酔ふて踊るが ヨイヨイよいやさ~♪

「元禄花見踊り」の歌詞を、調べてみました。

お花見をしながら踊り、酒盛りしている人たちの賑わいが歌になっていて、
登場人物も、岡崎女郎衆に、目もとまで衣をかぶった侍女、深編笠をかぶった侍や、
腰に瓢箪、毛織りの巾着をぶら下げた供奴、刀をさした武士の下男と、その主人
そして町人衆と、あらゆるジャンルの方たちがお花見に集ってドンチャン騒いでいる様子。

月夜の晩に、お洒落して、酔ふて踊るが ヨイヨイよいやさ~♪
いいなぁ~楽しそう~仲間に入れて~

この曲は全部二上がり(にあがり)だそうです。
二上がりといえば、「廓文章 吉田屋」で、待ち侘びた夕霧がやってくる時の
伊左衛門の高鳴る気持ちを、義太夫の歌詞の中で
「胸は二上がり、三下がり~
と三味線の転調にたとえている、あの二上がり!ですね。
気分は、アゲアゲ長調(ひらひら蝶々)、ですね。

玉三郎さんが一人でしっぽりと踊る図を想像しておりましたが、違いますね。
この歌詞からすると、お花見大フィーバー踊らにゃ損損全員集合!の図が。
歌舞伎座の〆が賑やかだと、帰り道もアゲアゲ長調の足取りに。
9月に向けて花見踊りの練習もしておきましょう。(出番はないですよ)

友達からずっと借りっぱなしの「長唄名曲百選」より
「元禄花見踊り」歌詞を抜粋いたします。

作詞 竹柴瓢助 作曲 3代目杵屋正治郎

二上り 前弾

吾妻路を 都の春に志賀山の 花見小袖の 縫箔も 華美をかまはぬ伊達染や

斧琴菊の判じ物 思ひ思ひの出立栄

連れて 着つれて行く袖も たんだ振れ振れ 六尺袖の しかも鹿の子の ふり袖模様

裾に八つ橋染めても見たが ヤンレほんぼにさうかいな そさま紫色も濃い

ヤンレそんれはさうぢやいな 手先き揃へてざざんざの 音は濱松よんやさ

花と月とは どれが都の眺めやら かつぎ眼深に北嵯峨御室 二條通の百足屋が

辛気こらした真紅の紐を 袖へ通して繋げや櫻 ひんだ鹿の子の小袖幕

目にも綾ある小袖の主の 顔を見たならなほよかろ ヤンレそんれはへ

花見するとて熊谷笠よ 飲むも熊谷 武蔵野でござれ

月に兎は和田酒盛の 黒い盃闇でも嬉し 腰に瓢箪 毛巾着 酔うて踊るが

よいよいよいよいよいやさ

武蔵野名物月のよい晩は をかだ鉢巻蝙蝠羽織 無反角鍔角内連れて

ととは手細に伏編笠で 踊れ踊れや 布つく杵も 小町踊の 伊達道具

よいよいよいよいよいよいよいやさ 面白や

入り来る入り来る櫻時 永冨東叡人の山 弥が上野の花盛

皆清水の新舞台 賑はしかりける次第なり



こちらに「杵徳会」さんの歌詞の解説があります。
http://www.shamisen.org/kaisetu02.htm

明治十一年に新築落成した新富座(守田座)の開場式で発表されたことや
時代背景についてこちらにくわしい解説があります。
http://www.tetsukuro.net/nagautaed.php?q=56

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プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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