初日の「幽玄」へ。

16日午後6時半開幕!「幽玄」を観て参りました。
オーチャードホールに到着して、まず座席へ。
チケットには7列と書いてありましたが、5列目までがなくて
実際には2列目の席でした。おーッ!舞台が近いッ!

もちろん花道はありませんが、舞台から通路に降りる階段(ミニ梯子)が
かけてあり、ここから出入りがあるのかな、と想像してみたりして
ソワソワドキドキワクワク。生まれて初めて観る「幽玄」への思いが、
開演直前には風船が膨らみ過ぎてはちきれそうになるくらい膨らんでいました。
大人になっても、こんな気持ちを味わえるなんて幸せです。

昨日は、とにかく夢中で観て、ひたすら感じて、まだちゃんと内容を理解できて
いないので、何をどのようにお伝えすればいいかわからないのですが、
その感じたところを、少しだけ書かせていただきます。

「羽衣」の幕が開いて、鼓童の方たちの演奏と謡を聞いていたら
なぜか高野山という言葉が浮かんできました。深い山間の清涼で
凛と澄んだ空気や、初心の息吹のような魂のほとばしりが感じられて、
新しい領域に踏み込んでいる鼓童の皆さんが、とても清々しく映りました。
花柳流の舞踊家の方たちが登場して船頭さんのような振りをされて
あ、山ではなくて海辺だった、と。物語が始まって、羽衣を求めて
玉三郎さんの天人が現れたときの神々しさときたら!
透明なのです。澄みきった存在なのです。幽玄を感じました。
これからご覧になる方ばかりですから、詳しいことは控えますが
皆さんが一番知りたいことを申し上げますと、
玉三郎さんは、たっぷり舞ってくださいます!
舞台の一番前のギリギリまで来て舞ってくださいますよーッ!

二幕目では、鼓童の皆さんはいつものストレッチ素材の衣裳で登場。
今回はすべてお能と思っていたので、何だか少しホッとしてしまいました。
あ、正座から、ちょっと足をくずしてもいいのかな、みたいな感じで。
「道成寺」は、とても自由で、いろんなエッセンスが詰まりに詰まっていて
こんなの初めて!づくし。めずらしきが花。めずらしき花子さん。
玉三郎さんの舞いが、独創的でモダンで惹きつけられました。
そして玉三郎さんも、太鼓を打つのです!鼓童と一緒に。
どの太鼓かは、観るまでのお楽しみに。
そして何よりも、玉三郎さんが「道成寺」という題材で、鼓童と共演している
という事に胸がいっぱいになってしまいました。
玉三郎さんが注ぎ込んできた愛情と、それに応えて邁進してきた鼓童と
次々に生まれてきた作品、その17年という歳月と、培われてきた信頼関係と。
いろんなことに思いが巡っていって、胸が熱くなりました。

ラストの「石橋」では、熱狂しました。玉三郎さんの獅子に。
八千代座で見納めと思っていた獅子を、また拝見することができるなんて!
そしてそしてそして毛振りもやってくださるなんて!シビレマシタ。
立ち姿はもちろん、その姿の美しさに。そのお顔の凛々しさに。
眼差しが輝いていて、きりりとして、カッコ良すぎます。
もう興奮してしまって、心臓が早打ちしました。本当に幸せ!
カーテンコールも、獅子の美しい姿で、何回もお辞儀をされて
清々しい笑顔が見えて、最高でした。後ろから「ブラーボー!」という声が
飛んできて、私も思いっきり「ブラボー!」と叫びたかったです。その勇気がなくて、
「玉さん、すごい!玉さん、すごい!」とぼそぼそと、玉さんを見ながら、
ひたすらつぶやいていました。

「幽玄」という作品の素晴らしさにもっともっとふれたいです。
なので、明日もまた観に行ってきます。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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