すばらしい千穐楽でした。

壽初春大歌舞伎のフィナーレを、観て参りました。

昨日は、初日と同じ花道のすぐ横の席でしたので
真柴伯母が目の前で止まった時、唐織壷折の衣裳が見た目に
柔らかくなって、しんなりと玉三郎さんの御身になじんでいるように映りました。
初日はもっとバコッとした印象だったので、その風合いの変化に
25日という時を感じで、いきなりジーンとしてしまいました。

真柴の第一声がひときわ低く、太く迫力でした。
低音が立体に感じられてボリューミー!密度の濃い声というのか。
門の前で綱に語りかける時は、語尾に怖さが宿っていて。
ひとりの声が、あんなにも、いろんな表情を見せるところからして
すでに妖しいのだわ、とあらためてゾクッと。

笠を幼い綱に見立てて、おんぶしたり抱っこしたりしながら
あやして寝かしつけようとする時の顔や指先に慈愛が溢れていて
育ての母以外の何者でもないな、と思えました。綱がほだされるのも然り。
俺俺じゃなくて、伯母伯母なりすまし大成功。

今月は、一階席の下手より2回、真ん中1回、上手より1回、幕見席2回、と
いろんな角度から「茨木」を拝見しましたが、毎回、どこから観ても、
真柴の踊りの動きの美しさにノックアウトされました。
無駄のない動き、とか、流れるような、とか、言葉にしてみても、その凄さは説明できない
ほんとにもう素晴らしいったらないよ~凄いよと、叫びたくなる感動。
踊り終わってから真柴の呼吸がいっさい乱れることなく
スッとそこに座っているのも凄いなぁ、と。
玉三郎さんのエッセンスが凝縮されている真柴の踊りを拝見できて、
心底、生きていて良かったと思いました。

最後、花道に来てからの鬼のエネルギーはさらに白熱して火花が見えるよう。
ドドド迫力で、カッコよくて、楽しくて、玉三郎さんは最強のエンターテイナー。
あのスピード感がたまらないです。何回も戻ってきてほしい~と。
幕の中に消える寸前に、くるっと回転されたところが超萌えポイントでした。

今月は、左の魂も、右の魂も、鬼に、ぜーんぶ持ってかれちゃいました。
魂を取り返しに、博多座へ行かなくちゃー。(さらに魂抜かれて帰ってくるんでしょう)

玉三郎さん、ご出演のみなさま、素晴らしい舞台をどうもありがとうございました!

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抜かれた魂・・・・

今、どの辺りを飛んでいる?玄界灘あたりかな?(笑)

みなさん、魂を抜かれちゃいましたね。
でも、心地よいだろうなぁ・・・・・いと羨まし。
玉三郎さんの六方は、観てみたかったですわ。ハッ!も。^^

越後は1日にして豪雪地帯。今日はいつもの冬に戻りました。

博多レポート待ってま~~す。

ふぬけ飛び

まるこさん

飛んで、飛んで~抜かれた魂はいずこへ~。

玄界灘のお魚が食べたくなっちゃった。旨そう。

>玉三郎さんの六方は、観てみたかったですわ。ハッ!も。^^

まるこさんに、今度、私がやってお見せしましょう。見たくない?
おとらさん情報によると、テレビ撮影があったようですから、
きっと、ばっちりご覧になれますよ。NHKかな。

越後は一日にして豪雪地帯ですか。ぶるぶる。
元気な猛うささんも、お炬燵で丸くなってるかな。
博多も雪ですもんね。お天気が回復することを願って。

内弁慶の玉さんの船弁慶、待ち遠しいです。

千穐楽

桔梗さん、皆さん、こんばんは。

玉三郎さんの茨木、次はいつ観られるかわからないな、、、。

そう思ったら千穐楽、最後にもう一度観ておこうと思い行ってきました!
(やっぱり行きましたね(笑))

桔梗さんも書かれていましたが、今回、一番印象に残ったのは玉三郎さんの声で前回の時より低くて、でも語尾が微妙に上がる感じで、そこに鬼の不気味さが出ていて凄い!と思いました。

今回は音楽も意識して聴いてみました。
特に、最後、綱と鬼が出て来る前の三味線のソロが神懸っていて、思わず拍手してしまいました。

千穐楽ということもあるのかもしれませんが、最後、六方で引っ込む時の鬼の気迫は本当に凄かったですね。
大向こうさんの声がかかるかな?と思ったのですがし~んとしていましたね。

玉三郎さんは、舞台に本気で命を懸けてらっしゃるな、というのが観ていて伝わってきました。
きっと、玉三郎さんの中に完成というのはなく、日々、試行錯誤の連続なのだろうなと想像できるだけに、感情がいっぱいになって泣きそうになりました。
私のようなひよっこから見ると、永遠に彼方の人です、、、。

素晴らしい舞台を見せていただいて、玉三郎さんに大感謝です!
そして、人間国宝の素晴らしい舞台を、一番後ろ(幕見)とはいえこの値段で観せてくださる松竹さんにも大感謝です!(笑)
やっぱり観に行って良かったです。

私も地方公演には行けないので、しばらく観劇はお休みです。
博多座にいらっしゃる方、皆さんお気をつけて楽しんできてください!

やっぱり~(笑)。

青空さん

そうこなくっちゃー。
千穐楽いらしたんですね。

>今回、一番印象に残ったのは玉三郎さんの声で前回の時より低くて

ですよね、低~かったですよね。
低くて太くてずっしり。
おおお~っ、って思いました。

語尾の上がりが怖っくてね。
綱に、私を追い返していいのかい~みたいな台詞のところで
ニヤリとした眼と、上がる語尾。お~こわ~。

>今回は音楽も意識して聴いてみました。

えらいっ!毎回、意識して観たり聴いたりするって
(何回も観ると特に)大事な気がします。
発見がいろいろでしたね。
三味線のソロ、私も毎回拍手しました。
ソロの順番が来る前の調弦からして絵になって。
サッと演奏に入って、左手を素早く上下して音程をとって
速弾き(って言うんでしょうかね)、凄いですよね。
18名の長唄さんと7名の囃子方さんがズラリと並んでの景色も壮観でした。

>千穐楽ということもあるのかもしれませんが、
 最後、六方で引っ込む時の鬼の気迫は本当に凄かったですね。

本当にそう。凄かったですよね。
気迫が空気の塊となって感じられるようね。鬼のエネルギー炸裂。
カッコよかったですよね。(また思い出して鳥肌)

命を懸けて舞台に取り組まれている姿に、
いつも胸が熱くなって、青空さんと同じく、目頭も熱くなります。
その姿が、美しいなと思います。

>私のようなひよっこから見ると、永遠に彼方の人です、、、。

私にとっても永遠に憧れの存在です。
こういう方はほかにはいらっしゃいません。

>人間国宝の素晴らしい舞台を、一番後ろ(幕見)とはいえ
 この値段で観せてくださる松竹さんにも大感謝です!(笑)

松竹さんに感謝される方に、久しぶりに出会いました(笑)。
そうですね、松竹さんへの感謝を忘れてはいけませんですね。
幕見席は貴重ですよね。できれば、大阪の松竹座みたいに
朝からすべての演目を一斉に発売するシステムにしていただけると
もっと利用しやすくなるのになと思います(要望ばかり)

>やっぱり観に行って良かったです。

本当に行って良かったですね。
観ないと後悔するけど、
観て後悔したことはない玉さんの舞台です。


プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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