十月大歌舞伎は夜の部!

すでに歌舞伎座では発表になっています
芸術祭十月大歌舞伎の演目と配役が、
歌舞伎美人にも、発表されました。

玉三郎さんは、夜の部にご出演です!

「沓手鳥孤城落月」の淀の方と、
「秋の色種」の女、です。
女、という一文字が、いさぎよいです。

夜の部集中型にしていただけると、非常にありがたいです。
それだけに、いっぱい通っちゃいそう~うひょ~

夜の部集中型で、ご案内させていただきます。

芸術祭十月大歌舞伎
平成29年10月1日(日)~25日(水)

夜の部

坪内逍遙 作
石川耕士 演出

一、沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)

大阪城内奥殿
二の丸内乱戦
城内山里糒庫階上

淀の方 玉三郎
豊臣秀頼 七之助
大野修理之亮 松 也
氏家内膳 彦三郎
正栄尼 萬次郎


二、漢人韓文手管始(かんじんかんもんてくだのはじまり)

唐人話

十木伝七 鴈治郎
傾城高尾 七之助
奴光平 松 也
幸才典蔵 芝翫

三、秋の色種(あきのいろくさ)

女          玉三郎

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玉三郎さんの舞踊公演へ@京丹後

24日と25日に京丹後市文化会館で開催された
「坂東玉三郎特別舞踊公演」に行って参りました。

文化会館のある峰山駅は、京都駅からローカル鉄道に乗り継いで2時間半。
しかもその列車が1時間に1本なので、乗り遅れたらタイヘン。
ところが東京駅に着くと、東海道新幹線遅延のお知らせが。ギャー。
発車はしたものの一部トロトロ運転で17分程遅れて京都駅に着きました。
新幹線の扉が開いてヨーインドン!乗り換えのホームめがけて、走って、走って、
ゼーゼー、また走って。目の前を走っている人が数人。玉さんファンの運動会状態(笑)
階段を駆け降りて、無事に、特急「天橋立3号」に乗ることができました。
一同、鬼の形相から一転、仏の顔に(失礼)。みんなの思いは一つです。

峰山駅から文化会館までは、無料送迎バスが出ていました。
歩いて10分位なのですが急な坂があるので、楽ちんでした。
地元の方々に温かく迎えていただいてホッと、心が和みました。

太鼓と笛の音色が聞こえてきて、「口上」のはじまり~。
玉三郎さんは、にこやかな表情で、「今日は申し上げたいことが沢山ございます」と、
昨年、初めて訪れた京丹後の魅力をたっぷりと語ってくださいました。

雑誌「和楽」の特集「海の京都」の撮影場所は、ご自身で探されたそうです。
これまでに知られていない場所をということで、車で数秒で通り過ぎてしまうような
橋のあるスポットや、大好きな港の船着き場などを選ばれたこと。そして、
「魚が上がる時間に合わせて、朝6時起きでご飯を食べずに撮影しました。
港には猫もいて、余った魚を食べていて~」とのお話に客席は大盛り上がり。
いつも京都で食べるお魚が、こうして海から届けられるのだな、というのがわかったと
しみじみと語られていました。「和楽」に掲載されていた橋の手すりに座る玉三郎さんや、
水揚げされた魚の前で漁師さんたちと話している玉三郎さんの写真を思い起こしました。
今年の玉三郎さんのカレンダーにも掲載されていますね。そんな風にして場所を
決められたんだな、と思うと、また写真を見るのが楽しくなります。

そして、京丹後の縮緬について。この20年ほど、東京では絹のいいものが
見つからない時代だったが、京丹後では、あるお店のお蔵に、見たことのないような
素晴らしい絹があった。探し求めても求めてもなかったものがそこにあった、と
すごく思いを込めておっしゃり、とても感動された玉三郎さんの
気持ちが強く伝わってきました。
「道成寺」の縮緬の手ぬぐいも東京ではずっと見つからなかったが、
重さも質も思い通りの上質なものを京丹後で染めてもらって一反分も送ってもらいました、
今後、後輩たちにも渡していける、と嬉しそうに語っていらっしゃいました。
それらが東京に来ないことが、不思議だった。そこで、「自分の仕事ではないけど
日本の手作業の素晴らしさ、日本の美しさを絹を通してご紹介したいと思って、
白生地を美しい色に染めました。京丹後の素晴らしさを皆さんに知っていただくことが
大事だと思っている」と。仕事ではないけど、とおっしゃった一言に思いが感じられて、
玉三郎さんの思いだけで精魂込めてやっていらっしゃるのだな、ということが
熱く伝わってきました。思ったらすぐ行動に移す、果敢な玉三郎さんです。

舞踊「秋の色種」は、昨年、八千代座で初めて上演されて私はすっかり魅了されました。
「口上」で、お寺のお隣の家のお庭で撮影した時に草花が見事で、植物園のようだった、
とおっしゃっていたのですが、玉三郎さんの踊りからも植物園のような
秋のお庭が感じられました。秋の草花、鳥、松虫、秋風、秋空、お月様…
いろんな景色の移ろいに、女性の人生が重なり合って、なんともしみじみとした
気持ちになりました。美しくて、色っぽくて、カッコいい!
扇が手の一部となって、するする、くるくる、なめらかに動く様子が素晴らしくて、
見惚れました。あの扇になりたいなぁ、って(意味不明)

「羽衣」は、「幽玄」の印象が強く残っていたので、「あ、天女が喋ってる!」
とハッとしたりして。巧一さんの伯龍とのやりとりで、
言葉からも生身の感情が深く伝わってきました。
衣裳もサーモンピンクなので(日本語では何ていうのかな。鮭桃色?違うでしょ。)
ほんのりと、やわらかな雰囲気の天女が、とても可愛らしかったです。
最後、上手に伯龍がいて、下手にいる天女がくるくる、くるくると
舞い回りながら幕が降りていく、その演出が、とても好きでした。
花道がないからどうなるのかな、と思っていたので、
そうキタか~、ああ、いいわぁ~、って(笑)。

カーテンコールでは、天女が両手をサーッと広げて、場内歓喜!
そのシルエットがあまりに華麗で、またまたやられちゃいました。
最後は、中央に座られて深々とお辞儀をされて幕となりました。

翌日は、雑誌「和楽」で募集があったツアーに参加しました。
終演後、縮緬王と呼ばれた吉村伊助氏の別荘だった「桜山荘」に
玉三郎さんが来てくださり、京丹後ちりめんについてお話をしてくださいました。
玉三郎さんのディレクションにより染められた見事な種類の反物に触れることができました。

その時の様子は、次回、ご報告させていただきますね

京都の海は、とても静かでした。

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かわいい顔の京丹後鉄道。

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BSジャパンで、特別番組!

かねてから「幽玄」の予告編として、お稽古風景などをミニ版で放送していた
BSジャパンが、ホンチャンの特別番組を、7月1日に放送するそうです。

昨年、八千代座で「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」があった時も、
BSジャパンの撮影が行われていました。いつ放送ですか?とお尋ねしたら
まだまだ先ですよ、とおっしゃっていたのですが、その放送日が、
ついにやってきたのですね。一年がかりで制作されたドキュメンタリー。
なんと、約2時間もたっぷりと!
本舞台の様子もあるみたいです、うれぴー!

下記、番組サイトより抜粋させていただきます。

特別番組
「坂東玉三郎・鼓童とともに~密着一年!
新芸能「幽玄」のできるまで」


7月1日(土)夜9:00~10:55放送

◆番組内容
色濃い自然の中に包まれた稽古場からとどろく太鼓のリズム。
朝から夕まで、絶え間なく続けられる稽古。時に、謡の合唱がこだまする。
坂東玉三郎と鼓童の魂をぶつけ合う稽古は一年にわたって続いた。
遅い春、謡・声明から始まる稽古。鼓童が開催する国際音楽フェスティバルの夏、
メンバーがツアーへと旅立つ秋、激しい吹雪の中で稽古に励む冬。
桜の開花とともに鼓童と玉三郎の渾身の稽古が極まる二度目の春。
四季にわたり、鼓童メンバーに密着。
さらにメンバー入りを目指す研修生の生活にも潜入。

時に激しく打ち込み、時に一人静かに黙想し、時に友と語らい笑いあう、す
べてのドラマが起きる稽古場。そこで繰り広げられたのは、
玉三郎に演目の作曲を任された鼓童メンバーたちの苦闘。和やかな雰囲気が
一瞬にして凍りつく、そんな稽古の緊張感あふれる場を乗り越え、
鼓童サウンズが生まれる、その瞬間をとらえる!

5日間で10000人近い観客が訪れた、東京渋谷での本公演「幽玄」。
鼓童が演奏し、玉三郎、そして日本舞踊花柳流15世宗家家元花柳壽輔と
花柳社中が舞い踊る、壮大な「能」ロマンが舞台を彩る。
その表舞台から舞台裏までをカメラが目撃する!

BSジャパンのサイトです。
http://www.bs-j.co.jp/yomu/recommend/entry/2017/000979.html

いざなわれ遠征で、東北へ。

「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」は、
明日の酒田公演で、千穐楽ですね。

私は、6日の宇都宮と、10日の岩手へ、
いざなわれ遠征して参りました。

玉三郎さんは、第一幕では、黒のシャツに黒のスーツ、
グレーの光沢感のあるネクタイ、靴はマットタイプ。
第二幕では、ジャケットを引き抜いて(脱いで)ご登場。
ベルトがぴかぴか輝いていました。宇都宮の時は、
黒いシャツの衿元には、牡丹じゃなくて黒いボタンが2つ。
いつも衿元がお洒落な玉三郎さんのシャツスタイルです。

玉三郎さんの解説はスマートでユーモアいっぱいで
全体の進行も、昨年よりさらに洗練されていました。
今年は太鼓体験がなかったせいもあるでしょうかね。

今年は、第一幕で、鼓童の創世記の曲「族」や「彩」の演奏があり
昔の鼓童の舞台を思い出しながら、時の流れを旅することができました。

玉三郎さんが、鼓童の皆さんにインタビューをされる時の
なごやかな雰囲気がとても心地よくて、答える皆さんの笑顔も良くて
太鼓打ちの皆さんが少年のように感じられました。

今年も、住吉さんが変拍子を叩いてくださったのですが
住吉さんが「ゴジラのテーマは、9拍子なんですよ」と言って
「イチ二~ッ、サンシ~ゴ~ロクシチハチキュー♪」と数えながら
あのゴジラのテーマソングを、叩いたのです。
そしたら、玉三郎さんが間髪入れずに、
「そうだね、ゴジラが4拍子だったら行進してきちゃうからね」と
おっしゃって、それがツボに入ってしまって、おかしくておかしくて。
ゴジラが4拍子で行進している姿が浮かんじゃって、
しばらく笑いが止まりませんでした。
玉三郎さん、咄嗟に、面白すぎますよ。

「P.P.C」という曲では、玉三郎さんが、「これは、ポンポコチンって意味なの?」
と聞いたら、「いえ、ポクポクチンです」と鼓童の方が(笑)。
ずっとそういう調子で、スマートなのに、不意打ちの笑いがいっぱい。

第二幕では、「KADEN」がなぜ6人になったのか、とか、「巴」を創った理由や
玉三郎さんが、「螺旋」をどんな風にイメージされて、曲が生まれたか、など
曲の成り立ちや意味を知ることが出来て、ほぉ~へぇ~、そうだったのかぁ、
と、玉三郎さんの思いを知ることができて、心の中で、騒いでいました。

「幽玄」のお話も、ところどころ飛び出しました。
毛振りをされた方は、衣裳がとても重いし、首がどうにかなるかと思った、
車酔いみたいになった、とご苦労を笑顔で語っていらっしゃいました。
玉三郎さんが「重い衣裳は僕たちは慣れてるからね」とサラッとおっしゃって。
あのカッコいいお獅子の姿を思い出して、ひとり萌えモードになったりして。
中込健太さんは、「最初の50分は修業のようです」とおっしゃっていて
ああぁ、なんとなくわかるなぁと。

最後の曲、「螺旋」では、またしても圧倒されました。凄いです。
ずっと震えてました、地面も心も。ああいう迫力は、初めてです。
石塚さんが、「玉三郎さんが最初に「螺旋」という言葉を出されて、音が回っているような
曲を作りたいとおっしゃったところから始まった。色んな楽器の色んな音色が
色んなところから飛んでくるような曲」、とおっしゃいました。すると
玉三郎さんが、「鼓童がどんどん遠くへ遠くへ遠くへいっては、また戻ってきて、
戻ってきた時に、ちょっと違う場所にいる。回りながらだんだん天に向かっていけるように
ということで螺旋を創った」とおっしゃったんです。
凄いことおっしゃるなぁ~、と目を見開きました。メモメモ。
やっぱり発想からして面白いなぁと。遠くに行って戻ってきて、ちょっとずつ上に昇っていく
そんな構図を、ああいう曲に創り上げるなんて!素晴らしいですね。

玉三郎さんが若手の皆さんを起用されたことで、いろんな縛りがほどけて
風通しの良いチームになっていったのだな、ということや、ここまでの
道のりは想像できないくらい大変だったのだろうな、ということが感じられました。
聞けば聞くほど、奥深くて、人間味あふれる、鼓童の世界でした。

岩手の弾丸日帰り一人旅。せっかくだから、中尊寺にお詣りに。
日頃の行いが良すぎて、着いたら、どしゃ降りでした(オーマイガー)。
でも、濡れた新緑や苔がきれいで感動的。

この中に、金色堂が。思ったより小さくて、そのサイズが萌えポイントでした。

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能舞台では、「素謡 老松」が上演されていました。
歌舞伎座で拝見した玉三郎さんの「老松」を思い浮かべて、聞き入りました。

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「五月雨の 降り残してや 光堂」と詠んだ芭蕉さん。
「私も、鼓童の世界に、いざなわれてーなー」
と目で、訴えているように見えました。
一句詠むのも飽きちゃったのかな。

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新潟千穐楽の「幽玄」へ。

   名古屋公演の千穐楽、おめでとうございます。


前半戦の「幽玄」が、早くもフィナーレだなんて。アッと言う間でした。
でも、演じられる方にとっては、早くはないですよね。
あんなにも濃い舞台を連日、命をかけて演じていらっしゃるのですから。
素晴らしい舞台を、ありがとうございます!

だいぶ経ってしまいましたが新潟千穐楽の感想を書かせていただきます。

新潟県民会館は、オーチャードホールよりも舞台が低いので
足もとまで、全部見ることができました。かなり見え方が変わるものですね。
「羽衣」の時の、玉三郎さんの足の動きをすべて観ることができました。
運び方や角度など、とても洗練されていて無駄がなくて、美しいなぁと思いました。
能の摺り足はよく知りませんが、いろんな決まり事があるのだろうな、
と思いながら、一つ一つの足の動作に見入りました。
天女の衣裳の裾まで見えて、濃紺色の木と花の刺繍の柄がとても素敵でした。
オーチャードホールはなぜあんなに舞台が高いのでしょうね。
やっぱり、足元まで見えた方が断然、いいですね。
羽衣を受け取る時の天女の表情が、穏やかで明るくて、光が射し込んでいて
菩薩様だと思いました。ふんわりした空気に包まれていて。

「道成寺」の花子さんは、太鼓を打つ姿が軽快で、イケイケで
とっても楽しそうで、この姿を安珍が見たら、花子さんに惚れ直して
ちょいとぉ、俺も混ぜておくれよ~っ、と逆に花子さんのことを
追いかけてくるのではなかろうか、なんて思ってしまいました。
だって、ほんとうに自由で楽しそうなんですもん。
舞台のつくりによって、大蛇の動きも変わるのでしょうか。
スーッと滑り込んですぐ目の前に来た時は、ゾクッとしました。すごい迫力!

「石橋」では、何回観ても、玉さん獅子がカッコ良くて
泣けてきました。なんであんなにカッコいいんだ!
佇まいも、表情も、すべてがカッコいいんですけど、
なんたって玉さんの瞳がカッコいい!ということに気がつきました。
玉さん獅子の瞳に吸い込まれて泣きました。うえーん。

カーテンコールは迫熱。スタンディングオベーションで大盛り上がり。
玉三郎さんのあのキメのポーズで、幕となりました。いぇーい。

いつも八千代座の桝席で一緒になる福岡の方が、二つお隣の席にいらして
思わず、「なんで新潟にいるの???」と聞いてしまいました。
でも、私に言われたかぁ、ないですよね。
新潟で3連チャンされたそうです。私はまだまだ甘いです。

後半戦は、9月2日からの開幕ですね。
博多座ではどんな風に見えるのでしょう。
イメージとしては、一番しっくりくる劇場のような気がして、
やっぱり、博多座で、観てみたいなぁ~。
「幽玄」は、キリのない感動。
飛びます~飛びます~。
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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