八千代座いざなわれツアー その5

八千代座から帰ってきて10日が経ちましたが、
まだ、あの景色ははっきりと覚えています。

今回のプレミアムコンサートでは、舞台に上がって
太鼓を叩くコーナーがありました。
私は、叩きたいけれど恥ずかしいので
藝大の時も京都劇場の時も手を挙げませんでした。

しかし、八千代座の舞台は特別です。
玉三郎さんが毎年、舞踊公演で演じていらっしゃる舞台の上に
私も立ってみたいなぁ、と思い始めました。そのうち、
やっぱり絶対に立ってみたい!!!となって、
17日に思いきって手を挙げました。勇気を出して。
でも、選ばれませんでした(笑)。

次の日は、またダメだろうな、と思いつつも、手を挙げたら、
大塚勇渡(はやと)さんが目の前にいらして、どうぞ、と指してくださったのです。
うわぁ~~、やったー!舞台に上がれる!と喜び勇んで立ち上がりました。
大塚勇渡さんが低い美声で「御足下にお気をつけください」と
言ってくださったのですが、私は、落下覚悟で飛び跳ねて、舞台上へと急ぎました。
玉三郎さんも、マイクで会場の皆さんに向かって
「桟敷席のみなさま、くれぐれも御足下にお気をつけください」と
ずっとアナウンスしてくださっていました。
そういうお心づかいにキュンとなってしまいました。

そして、ついに八千代座の舞台に立ちました。
私は客席の提灯の明りを見上げて、感極まりました。
玉三郎さんは、こういう景色を見ながら踊られているのか、と。
お客さんが入っている舞台に立つことなど、有り得ないことですよね。
ただただ感無量でした。もうそれだけで大満足で太鼓を叩くなんて
畏れ多い気がしました。すると地代さんが太鼓のバチを渡してくださって
太鼓の前に立ち、坂本さんの太鼓教室が始まりました。
太鼓を叩き始めたら、楽しくて、楽しくて、もう夢中でした。
玉三郎さんがいつも踊られている八千代座で、
鼓童の方に直々に指導していただけるなんて。
NHKの「鼓童ミーツ玉三郎」を見て、玉さんに撃沈してから12年後の
奇跡の出来事でした。心は昇天いたしました。

藝大から京都へ、そして八千代座へ。
玉三郎さんにいざなわれていくたびに、鼓童のみなさんもどんどん柔らかくなって
語られる内容もより深くなって、感じていらっしゃることが直に伝わってきて
玉三郎さんのいざないパワーに天晴れでした。とにかく楽しくて、
その劇場ごとに、プレミアムな体験をさせていただきました。

玉三郎さんがあまりにもフレンドリーで、面白くて
笑わせていただいて、とっても身近に感じてしまっていたので、
明大の講演会では、学長さんの玉三郎さんへの賛辞を聞きつつ
ハタと、そうだ、玉三郎さんは世界の巨匠でどえらい方なのだということを思い出して(笑)、
あらためて、頭を垂れた次第です。

玉三郎さんと鼓童の皆さんに、心から感謝申し上げます!
どうもありがとうございました。

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羨ましい

桔梗さん、こんにちは。
八千代座ツアー1~5まで読ませていただきました。
ありがとうございました。

八千代座の舞台で太鼓体験、羨ましいです!
舞台からでなければ見えない景色がきっとありますよね。
特に玉三郎さんの思い入れ深い八千代座!
いいな、いいな。

玉三郎さんと鼓童のメンバーの皆さんの関係が
"いざなわれツアー"の回を重ねるたびにより深くわかってきた
気がします。
そして鼓童の方々が真摯にお稽古に取り組む姿勢や
作品を作り上げていく過程に積極的にかかわっている姿が
こうして長く玉三郎さんが関わっている理由なんだな~と
より一層わかってきた気がします。

"八千代座行きたかったな!"とずっとモヤモヤしていましたが
桔梗さんの詳細レポで充分楽しませていただきました。
『幽玄』の情報もいただいたので、先を楽しみに
とりあえず秀山祭を目指します。

梅雨明け後、蒸し暑い日が続きますが夏バテなど
お気を付けくださいね。

おぉぉぉぉぉぉ~~~~!

やったのね、桔梗さん。
桔梗さんの幸せ、分けていただきます。^^

太鼓習いません?(笑)

ありがとうございます。

パールさん

こんばんは。
八千代座1~5まで読んでくださって感謝いたします。
玉さんと、鼓童の皆さんの言葉が、心に響いて
すべてをお伝えしたいのです。でも、無理だけど。

最初は寡黙だった鼓童の皆さんが、最後には
自分はこれを言いたい、という意志がはっきり見えて、
静かな佇まいの中の熱い魂を感じました。
そういう所も、親分の玉三郎さんと同じですね。
(親分じゃなくて、監督ですからー)。

八千代座の舞台から見た景色は、ゾクッとしました。
ぼんやり灯る提灯の明りと、暗がりの中、浮かんでいる
観客のみなさんのお顔と。
風情というか情緒というのか、都会の劇場には無い、
温かくて色っぽい空気が流れていました。

これから、どんな舞台が始まるのかな、という期待でいっぱいです。

やっちたの。

まるこさん

はい、念願叶いました。
こっぱずかしかったです。
でも最強に幸せでした。

鼓童の太鼓塾に行きましょうかね。
きっと脱落すると思いますがね。

まるこさんに、お三味線習いたいよ。

舞台上の桔梗さん!

大塚勇渡さんから、どうぞと言った瞬間に、素早く立ち上がった桔梗さんカッコよすぎでした!

玉三郎さんが立たれてた同じ舞台に立てただけじゃなく、鼓童の使っている太鼓を叩けたなんて、素晴らしい体験でしたね。
見ていた私も感動しました。

千穐楽はカテコでスタンディングとなり、鼓童さんの唄で締めとなりました。

いざなわれツアーに参加できてほんとに嬉しかったです♪

恥ずかしい。

あんずさん

素早かったですかね、もう、嬉しくて。
大塚さんはいつも言葉が丁寧で上品で、感心しているのですが
すぐ目の前に顔が現れた時は、一瞬、ポカンとなりました。
え?いいんですか?ヤッタ!と。
ほんとに素晴らしい体験ができました。
二日目もイケーッ!と、励ましていただいたあんずさんのおかげです。
ありがとうございました。

千穐楽は、カーテンコールでスタンディングだったんですね。
目に浮かびます。あんずさんが飛び跳ねて拍手している様子が。
いつもスックと、迷わず立ち上がるあんずさん。
きっと、あんずさんにいざなわれてスタンディングされた方が
沢山いたのではないでしょうか。

いざなわれツアーを開いていただいて
この春夏が、とても充実しました。
またがんばろー!と元気が出ました。
あんずさんと旅ができて楽しかった~。
またよろしくお願いします。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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