玉三郎さんの瞳@「室井東志生展」

日本橋髙島屋で開催されておりました
「室井東志生展」の最終日に行って参りました。

美術サロン入り口横のウィンドウディスプレイには
鏡台の前でお化粧をしている玉三郎さんの絵が。
鏡に映る真っ直ぐな眼差しと、柔らかな背中。
ふわぁ~っと白粉の香りがしてくるようです。

お隣には、揚巻の牡丹の打掛と、獅子と牡丹の楽屋暖簾。
こんなに間近で拝見できるなんて。艶やかで、華やかで
吸い込まれるように、しばしジーーーーッ

「鶴の巣ごもり」「楊貴妃」「ナスターシャ」「鏡獅子」など

作品の中の玉三郎さんの瞳の強さ、優しさが、玉三郎さんそのもので
それぞれの役のいのちが感じられて、そこに室井さんの思いも
映り込んでいるようでした。

どの絵からも、淡くて、澄みきった光が放たれていました。

完成することのなかった「鷺娘」の絵と、
「阿古屋」の下絵4点が小さな色づきのものから線画だけの大きなものまで、
その過程がわかるように展示されていました。ふつうは拝見することの
できない下絵を飾ってみては、と提案されたのは玉三郎さんなのだそうです。

大変な時間を費やして、大きな作品を描き上げられていた室井さんの
意志が伝わってきて、束の間、仕事場にいさせてもらえたような気持ちになりました。

また、室井さんが玉三郎さんに宛てて書かれた手紙の下書きも
展示されていたのです。"いま"、思っていることが率直に綴られていて
とても慎み深いお人柄が感じられて、やっぱり一流の方は違うのだなあ、と
比較するのもおこがましいでのですが、小さな自分が恥ずかしく
なってしまいました。何回も何回も読み返しました。

追悼文の中で玉三郎さんが綴られていらっしゃる
「この展覧会をご覧いただければ、先生と私との、何か言葉に
尽くし難いご縁というものを感じていただけるのではないかと思います」

という、その言葉の通りの温かく密な時間を
過ごさせていただきました。その空間が心地よくて、帰りがたくて。
一緒に行った幼馴染ちゃんも、
「描く人と描かれる人の静かな〝気〟のやりとりみたいなものが
作品から伝わってくるよね」と感動していました。

図録を拝見していたら、高島屋の方が「室井先生は、
私たちスタッフのこともいつも気づかってくださって
とても優しくて気さくな方でした」と話してくださいました。

私は孔雀の絵にもいたく感動しました。
そういえば、室井さんが描かれた阿古屋の俎板帯も孔雀でしたね!
素晴らしい~私は孔雀フェチなので(聞いてないよ)

おとらさん情報によりますと、
これから巡回展があるそうです!

髙島屋京都店:3月20~26日
髙島屋大阪店:4月10~16日
髙島屋横浜店:5月1~7日

横浜のときに、また行きたいです。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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