玉三郎さんの朗読@「海の玉三郎」

26日夜に行われた、玉さん×ロレックスの懇親会
「海の玉三郎」では、玉三郎さんの朗読も披露されました。

「真夜中のノート」から「海」と「無題」の2篇、
そして、ハワイのマウィ島在住の詩人、W.S.マーウィン氏の詩や、
山口洋子さんの「誰もいない海」など
自然や海をテーマにしたポエム5篇が
玉三郎さんの言葉で、静かに語られました。

玉三郎さんの「海」という詩は、
まだそんなにビルが建っていない時に、屋上からちょこっとだけ
見える水平線を見て、海を思い出しながら書いたのだそうです。
紹介させていただきます。


「海」

その音は行ったり来たり
海のある限りつづいていました
海の風は、私のほほを静かになで
まつげをふるわせていきました
広く大きい はるかな海
水平線の向こうに
私の夢は大きく広がっていきました
コバルト色の海と
青い空と
白い波の音は
私の心を静かにしてくれました


美しい海の映像が流れる中、
玉三郎さんの言葉で紡がれたポエムを聞いていたら
心がスーッと透明になっていくような
とても清らかな気持ちになりました。
私って、何て傲慢なんだろう、、と思ったり。

W.S.マーウィン氏の詩で、とても印象的だった
「ものがたり」も、ご紹介します。
日本語訳は、ブルース・R・ベイリー氏です。


「ものがたり」

幾たびも冬が過ぎた後で
おがくずになるまでにつぶされた木の皮を見つけて
コケが言った、昔の友よ
昔の友よ


うーん、心に沁みます。素晴らしい詩!
玉三郎さんの語りかける
「昔の友よ 昔の友よ」という
その優しい響きが、胸に残っています。

朗読が終わって、ベイリー氏が
「Sea is your friend!」
と言うと

玉三郎さんが、
「Indeed!」

その後の歓談タイムでは、玉三郎さんが会場を回ってくださいました。
玉三郎さんの海辺の別荘に招かれているかのような
フレンドリーで、アットホームな雰囲気

会場にディスプレイされていた美術品について
玉三郎さんが、とても嬉しそうに説明されました。

ロレックスの時計が置かれていたテーブルは、
樹齢2000年の屋久杉とのこと。
「2000年です!」
にににに2000年!

すみにそっと置かれていた板は
鎌倉時代のもので、東大寺の大仏様の前にあった柵の一部だそう。
「東大寺」と焼き印が入っています。
「この焼き印の部分が家にあれば東大寺にお参りしているのと同じかななんて」と玉さん。
とてもお気に入りのようでした。

そして、ステージにさりげなく置かれていた板は、
奈良の当麻寺の建物の一部だそうで、
約1200年前の天平時代のもの!
あの中将姫の、当麻寺ですね。

「今日は展示会じゃないですから、どんどん
おさわりください」なんておっしゃってましたが、
とても恐れ多くて、さわれませんでした。

最後に、玉三郎さんのロタホールでのフリーダイビングが
正面の大スクリーンに映し出されました。

キラキラと海に溶けこんだ太陽の光と、深いブルー。
ロタホールの海底へ吸い込まれていくように潜っていく
玉三郎さんの神々しい姿。

こんなに芸術的な海の中の映像は見たことがありません。
いつまでも見ていたい心地よさ。
魂が別世界へと飛んでいきました。

「海」をテーマに結ばれた、
玉三郎さんとロレックスのコラボレーション。
潮の香り、文化の香り、そして和やかな時間。
これから、どんな風に発展していくのか
とても楽しみです。

ロレックスは
「日本列島 知恵プロジェクト」という活動もしているのですね。
こちらも、海につながっていますね。

http://www.chie-project.jp/


手前の細い板が東大寺の柵。
「上の部分は、華道の先生が華生けに使うのだそうですよ」と玉さん。

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プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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