間と空間で観る。

かっこいいい!かっこいいわ〜玉三郎さま!
このイベント、続いてほしいですね。「外科室」「若者のすべて」も熱望します。


いーいーなー

38名って、学校でいえば、一クラス程の人数ですね?
会場も、それ程広くないですよね?
玉三郎様が先生で
桔梗さん、スカーレットさんが生徒だ!
先生は、皆をしっかり見渡せ、みつめられますよね!
私も生徒になりたい。

桔梗さん、スカーレットさん、そんな空間でいっぱい、息をすってきました?
なんかよくわからないけど、そんなに近くに玉三郎様がおられたら、私はまず、息をいっぱい吸ってしまいます。

深呼吸

ちょんぱさま
実は、玉三郎さんが近くを通られた時、思わず「深呼吸」してしまいましたよ(笑)。
でも、特別な香りはしなかったような・・・。
たぶん、香水系のものは、つけていらっしゃらないのかな・・・と思いました。

春風のような声

桔梗さん、詳細なレポートありがとうございました。

残念ながら抽選にはずれてしまったので、今回参加することはできませんでした。
でも、まだこれからも名画を上映してくださる予定があるそうなので、いつか?参加できたらいいなあと思ってます。

玉さんの春風のような声で「甘い生活」送ってみたいですね~というようなお言葉聞いてみたいです♪
本物を見て感じる素晴らしさは大切ですね!

9月1日歌舞伎座に、玉三郎さんのご出演される歌舞伎を観に行って参ります。
桔梗さん、みなさんとお会いできるの楽しみにしてます♪

さすがブルガリでした。

くるりんさん

様子をのぞいていただけて良かったです。
インタビュー映像の玉三郎さんの語りもいいですよね。
柔らかくて、想いがそのまま伝わってきます。
鑑賞会の時も、ざっくらばらんに、率直に
いろいろ語ってくださいました。
玉三郎さんは映画がお好きなんだな~と、
存分に伝わって参りました。

「道」は素晴らしい映画だと、再確認。
まだ明るいうちから涙が出て、
でも前の方の方も涙をぬぐう様子が見れたので
そうだよね、やっぱり泣けるよねーううぅ、切ない~、と
思いのままに涙タラタラ泣いてました。

フェリーニ恐るべし、と気になって
昨日、オアゾの映画コーナーへ。
本棚の一番上にフェリーニの本が3冊あったので
自由に利用できる脚立を持ってきて(空いてたので)
それに昇って、しばらくフェリーニの本を
脚立読みしました。ぐらぐらしながら。
そしてその中の1冊「映画監督という仕事」という本をゲットしてきました。
フェリーニに、リータ・チリオ氏が
①俳優について②プロデューサーについて③監督について
インタビューをしている内容で、これから読むのが楽しみです。

玉三郎さんのおかげで、映画の深みにはまっていきそうです。
2回、3回、そしてずっと、続いていくといいですよね。

>「道」、うっかりしてましたが、拝見しないとでした。

玉三郎さんが、「「道」を観ていない方はいますか?」と尋ねられて
数人が手を挙げたら「ああ、よかった。感動できる映画です。楽しんでくださいね」と
すごく嬉しそうに語られたのが印象的でした。
くるりんさんも、ぜひぜひ!タオル用意してね。

さすがブルガリ!お土産のチョコも激うまでした。

お~スカーレットさんも。

スカーレットさん

あの場所にいらしたのですね。
まったく気づかず(お互い知らないからね(笑))
しかし奇跡的なご当選とは素晴らしい。
強運はさすがスカーレットさま。

>玉三郎さんが、私の横を、そよ風のように歩いていかれ、優しくお話を始められました。

空中をすべるように歩かれますからね。
音もなく、そよそよと。やはり、そよ風です。

お洋服は黒に薄くストライプの模様が入ったスーツでしたよね。
ネクタイは確か美しいグレイの光沢のあるもので。
お靴は、見えませんでした。というか、そこまで気がいかず
かなり私も硬直していた気がします。

関係者の方とお話をされたのですね。
嬉しい情報をありがとうございます。
実際にお着物や宝石に触れられるように、
いろいろ考えて、今日の日を迎えました、と
おっしゃっていたので、お忙しい中、
ご尽力くださったのですね。
そのおかげで、鑑賞タイムもとても楽しくて
有意義なひとときでした。
宝石ジャラジャラも音が楽しめました。
傷つかないのかな、と貧乏性の心配をしながら。
私も元気が出ました。ワインも飲みすぎました。
ずーっと続くといいですね。

応募すべし。

フクギさん

いや~ん、めちゃくちゃ豪華~ん、でした。
会場に入ってすぐにスパークリングワインやジュースが供されて、
映画を観る前だからイカンだろう、と思いつつグビッと。
等身大の人形のふりして、私が行きますンで。
ぜひとも応募してください。

確かにデータとして見るのと、スクリーンで観るのでは
受け止め方もまったく異なりますね。
玉さん、カッコよかったです。
低音で話されるのですが、リズムがあって
いざなわれツアーの時も感じたのですが
人に話を聞かせるたーこういうことだー、という
話術というものが、玉さんにはあるのだな、と思います。
話術って単にテクニックではなくて、心の伝え方。
なんたって、カッコいい玉さんでした。

そうですね、「若者のすべて」も「ベニスに死す」も観たい!

ちょんぱさん

私は、息をするのを忘れていました。
でも生きてるから、してたんですけど。

目の前にいらっしゃる玉三郎さんは
先生であり、このイベントの芸術監督であり
そして、素敵なひとでした。
もっと大きく息をすれば良かった。
あまりに近すぎて。
サントリーホールでは、
思いっきり息を吸ったのですが。
密度としたら、反対でしたね。

羨ましい。

スカーレットさん

深呼吸していらしたのですね。
その姿を想像すると楽しい。
私は、ただボーっとしてました。
あー、帰っちゃうんだ、と思って。
でも、帰るのではなく、
すでに歌舞伎座のお稽古が始まっていて
そちらに戻られたのですよね。
そんなお忙しいさなかに来ていただいて、
やっぱり深呼吸するべきでした(わけわからん)。

ごめんなさい。

あんずさん

私だけ抜け駆けしてしまって、
本当にすみません。
でも、これからきっと、絶対に、
あんずさんは参加できます。
私はもうたぶん無理です。

フェリーニが亡くなった時に、
イタリアの人々に愛された映画監督として
国葬にしようという話があったそうで、
玉三郎さんは、そのお話をされて
「Dolce Vitaそのものですね」とおっしゃられました。
何というか、人間のロマンを感じます。

>本物を見て感じる素晴らしさは大切ですね!

本当に、素敵なことですね。

いよいよ明後日では、あーりませんか。
すごーく楽しみです。
玉さんと皆さんと、また同じ空間で。
今度は、歌舞伎座で深呼吸しなくちゃね。

夢のような世界

桔梗さん、美しいお写真と詳細レポありがとうございます。
夢のような世界ですね~
ああ、行きたかった!
でも、友人と話していて"もし当たったら何を着ていくの?ブルガリに来ていくようなお洋服持ってないよ~"と言いあい、10月の鑑賞会申し込みも断念してしまいました、トホホ。

飾られている衣装の優美さ、そして仮織物とはいえ触れて良いなんて
極上の幸せですね。
何度も開催される見込みならばいつか行けると良いな~

『吉野川』は9月の終わりころになって拝見する予定です。
川のほとりのようなところのお席ですが
定高さんの心の機微を読み取ろうと思います。

きっときっと。

パールさん

キラキラした夢のような世界。
家を出る時に、気合いを入れてブルガリ脳にしたのですが
ブルガリに行く前に、東急ハンズにボールペンの芯を買いに行ったら(笑)
大バーゲン中で、いきなりハンズ脳になってしまい。
うー、っと、また気合いを入れ直してブルガリ脳にして
会場へと向かいました(無駄な抵抗)。
こういう機会じゃないとブルガリのお店にも入らないかな、と
1階と2階に行ってネックレスとかバッグとか見たのですが
その都度、お店の方が寄っていらっして何をお探しですか、とおっしゃるので
あのその探しているわけではないのですがゴニョゴニョと。
変な客だな、と思われたでしょうね。
でも美しいものを見ているだけで気分が良かったです。

洋服も、かなり迷いました。
でも、皆さんわりと黒のワンピースとかシック系で、
そんなにブルガリゴージャス系ではなくて(どんなんや)
ホッといたしました。
だから、パールさんもそんなに心配しないで
ぜひとも、次は応募した方がいいと思います。

9月の歌舞伎座が楽しみですね。

>川のほとりのようなところのお席ですが
 定高さんの心の機微を読み取ろうと思います。

憎いこと言うなぁーこのー!(笑)。
川のほとりが一番いい風が来そう。

私もいろんな所から、定高さんの心の機微を読み取りたいです。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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