初唸り!初芝居!

壽初春大歌舞伎の初日「昼の部」に行って参りました。

大きな鏡餅に繭玉のお飾り、お着物姿のご婦人ばかりか殿方も沢山いらして
お正月の歌舞伎座は、一年で一番華やかな空気に包まれていますね。
そこにいるだけで何だかいいことありそうだなぁ~の浮かれ気分に。

「義経千本桜 鳥居前」では、
源義経の門之助さん、静御前の児太郎さんコンビを目にした途端、
先月の「ずんばおり夫婦」が脳裏をよぎってしまって(笑)。
切り替えスイッチがなかなか作動しませんでした。
「梶原平三誉石切」では、紅梅白梅がきれいだなぁと眺めつつ
罪人呑兵衛の「酒尽くし」は楽しくていつも笑っちゃうのですが
石切りの前に、しびれが切れて、毎回、地蔵化します。
もうちょっとコンパクトにならないかなぁ(勝手な言い分)

そして、待ちに待っていた「茨木」!です。

チャリンの音も無く、そろり、そろりという気配も無く、
真柴伯母は、杖を右手に気がつくと花道に。
いつの間にそこに?という感じなのです。
顔も髪も真っ白で血の気が感じられず、
時折りよろっとなって存在そのものが危うい。
伏し目の表情からは、悲しさや切なさとも違う、
何とも言い難い重たい感情が伝わってきました。
今まで、拝見したことのない玉三郎さんの表情。
なんと表現していいのかわかりません。
「寂寞」という言葉が浮かびましたが、それだけじゃ足りず。
ウ~唸っちゃう。言葉は無力なり。観るっきゃない。
お着物の色は地味なのですが、伝統色の繊細な美しさ
刺繍の見事さ、風合いに唸りました。

真柴の低く、悲しみを含みつつも、力を秘めた声に、ゾクッと。
ただの老婆じゃない、不気味さがあります。すでに怖い。
いったん追い返されて、呼び戻されて帰って来るときの
喜びに満ちたお顔が、その分、際立っていました。

私は、真柴の踊りが、ことのほか楽しみでした。
あの踊りを生で拝見することができるなんて!
昨日は長唄さん9名、三味線さん9名、お囃子さん7名による
「茨木」の長唄を聞いて、名曲だなぁとつくづく思いましたが、
左手を使わずに扇子を持って舞う玉三郎さんの踊りが
格別でした。素晴らしいです!これが観たかった!
ブオーッと心に泉が湧きました。踊りのことは全くわかりませんが、
一瞬、一瞬が、研ぎ澄まされていて、「洗練」の極み!
肌身で、感じました。目から細胞に伝令が飛んで、
心が浄化されて胸がすく感覚。ほんとに素晴らしい!
今月、歌舞伎座で何回も拝見できるなんて!
最高の喜びを感じます。ウレシイ!(びっくりマークだらけ)
そして、左腕を手に入れた時の真柴のマナコ!!!
ド迫力でした。キョワイ!

鬼になってからの隈取りは濃厚で大胆!
舞台上では照明があたって目の回りがブルーに輝いているように映りました。
キラキラと、とても美しくて、花道で、墨なのだとわかりました。
玉三郎さんの鬼や蜘蛛、蛇になってからの立ち回りが大好きで
特に、指の動きが萌えポイントなのですが、昨日は右手を見て、
ぶっ飛びました。うわぁ!これはヤバい!むむむ!
観てからのお楽しみに!

お正月は、大向こうも盛大ですね。人数もボリュームも大量!
屋号が束になって飛んでくる感じで、昭和のアイドル親衛隊状態。
役者さんが何人もいる時は、あっちゃから、こっちゃから
競り合うように声が飛んできて、築地状態。
「おおはりまっ!」という呼び方がツボに入り、ひとりで
「中播磨!、小播磨!三分の一播磨!」と遊びました(コラーッ)

Eテレ「こいつぁ~初春から~」で拝見した夕霧さんがそれはそれは美しくて!
新年早々、ほんに縁起がええわいなぁ~でございます。

皆さまの感想を楽しみにしています







コメントの投稿

非公開コメント

初芝居^^

玉三郎さんで初芝居とは、縁起の良い年明けです。

猛うさも玉三郎さんで初芝居でした。(テレビ前の一等席)
美し、美しの「夕霧」さんと、チラッとですが「茨木」が観られました。
う~~~ん、「茨木」観たい。長唄の師匠からチケットが降ってこないかしら・・・・
吉田屋のあほぼんは、やっぱり仁左さんじゃ~~~~!

皆様、今年もよろしくお願いいたします

私も一瞬ですが、TVで茨木童子を観ました。
あの大きな目に、背筋がゾクゾクしました。
茨木童子に会いたい。

そして、玉三郎様は本当にお一人なのかな?と意味不明なことを、お正月早々思ってしまいました。
あの傾城と茨木童子が、同じ人が演じている。
歌舞伎役者だから、そんな一言でかたづけられない。
なんか、よくわからないですが
これだけは、言えるんです。
玉三郎様はどんなお役も、私の心をもっていかれる。
今年も、皆様のレポート心より、お待ちしております。
私は、元旦に娘二人と宝塚観劇してきました。
玉三郎様にお会いできるまで、様々な舞台をみて舞台に対する目を高めておきます。

サプライ~~~ズ

こん☆☆は。
桔梗さん。堪能されたようですね。
「夕霧たん」も可愛くて。お正月からはっぴー はっぴー。

さてさて、1月の衛星劇場「玉三郎祭」ですが、今日からの放送の前に勘三郎さんの
コクーン歌舞伎の放送がありました。
1日三人吉三 2日が桜姫 3、4日が四谷怪談。
三人吉三と桜姫は以前NHKで放送されたもので、もう一度見たいと思っていたので、
これ幸いと録画しました。
今日やっと録画を見られたのですが、なんと!本編放送後に玉三郎さんの
「お正月ご挨拶!」が付いていました。
いきなり「お年玉」をいただきました。
もう、松竹さんたら玉三郎さんを酷使して~~~(大笑)

あんまりスカパー!の話題ばかりではなんなんですが、番宣用の番組案内は無料放送です。
今月は玉三郎さんの金太郎飴状態で、番宣だけでも美味しいですよ。

とりあえず7日の18:15~ の放送です。
「高野聖」のダイジェストが「涎」ものです。

かぶりつき、がぶがぶ。

まるこさん

テレビの前の特等席で、私も、がぶっ。

「茨木」は、名曲ですね。
あの松羽目の凛とした舞台の空気に
身が引き締まります。
玉三郎さんの踊りの素晴らしさよ!
お~、神よ~!
天に祈りたくなる名演です。

まるこさん、お江戸まで飛んできてー。
ニザさんイザえもんじゃないから、ダメかな。
でも「茨木」だけでも、絶対にがぶがぶしてー!

こちらこそ、よろしくお願いします!

ちょんぱさん

あけましておめでとうございます。

茨木童子と夕霧さん!
役者さんって、特に、玉さんって、
凄いなあ、って感心しますよね。
どうやって切り替えられるんでしょう。
電車のポイント切り替えみたいに
特別なスイッチを押していらっしゃるのでしょうか。

>玉三郎様はどんなお役も、私の心をもっていかれる。

はい、それだけは言えますね。もってかれます、どんなお役も。
実感しますよね。そしてそれが快感です。

宝塚は元日から開幕しているんですね。スゴイ。
目をビシバシ肥やしておいてくださいねー。

今年もどうぞよろしくお願いします!

ほぉ~~!

リリスさん

私も、勘三郎さんの「四谷怪談」を
昨日、スカパー!を予約してから
さっそく見ていました。
しみじみと。。。
でも玉三郎さんのお正月ご挨拶は見ていなかったので
お知らせいただきまして、感謝です。
さっそく予約しました。
こちらの7日の番組案内が、
お正月ご挨拶ってことなんですかね。
たのしみ、たのしみ。

今、「天守物語」やってますね。
冒頭の玉さん解説、良かったです。
6時半からのインタビューも見なくちゃ。

今月は、玉三郎さんの金太郎飴を美味しく味わいます。

リリスさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

あんの~~~

すみません。お正月のご挨拶は本編放送後にありました。
番組案内は完全に番宣用の放送です。
その月に放送する番組を10本ほどのダイジェスト紹介しまていますです。

ありがとうございます。

リリスさん

ご丁寧に、お知らせくださり感謝です。

そこんとこ、知りたかったんです。
で、昨日放送された「天守物語」が終わった後に
玉三郎さんのご挨拶がありましたね。
こちらも拝見できてホッとしました。

番組宣伝はまた内容が異なるのですね。
スカパー!さんにも感謝です。

「プロフェショナル」の未公開トークSPもありますし。
新年早々、テレビでも御目文字できて嬉しいっす。

歌舞伎座へは、今度8日に行ってきます。

行ってきました、8日の歌舞伎座

行ってきました、8日の歌舞伎座。

昼の部の「茨木」、真柴の深〜い声に、「あ、体調問題なし!」と、まずは安心。
セリフはたくさんあるうえに、謡も聴けるという、玉三郎さんの声も大好きなわたしは大満足の演目です。

右手だけの扇の舞は、見とれました。左手はずっと袖の中ですが、しっかり固定されていたんでしょうか、ピクリとも動かず、存在を感じさせませんでした。

左手を見たときの顔は、昨日は、ぐーっと長く伸びたように見えました。

六方を踏んでの花道の引っ込みのときは、「ヤマトヤ!」「たっぷり」など、いっぱい声がかかり、華やかでした。

夜の部の「吉田屋」、鴈治郎さんのおうちの型なのでしょう、仁左衛門さんのとはいろいろと違っていましたが、楽しく観ました。
松嶋屋型よりも、夕霧の出が早くて、長いようにおもいました。
打ち掛けを広げるところが最初と最後、二回ありますが、その都度、客席にどよめきがひろがります。何度目でも、知っていても、ワーという気分になります。

南座なら、シュウイチくらい通うのに、と後ろ髪を引かれつつ、今月の歌舞伎座を後にした次第です。

ありがとうございます。

京にんじんさん

さっそくコメントを送ってくださり
感謝いたします!

>セリフはたくさんあるうえに、謡も聴けるという、
 玉三郎さんの声も大好きなわたしは大満足の演目です。

あの低くて、地の底からの声が
百面相する感じがしました。
綱に対して、悲しみを訴える声、
駆け引きするような声など
微妙にトーンが変化して、おおっ!と思いました。
すごくいいお声でしたね。体調ばっちり。

右腕を取り上げた時のお顔に
場内どよめきましたね。
凄まじい形相。

花道の引っこみで「待ってました!」と大向こうがかかって
何だか嬉しかったです。玉さんのああいうシチュエーションって
あんまりないですよね。ラストに一人だけ残るのは。
女暫も二人ですし。

>打ち掛けを広げるところが最初と最後、二回ありますが、
 その都度、客席にどよめきがひろがります。

テレビ放送の時も、ワーッてなってましたね。
そうそう、わかっちゃいるけど、ワ―ッってなります。
昼と夜で、いろいろ見せてくださる玉三郎さんです。
「茨木」に入魂状態なのですが、早く夜の部も拝みたいです。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク