八千代座いざなわれツアー その2

今回の八千代座のコンサートには、
熊本地震で被災された方たちが、ご招待されていました。

玉三郎さんが、「今は、なかなかこういう所へもお出かけにはなりにくいと
思いますが、今日はコンサートを聞いていただいて、お風呂に入っていただいて
このひととき、楽しんでいただけたら」とおっしゃって、拍手が。
コンサートだけではなくお風呂もついているなんて!
人肌を感じる素晴らしい企画ですね。
八千代座実行委員の皆さんと、玉三郎さんや鼓童の皆さんで
考えられたのだそうです。

玉三郎さんの靴下に象徴されるように、今回は、八千代座という芝居小屋というか
お座敷に靴を脱いで上がらせていただいて、寛いでお話や太鼓の演奏を
聞かせていただく雰囲気で、とても和やかな時間が流れていきました。
玉三郎さんがとにかくこちょこちょ面白いことをおっしゃるので(真面目な顔で)
ずっと笑いが絶えませんでした。私も、笑いっぱなしでした。

そんな中で、特に感動したお話から書かせていただきます。
ドラムを演奏される小田さんがマイクを持ってお話をされた時、
これまでのコンサートの時にはなかった感じで、じっくり、とうとうと、
ありのままの思いを、語られたんです。
「鼓童は和太鼓を中心としたグループだったけど、玉三郎さんがいらしてからは、
なぜ、こうしちゃいけないの?って新しい目で見て、いろいろ言ってくださって
僕たちも最初はとまどっていた。どっかで、そんなことは、やっちゃいけない
という気持ちがあって、これはお客さんがどうなのかな、っていう気持ちがあった。
でもドラムを太鼓と組み入れてやっていった時に確かに自分たちの耳で聴いた時にも
太鼓の音が倍増しているな、という実感があって、お客さんからも今日の太鼓の音、
すごく良かったよ、って言っていただいたので、すごいなって思った。
そういうことで、殻が取れていった。長年鼓童がやってきた、こうやっちゃいけない、
ああやっちゃいけない、太鼓はこうあるべき、って決めてしまいがちなことを、
玉三郎さんがはずしてくださったおかげで、僕は、素直になれた。
外部のドラマーの方とかのお話も素直に聞けるようになった。素直な気持ちで、
ドラマをイチから習うという、新しいことをすごく楽しんでやれた」
と、いったことを、おっしゃったんです。小田さんは、正直な方な方だなと思いました。
その言葉の中に、玉三郎さんへの深い思いが込められていて、じーんとなりました。
思いっきり拍手したくなりました。(できませんでしたけど)

やっぱり、長年の鼓童ファンの方は、法被にふんどしで叩く姿や、
これまでの演奏を続ける鼓童こそが、鼓童なんだ、と思われるのかもしれません。
新しいことをやるのは、想像以上に大変なことだったんだろうなと感じました。
でも、鼓童スピリットが核にあって、表現の幅を広げることによって、
こんなにも太鼓の音の可能性が広がっていくんだ、そして、
どんなに新しいことをやっても、それこそが鼓童なんだ、ということを、
小田さんが演奏者の実感として語ってくださったように思いました。

玉三郎さんは、じっと聞いていらっしゃいました。
そして、一言、「まだまだドラムをやりたいと思ってます」と(笑)。
玉三郎さんは違う場面でも、「やれ、とは言わない、やるんです、」と
おっしゃっていました。男らしい方ですね。
何よりも、太鼓を打つ人を輝かせること、それが
芸術監督がやられていることなのですね。
鼓童の公演や、玉三郎さんの舞台を観ていると
いのちを大事にして生きることの可能性を広げていただいているような
そんな気持ちになります。

コメントの投稿

非公開コメント

嬉しいお話🎶

玉三郎様のことを新しい目と感じてくださった、小田さん。
やります、という玉三郎さん。
かっこよすぎな、コンサートですね。
行きたかった!
それにしても、コンサートにお風呂、これまた、凄い!
それを私達に知らせてくださる、桔梗さんも凄い!

わたしのコメントは、どうか既読スルーのような形でお願いしますね。
私のコメント、しばらく続きそうな予感が。

新しい目

ちょんぱさん

玉三郎さんは、好奇心が旺盛ですよね。
でも、新しい目にも責任がついてまわりますから
度胸があるんだな、と思います。
何よりパワーがありますよね。

既読スルーはできませんので
お手柔らかに~(笑)。

ご注進

山鹿のホテルで記者会見があったそうです。
今年の八千代座公演は、10月29日~11月3日。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/260279

ということは、11月の歌舞伎座ご出演はなしですかね。

八千代座は参戦したいと思います。秋の遠征計画を立てなければ。

小田さんと同じく、ドラム担当の住吉裕太さんも、最初はドラムに関しては抵抗があったと京都劇場でおっしゃってましたね。
バリバリの守旧派だったようで、衣装はハッピにハチマキが好きだったとか。
いまでは、いろんな国の音楽を聴きまくっていて、いろんなリズムで作曲しているのですから、変われば変わるものです。

ありがとうございます。

京にんじんさん

玉三郎さん、お忙しいですね。
公演後も残られて記者会見とは!

八千代座に行った際に、秋の公演のフライヤーを
いただいたのです。早くお伝えしなくちゃ、と思っているうちに
先に、お知らせいただいてしまいました。

私も、秋も、楽しみにしています。
新しい演目を八千代座で拝見できるのですね。
フライヤーの写真、素敵ですよね。
表と裏で、2種類の衣裳。
今度、スキャンしてアップしますね。

住吉さんは、子供の頃からピアノもギターもやっていて
学生時代はシンガーソングライターだったそうですよ。
八千代座でおっしゃってました。
楽譜は、住吉さんに書いてもらうんです、って
玉さんがおっしゃっていましたね。
あとリオ(りょうたろう)さんはチェロをやっていたので
今度は、それらの楽器を全部、取り入れていきたい、
みたいなことを、玉さんが喜々としておっしゃってました。
何だか楽しいですね、いろんな音色が楽しめそう。

まずは、来週月曜日の明大ですね。
しかし玉さん、日本中あっちゃこっちゃ、お忙しいですね。
明大は、どんな構成になるのでしょう。

小田さん

玉三郎さんの演出により、新しい鼓童の一面に対する思いを、丁寧に自分の気持ちを話されていたのは、私も印象に残りました。

鼓童の新しく引き出された物を、できるだけ観に行きたいと思います!

俯いて、とうとうと。

小田さんのメッセージが、心に深く伝わりました。
いろんな迷いがありながら、芸術監督に導かれて
発見しながら、新しい道を模索されているのですね。
そういうお話が聞けて、良かった。
八千代座まで行って、良かった。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク