千秋楽に、カンパイ!

十月大歌舞伎「阿古屋」のフィナーレを、
この目とこの耳とこの皮膚と、全身で感じて参りました。

一瞬も見逃すまじと、まばたきをしない心づもりで臨みましたが
花道に登場した阿古屋が、あまりに眩しくて
すぐに、またばきをしてしまいました。

心の目で景清を見つめながら演奏する三曲には
詩情が溢れていて、内なる風景の移ろいを感じました。
毅然として清らかなお琴の旋律、心地よく吸い込まれるような三味線、
柔らかく、憂いに満ちた胡弓。音色が澄みわたって
淡い色合いも、闇のような色合いも、鮮明に爪弾かれて
阿古屋の情感がすみずみまで豊かに伝わってきました。

阿古屋が動くたびに、銀の簪がシャリン、と優しい音を立てる
その色っぽさときたら。。。くぅ~。

何回も観ているのに、新しい感動の波が押し寄せてきて
今まで経験したことのない、特別な充足感で
心が満たされました。幸せとは、こういう瞬間のこと。

終わらないで、終わらないで~と念じつつ、
ありったけの拍手を贈りました。大向こうがかかる中、
スーッと、幕は閉まっていきました。

極上の時間!心が晴れ晴れとして、カンパイしなくちゃ!
と、幕間まっさきに「ちょっと生ビール買ってくる」とお隣のあんずさんに言って
売店へ急ぎました。途中、京にんじんさんとすれ違うと
開口一番「すごかったね~素晴らしかったね!」と晴れやかな笑顔。
本当に素晴らしかった!もう最高!すがすがしい~。
ニマニマしながら、カラカラだった喉をうるおしていると
前にいらしたY子さんが「もう飲んでるよー!」とあきれてました(笑)。

終演後は、あんずさん、Y子さん、京にんじんさん、Kさんと
あらためて「千秋楽にカンパーイ!」。
みんなくちぐちに「今日はまたまた最高だったね!」
「お駒さんも情感がこもっていてよかった!」などなど
玉さんブラヴォー談義に花を咲かせました。

でも、もう今週から、八千代座なんだよね!と。
観に行くだけでもテンやワンやの大忙しなのに、
ご出演の玉三郎さんの過密スケジュールを思うと
かなり心配になってしまいます。28日までは、
どうかゆっくりお休みされる時間がありますように!
(でも、きっとお忙しいですよね。)

今月も素晴らしい舞台を、ありがとうございました!
心がまた生き返って、感覚が研ぎ澄まされました。
また全力で前に進んで行こうと勇気が湧いてきました!
まずは山鹿に歩を進めます!(やっぱり、そこか)



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乾杯

楽日に乾杯はよいものですが、今回は、舞台がとりわけ素晴らしくて、大満足でした。

なにもかも知りつくした貫禄のお駒さん、長兵衛さんをじっくりとさとす口ぶりに情があふれていました。

阿古屋は、今回は、花道の出の一部始終を見ることができました。
捕手さん達の、ダンという足音がしっかり揃って、緊張感のある幕開けでした。
ささやかに響く楽器のチューニングがおわって、ハイ、オーケー、みたいな表情が一瞬みんなに伝わる瞬間もすきです。

短い時間でしたが、乾杯もできて、しあわせな楽日でした。

阿古屋^^

89歳の叔母が、「今月は阿古屋だったのねぇ。行けばよかったわ。」と。
申し込む前に「どうする?」って聞いたのに・・・・
以前はいつも一緒だったのですが、耳が遠くなったのと長く腰掛けていられないということで、歌舞伎は昨年で卒業だと言っていました。でも、やはり「阿古屋」は特別だったみたいです。(笑)

みなさん、もう心は山鹿の空ですか。
その前に、今夜はテレビでお逢いできますね。^^

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千秋楽!

「阿古屋」観て参りました。

花道の出から、眩い阿古屋さんに、眼も心も惹きつけられてしまいました♡♡
情感あふれる演奏が心の奥まで響いてきました♪
玉三郎さんが奏でる胡弓を、ずっと聴いていたかったです!

上手よりの席だったので、首がブレちゃったら勿体ないという思いからか?手が首を支えてました(笑)
その支えのおかげ?で、観終わったあとの感動は倍増してました!!

玉三郎さん、ありがとうございます!
終演後のカンパイもできてよかったです。

来週は山鹿ですね~

とりわけ!

京にんじんさんに、幕間にお会いした時の
「最高やったねー」とおっしゃったときの顔(ため息込)が
今も、思い浮かびます。「ほんとにねー」と
私もうれしくなりました。最良の日でしたね。

>長兵衛さんをじっくりとさとす口ぶりに情があふれていました。

お駒さんのあの口ぶりは、素直に耳を傾けて「はい」と言いたくなります。
長兵衛さんも首をうなだれて頷きます。愛があるから、
もう絶対に裏切れない、って自然に導かれます。
あれがもし強い口調で、畳み掛けられたら、辛いばかりで
そこに信頼関係は感じられません。
「酒やめろ」でも何でもいいから、
お駒さんに、コンコンとさとされたいです(笑)。
すぐに酒やめます(嘘)。

>捕手さん達の、ダンという足音がしっかり揃って、緊張感のある幕開けでした。

あのダンという足音も残りますね。
阿古屋の手を広げる美しいポーズと一緒に。

チューニングする姿も、なんたって美しいですからね。
ああいうところに、なおさら色気を感じたりして。

たとえ短い時間でも、乾杯したくなる!
玉三郎さんの千秋楽です。

特別です!

まるこさん

89歳の叔母様も玉三郎さんのファンでいらっしゃるのですね。
素敵ですね、「今月は阿古屋だったのねぇ。行けばよかったわ。」という思いが。
卒業はされたものの、お気持ちはずっと、ですね。
玉さんの全部が特別なのですがね、阿古屋は、
特別中の特別でしょうかね。

昨日は、テレビで玉さんに会えましたね。
冒頭のふりがあって、最後にもってくるところが憎いねこのー。

「先代萩」のお稽古風景も嬉しかったです。
鶴千代くんと千松くんの素顔が拝見できて
二人とも真っ黒に日焼けした元気いっぱいの(たぶん)少年で
なんとなくホッとしました。
可哀想なシーンの二人が焼き付いていたので。
玉三郎さんの貴賓館での対談もドキドキしながら見ていました。
海の話題に目を輝かせている玉さんが、可愛かった!
フェードアウトは、
フェ---------------------ーーーーーーー(ずっと続く)---------ーーーーー(まだまだ続く)--------ド
アウトでもたまにイン!にしていただきたいです。
陶芸展の時にあの暖炉の前で記念写真を撮りました(笑)。

もう少し長く、玉さんにお話を聞いていただきたかったです。
もしくは、ノーカット版を放送していただきたいですね。

いらっしゃいませ~!

〇〇さん

はじめまして!
いつも見てくださって、ありがとうございます。

七月に玉三郎さんの歌舞伎を初めてご覧になられて

>歌舞伎ってこんなに楽しいものなんだ!と今年一番の衝撃でした。
 竜巻で空中高くに舞い上げられ空中で雷に打たれ地面に激突するくらいの衝撃でした

おめでとうございます!(痛そうだけど)本当にご覧になってよかったですね!

今、西洋の芸術を勉強していらっしゃるのですか。学生さんでいらっしゃるんですね。

>玉三郎さんのファンになったのは、その芸術に対する考えや思想の部分でとても
 影響を受けているからです。西洋とか日本とか関係なく普遍的なことをおっしゃっていて、
 心から尊敬しています。玉三郎さんのおかげで他の伝統芸能、伝統工芸などにも関心が広がり、
 私の世界を広げてくださって本当に感謝しています。もちろん舞台上の玉三郎さんも大好きです。

私もまったく同感です。玉三郎さんの生き方、芸術に対する考え方に
私も舞台を観る前に知って、最初にノックアウトされました。
私の場合は雷に打たれて海に落下して撃沈。
以来、ずっと溺れています、玉さんに(笑)。

>桔梗さんのページには玉三郎さんのことや、他にも衣装や小道具など
 たくさん情報が書かれてあるので、とても勉強になります。
 桔梗さんの玉三郎さんへの熱い思いもこちらにも伝わってきます(笑)。
 ただ、桔梗さんや他のファンの方たちのように長く玉三郎さんのことを
 観ていないので、本当に初心者でひよっこなので、とても恥ずかしいので
 非公開コメントにさせていただきました。

こんなうれしいことを書いてくださって
思わず、鍵を開けてしまいました。ごめんなさい。

私もまだまだひよっこですし(年取った)、
これからも玉三郎さんの永遠の初心者でいつづけたいと思っています。

お座敷のみなさんとの楽しいやりとりで
玉さんへの熱い思いが加熱する一方ですが
どうか怖がらないで(笑)、ぜひ、また鍵をかけたままでもいいので
コメントくださいね(勝手に開けちゃうんでしょ)

〇〇さんの感想やご意見をぜひ聞いてみたいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

眩しかった☆☆☆☆☆(星いつつッ)

あんずさん

終わってしまいましたね。
忘れられない千秋楽となりました。

>玉三郎さんが奏でる胡弓を、ずっと聴いていたかったです!

あの胡弓の音色はとろけちゃいますね。
玉三郎さんのヴァイオリンも聴いてみたくなりました。
あと、三味線を弾かれるときの歌が
子守唄のように優しく感じられました。
三味線の音色も、すごく心地良くて。
あと、お琴の爪を指に入れるときのしぐさも
色っぽいですよね。くちに近づけるところ、
手で隠しながら、一つずつはめていって、
さぁ、これから弾きますよ、でもあり、
なんだか憂鬱だわぁ、でもあり(勝手な解釈)。
とにかく、歌舞伎座中がシーンとなって
見つめるひととき。

あんずさん、終わってからも
首の位置がずっと戻ってませんでしたね。あははは。

山鹿では違う日ですから、カンパイでませんね。
さびしいなぁー。でも盛大に、
各位カンパイi-53i-52i-281i-270v-272v-275

クセになりそ~です・・・。

楽日は阿古屋だけの予定でしたが、
もう一度、チャーミングな仁左さんとお駒さんに会いたくて
初幕見しました。

当たり前だけど、見え方が全然ちがって次も見てみたいと思いました。
くるくる回って踊る仁左さんの衣装がファ~っと広がってとても綺麗だったり、
お駒さんの手箱の中がよ~~っく見えて、『一つ一つのお道具が凝ってるんだなァ~』等々、

上からしか見えないものが沢山あって、それであのお値段、お得です!

あ~あっ、又ひとつ病気が増えたような、どーしようもありません。



クセになりますよ!

アユムさん

楽日にいらしていたのですか!
「二人不治娘」勢ぞろい。
いやいや、
「十人以上不治娘」がいたはずです。

幕見デビューおめでとうございます。
一階からも二階かも見えない部分が
よーく見えるんですよね。
(一階や二階で見えるところが見えないけど)

そうそう、鳥の目で、衣裳の美しさや
小道具や大道具の秘密をこっそりのぞき見ちゃう感じで
幕見はクセになりますぜーしかもリーズナブル。
しかも観たいものだけ観て帰れる。

治したくない病気を、またひとつ増やしましたね。
悪化というより進化ですね。めでたし!

さきほどは、、、

鍵を開けていただいたので(笑)、思い切って出てきました。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

阿古屋、私も19日に観てきました。
観る前にこちらに、阿古屋の台詞や歌詞についていろいろと書かれてあったのでそれを読んで観に行きました。
おかげ様で凄くわかりやすく舞台を観ることができました!
本当にどうもありがとうございます!

琴、三味線、胡弓と演奏が進んで行くにつれて私の感情のボルテージもどんどん上がって行き、幕が下りた時は心がすっきりとしていました。まさにカタルシスでした、、、。

玉三郎さんの衣装の色も綺麗でした。
衣装も含め舞台全体の彩度が統一されているのか、目に自然と色が馴染んできて心地良かったです。

できるだけ玉三郎さんの舞台を観たいとは思うのですが、なかなか現実的に難しいので、、、桔梗さんや皆様のレポートを楽しみにこれからも拝見させていただきたいと思います!

お仲間^^

お仲間、お仲間、増えてるぞう。^^
嬉しい、嬉しい。

青空さん、私もなかなか玉三郎さんに逢いに行かれません。
でも、このお座敷のおかげで、玉三郎さんにどっぷり浸っていられます。 
楽しいですよ。^^

お~、鍵カチャッ(開ける音)

青空さん

清々しいお名前ですね。

このたびは、鍵を開けてご登場いただき
ありがとうございます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします!

>おかげ様で凄くわかりやすく舞台を観ることができました!

もう~嬉しくって、
リンダ泣いちゃう~(すみません、時代が古くて)

>幕が下りた時は心がすっきりとしていました。まさにカタルシスでした、、、。

カタルシス!その言葉、ぴったりです。
阿古屋の潔さというか、覚悟が決まっている演奏を聞いた後、
心がすっきり晴れ晴れするんですよね。
すごーく生ビールが飲みたくなりました(ただの呑兵衛です)

衣裳は、美術品ですね。あの孔雀のまな板帯は、
画家の室井東志生さんが描かれたのですよね。
室井さんの展覧会に行ってきた時の記事があります。
良かったら、ご覧ください。
玉三郎さんの絵画が沢山ありました。
http://banbanzai777.blog76.fc2.com/blog-entry-667.html

>できるだけ玉三郎さんの舞台を観たいとは思うのですが、
 なかなか現実的に難しいので、、、桔梗さんや皆様のレポートを
 楽しみにこれからも拝見させていただきたいと思います!

あいよっ!合点だー。です。

この間の玉三郎さんの「フェードアウト宣言」を受けて、
私は、「悔いのないように舞台を観ますぜ宣言」を
勝手にいたしました(笑)。なので、お任せください(笑)。

青空さんが観た時の感想も
楽しみに待っています。

鍵を開けて出てきてくださって
ありがとうございました。

嬉しい、嬉しい。

まるこさんの、お仲間増えたねコメントも
実は、心待ちにしていました。元気が出ます。

学生さんのお若いお仲間、大歓迎。
よくぞ来てくださいました。
リンダ、雄叫びあげちゃう。
↑意味のわからない言葉もあるかと思うのですが
懲りずに、仲間入りしていただきたいものです。

>でも、このお座敷のおかげで、玉三郎さんにどっぷり浸っていられます。 
 楽しいですよ。^^

みなさんのおかげで、本当に、楽しいです。

阿古屋の衣装

衣装のことも教えていただいてありがとうございます。
玉三郎さんのことはもちろん画家の方や他にも舞台を支えている職人の方たちの仕事にも、とても興味があるのでこのような情報がとても嬉しいです。

まるこさんも声をかけてくださってどうもありがとうございました!
こちらのお座敷の熱気の凄さ、楽しいです(笑)。


また玉三郎さんの舞台を観た時は、感想を書かせていただきますね!

ぜひぜひ!

青空さん

衣裳について、ありがとうございます。
私も、絵画や舞台を支えている職人の方たちの仕事にも、
とっても興味があります。素晴らしいですよね。
玉三郎さんの鑑識眼も感じられて。

>また玉三郎さんの舞台を観た時は、感想を書かせていただきますね!

はい、楽しみにしていますね。
玉さんについて、舞台について、芸術について、
なんでもいいので、お声を聴かせてください!
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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