「アマテラス さらなる飛躍へ」レポート by 京にんじんさん

先月22日に関西エリアでのみ放送されました
「坂東玉三郎 鼓童 アマテラス さらなる飛躍へ」の内容を
京にんじんさんが、書き起こしてくださいました。
どうもありがとうございます!スペシャルサンキューでございます!

こちらにご紹介させていただきます。



「坂東玉三郎 鼓童 アマテラス さらなる飛躍へ」MBSテレビ
4月22日(水)あさ10時25分~10時54分
―――

冒頭画面に表示される文章
「長く人々に愛される舞台は、物語性、音楽性、構成、個人芸、
この4つの要素が優れている」坂東玉三郎

以前にも伺ったことのある玉三郎さんの芸術論です。

そして、あけぼの色の空に赤い大きな太陽が動いて、
その中に両手を広げるアマテラス(2013年版)が白く輝きます。

番組は、舞台映像、稽古風景、インタビューをナレーションでつなぎ、
それに、佐渡の海、空などの映像が加えられ、玉三郎さんと鼓童の出会いから
今日までを振り返り、「伝説の舞台」、「アマテラス」が大阪にやってくる!
 チケットはこちら、と告知するというものでした。

ナレーションは簡潔で十分に詳細、美しい舞台映像はたっぷり、緊張感あふれる、
時に楽しそうな稽古風景で、玉三郎さんと鼓童との歴史がよくわかる、充実の30分でした。

面白かったのは、2013年の「アマテラス」オーディション風景。
スサノオに応募した中込健太さん、すごい形相で熱演、画面から切れたところの
動きがおかしかったのかどうか、玉三郎さんほか、審査員一同、吹き出してましたが、
何がそんなにおかしかったのか、残念ながらわかりません。

トークを中心に抜き出してご紹介します。

舞台映像、稽古風景は、「アマテラス」(2006年、2013年)、
ワン・アース・ツアー「伝説」(2012年)「神秘」(2013年)「永遠」(2014年)。

2005年に始動した「アマテラス」、10年前の、10年若い玉三郎さん、
微笑みながら、はじめてのご挨拶。頭皮が見えそうな短髪が若々しい。
「神聖な物語ですけれども、楽しめる物語ができたらいいなと思っています。
ちょっと自分でもそわそわしています」


インタビューは、Q&Aではなくて、トークとして編集されているので、
すっきりしています。無地の背景の前で、みなさん、たっぷりライトを当てられて登場。

玉三郎さん、ぴったり仕立てのジャケットがかっこいいです。
大きな目で相手をのぞきこみ、両手をいろいろに動かしながら、お話されます。

「2015年の5月、大阪ということなんですけど、
10年がかりでこれが上演されるとは思わなかったですね。
テーマが大きいですからね、つくったときは、なぜアマテラスが隠れたか、
岩戸が開いたときどうするか、大変問題だったけれど、ウズメが踊って
神々が扉を開いたということがわかればいいんじゃないかと。
鼓童のためのものなのて音楽的でなければならない、音楽が成立してしまえば
物語は二義的なものになってしまう、全体の流れの中で、
お客様が自由に物を感じ取れればいいんじゃないかなと」

「鼓童に対する望みは、長い曲に耐えられること、それから、
和太鼓であるというより、打楽器であるというところにいくことが僕の目的です」

2014年のワン・アース・ツアー「永遠」については
「まだ先を望んでいるんですけど、道中なんですけれども(笑)」

「ものすごく心地よくて、とっつきやすいのに深い、それで、結論が出ない、
それでいて、抽象的なんだけども、あまりにも近代的すぎて難解ではない、
これが好きなんです」

「和太鼓に向かって、太鼓打ちがその音色に向かっていくんじゃなくて、
音色を自由に使っていって、もっとその太鼓に対して違う音色があるか探っていって、
そうじゃない場合は、違う楽器を持ってくる、平気で組み合わせられる、
それが音楽家のするべきことなのではないかと思いますね」

「お客様に対する態度は、非常にウラの大きいことで、氷山の一角が
ものすごく輝いていないといけないし、中がしっかりなければ氷山の一角は輝かないと思います」

(「氷山の一角」はふつうは悪い意味で使うので、ここでの使い方は違和感ありですが、
本来の意味からいえば、いい意味でも使ってもかまわないという意見も見かけたので、
まあ、いいのかな、と)

「極上の専門家であってほしいわけですね。ということは、ちっとやそっとでは
マネができないことを知らん顔をしてやるということ、それで情緒的に非常に訴えかけていて、
力強くて、さっきも言ったように、何気ない、で、汗もかいてるだろうし、いろいろから
体のメンテナンスもしなくてはいけないだろうし、体の体調を整えなきゃいけないけど、
そんなこと、いっさい感じさせない舞台でなきゃいけない」

ナレーション「2011年の春、アマテラスの再演が決まり、
玉三郎さんが稽古場にやってきました」

衣装はいつもの通り黒ですが、ヘアスタイルが変わりました。

「鼓童に通ってから今年ちょうど10年になります。10年間では新しい人たちも
どんどん出てきて、ステージの真ん中に立てるようになって、とてもうれしいです。
ここに通わせていただいた結果がでてきてうれしいと思っています。
そして、さらに13年に向かってみんな研鑽して、すばらしい舞台の質をあげていく、
それから若者たちもどんどん希望を持って大役にいどんでもらう、
というのが僕の望みです」

オーディションでスサノオ役を勝ち取った小田洋介さん。スーツ姿。
「ナニもするなと。ハハハハ。そのままでいろと、ヒゲもそるな、髪も整えるな、
よけいなことをしなくていいとおっしゃったんですね。なれてきたところで、
少し振りの練習とかして、あ、こっちのほうがいいかなって、やったら、
メチャクチャ怒られました、ハハハハ、よけいなことをするなと」
「太鼓を叩く瞬間のエネルギーは、自分でも経験したことがないくらい
出せた気がするんです」

「はじめに教えました。まず、透明でいなさい、そして、自分自身でいなさい。
透明でいることと自分自身でいることと、意味がわかれへんぞ、と。
15年前の話ですけど、でもピュアってことじゃないですか」

「玉三郎さん自身がもうほんとに芸術の人なので、ピュアであるというのは
やっぱり基本ですよね」

博多座でスサノオを演じ、今回の松竹座でも小田さんと
ダブルキャストで演じる石塚充さん。
「いろいろ神話を読んでると、暴れてる背景に、なんかそのスサノオの哀しさとか
寂しさとか苦しいていうのがあって、それがすごい自分にリンクした感じがあったんですよね。
スサノオの外面と内面がボクのと洋介のと両面を見ることで成立するような感じがしますね」

「芸術監督に玉三郎さんがいらっしゃってからの音楽的な表現の巾が広がったりして、
今もう全く別の作品ていうぐらい変わっているので、昔みたことのある方はその変化を
楽しみにしていただきたいですし、鼓童をまだ見たことないっていう方も、そういう方こそ
本当に単純に楽しめると思うので」

博多座には行かなかったので、今回の公演で私がいちばん楽しみにしているのは
石塚さんのスサノオです。石塚さんの声、よく響くとてもいい声でした。

アメノウズメの愛音羽麗さん。
「宝塚の世界しか知らない私でしたので、お話をいただいたとき、正直おどろきと、
私でよろしいんですかっていう思いでしたけど、玉三郎さん、もちろん気づいたことを
おっしゃったりしてくださるんですけど、こうしなさいということは
決しておっしゃらないんです。導いてくださるというんですか」

「あらためてやらせていただけるというので、もうほんとに倒れてもいいくらいな、
これで終わりきっていいっていう気持ちで臨みたいと思います」
「光が見えたとき、あーっもうほんとにありがとうございますっ、
という思いで、毎日そういう思いでした」

玉三郎さん
「闇から光がやってくる、光がすべてを照らしてみな幸せになる、
その気持ちが打ち手もお客様も・・・
僕が出ていくとかなんというよりも、僕は役割だから出ていきますけど、
それよりも、しばらくの闇の中から夜が明けてくるということの美しさ、
夜明けが美しいと思うのと同じだと思います」

このへん、玉三郎さん、行ったり来たりされていますが、
「役割だから出ていく」とおっしゃいますが、
出てこられるのは、玉三郎さん以外には考えられません。
大団円の、あふれる光の中で、白に金色の飾りの衣装をまとった
玉三郎アマテラスが両手を広げて天をみあげる映像で、番組はおわりました。

初日の松竹座で、圧倒的な光に照らされて幸せな気持ちになりたいと思います。
石塚スサノオは後半にご登場なので、二回目はその頃に予定しています。


京にんじんさん、初日のレポートを心待ちにしております!
よろしくお願いいたします!

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アマテラス特別番組レポート!

京にんじんさん、書き起こしありがとうございました。
すぐすぐですね♪
だいぶそわそわしてきました(笑)

美しい舞台を拝見して、幸せな気持ちでいっぱいになってきたいと思ってます♡

桔梗さん、松竹座でのアマテラス楽しみですよね!

そわそわが、また増えました。

あんずさん

明日、いよいよ初日ですね。
駆けつけたいなーじっとしていられねー。

アマテラスのそわそわに、
七月大歌舞伎のそわそわも加わって
そわそわメガ大盛りになっちゃった。

ほんとーに楽しみです!
うれしいなー。
ちゅうちゅうたこかいなー。

そわそわメガ大盛り

今晩は~。
いよいよ明日ですね。アマテラス様に初めて御目文字かなうと思うとドキドキMAXで、今日一日何してたんだか…何していいのか分からず、シャツにアイロンかけてみたり、毛布を洗ってみたり、意味不明。
でも京にんじんさんのレポートで大分予習、と言いますか、気持ちの準備ができたような気がしてます。ありがとうございます。あー今日は早く寝なくっちゃ! と思っていましたら、今度は七月大歌舞伎の発表があって、きゃーっ!! またまた何していいのか分からず状態に…
取り敢えず晩御飯食べなきゃ。
明日、どんな世界が待っているのか楽しみです。はりきって行ってきます!

寝てますか~。

えつこさん

もう日は変わって、
アマテラス初日の3日になりましたが
夢を見ていらっしゃるかな。
それとも、そわそわメガ大盛りで、
まだ寝つけないでいらっしゃるかな。

はりきって、行ってきてくださいね~。
感想を楽しみにしております。
毛布洗いながら、そわそわして待ってます。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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