BSジャパンで、特別番組!

かねてから「幽玄」の予告編として、お稽古風景などをミニ版で放送していた
BSジャパンが、ホンチャンの特別番組を、7月1日に放送するそうです。

昨年、八千代座で「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」があった時も、
BSジャパンの撮影が行われていました。いつ放送ですか?とお尋ねしたら
まだまだ先ですよ、とおっしゃっていたのですが、その放送日が、
ついにやってきたのですね。一年がかりで制作されたドキュメンタリー。
なんと、約2時間もたっぷりと!
本舞台の様子もあるみたいです、うれぴー!

下記、番組サイトより抜粋させていただきます。

特別番組
「坂東玉三郎・鼓童とともに~密着一年!
新芸能「幽玄」のできるまで」


7月1日(土)夜9:00~10:55放送

◆番組内容
色濃い自然の中に包まれた稽古場からとどろく太鼓のリズム。
朝から夕まで、絶え間なく続けられる稽古。時に、謡の合唱がこだまする。
坂東玉三郎と鼓童の魂をぶつけ合う稽古は一年にわたって続いた。
遅い春、謡・声明から始まる稽古。鼓童が開催する国際音楽フェスティバルの夏、
メンバーがツアーへと旅立つ秋、激しい吹雪の中で稽古に励む冬。
桜の開花とともに鼓童と玉三郎の渾身の稽古が極まる二度目の春。
四季にわたり、鼓童メンバーに密着。
さらにメンバー入りを目指す研修生の生活にも潜入。

時に激しく打ち込み、時に一人静かに黙想し、時に友と語らい笑いあう、す
べてのドラマが起きる稽古場。そこで繰り広げられたのは、
玉三郎に演目の作曲を任された鼓童メンバーたちの苦闘。和やかな雰囲気が
一瞬にして凍りつく、そんな稽古の緊張感あふれる場を乗り越え、
鼓童サウンズが生まれる、その瞬間をとらえる!

5日間で10000人近い観客が訪れた、東京渋谷での本公演「幽玄」。
鼓童が演奏し、玉三郎、そして日本舞踊花柳流15世宗家家元花柳壽輔と
花柳社中が舞い踊る、壮大な「能」ロマンが舞台を彩る。
その表舞台から舞台裏までをカメラが目撃する!

BSジャパンのサイトです。
http://www.bs-j.co.jp/yomu/recommend/entry/2017/000979.html

いざなわれ遠征で、東北へ。

「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」は、
明日の酒田公演で、千穐楽ですね。

私は、6日の宇都宮と、10日の岩手へ、
いざなわれ遠征して参りました。

玉三郎さんは、第一幕では、黒のシャツに黒のスーツ、
グレーの光沢感のあるネクタイ、靴はマットタイプ。
第二幕では、ジャケットを引き抜いて(脱いで)ご登場。
ベルトがぴかぴか輝いていました。宇都宮の時は、
黒いシャツの衿元には、牡丹じゃなくて黒いボタンが2つ。
いつも衿元がお洒落な玉三郎さんのシャツスタイルです。

玉三郎さんの解説はスマートでユーモアいっぱいで
全体の進行も、昨年よりさらに洗練されていました。
今年は太鼓体験がなかったせいもあるでしょうかね。

今年は、第一幕で、鼓童の創世記の曲「族」や「彩」の演奏があり
昔の鼓童の舞台を思い出しながら、時の流れを旅することができました。

玉三郎さんが、鼓童の皆さんにインタビューをされる時の
なごやかな雰囲気がとても心地よくて、答える皆さんの笑顔も良くて
太鼓打ちの皆さんが少年のように感じられました。

今年も、住吉さんが変拍子を叩いてくださったのですが
住吉さんが「ゴジラのテーマは、9拍子なんですよ」と言って
「イチ二~ッ、サンシ~ゴ~ロクシチハチキュー♪」と数えながら
あのゴジラのテーマソングを、叩いたのです。
そしたら、玉三郎さんが間髪入れずに、
「そうだね、ゴジラが4拍子だったら行進してきちゃうからね」と
おっしゃって、それがツボに入ってしまって、おかしくておかしくて。
ゴジラが4拍子で行進している姿が浮かんじゃって、
しばらく笑いが止まりませんでした。
玉三郎さん、咄嗟に、面白すぎますよ。

「P.P.C」という曲では、玉三郎さんが、「これは、ポンポコチンって意味なの?」
と聞いたら、「いえ、ポクポクチンです」と鼓童の方が(笑)。
ずっとそういう調子で、スマートなのに、不意打ちの笑いがいっぱい。

第二幕では、「KADEN」がなぜ6人になったのか、とか、「巴」を創った理由や
玉三郎さんが、「螺旋」をどんな風にイメージされて、曲が生まれたか、など
曲の成り立ちや意味を知ることが出来て、ほぉ~へぇ~、そうだったのかぁ、
と、玉三郎さんの思いを知ることができて、心の中で、騒いでいました。

「幽玄」のお話も、ところどころ飛び出しました。
毛振りをされた方は、衣裳がとても重いし、首がどうにかなるかと思った、
車酔いみたいになった、とご苦労を笑顔で語っていらっしゃいました。
玉三郎さんが「重い衣裳は僕たちは慣れてるからね」とサラッとおっしゃって。
あのカッコいいお獅子の姿を思い出して、ひとり萌えモードになったりして。
中込健太さんは、「最初の50分は修業のようです」とおっしゃっていて
ああぁ、なんとなくわかるなぁと。

最後の曲、「螺旋」では、またしても圧倒されました。凄いです。
ずっと震えてました、地面も心も。ああいう迫力は、初めてです。
石塚さんが、「玉三郎さんが最初に「螺旋」という言葉を出されて、音が回っているような
曲を作りたいとおっしゃったところから始まった。色んな楽器の色んな音色が
色んなところから飛んでくるような曲」、とおっしゃいました。すると
玉三郎さんが、「鼓童がどんどん遠くへ遠くへ遠くへいっては、また戻ってきて、
戻ってきた時に、ちょっと違う場所にいる。回りながらだんだん天に向かっていけるように
ということで螺旋を創った」とおっしゃったんです。
凄いことおっしゃるなぁ~、と目を見開きました。メモメモ。
やっぱり発想からして面白いなぁと。遠くに行って戻ってきて、ちょっとずつ上に昇っていく
そんな構図を、ああいう曲に創り上げるなんて!素晴らしいですね。

玉三郎さんが若手の皆さんを起用されたことで、いろんな縛りがほどけて
風通しの良いチームになっていったのだな、ということや、ここまでの
道のりは想像できないくらい大変だったのだろうな、ということが感じられました。
聞けば聞くほど、奥深くて、人間味あふれる、鼓童の世界でした。

岩手の弾丸日帰り一人旅。せっかくだから、中尊寺にお詣りに。
日頃の行いが良すぎて、着いたら、どしゃ降りでした(オーマイガー)。
でも、濡れた新緑や苔がきれいで感動的。

この中に、金色堂が。思ったより小さくて、そのサイズが萌えポイントでした。

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能舞台では、「素謡 老松」が上演されていました。
歌舞伎座で拝見した玉三郎さんの「老松」を思い浮かべて、聞き入りました。

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「五月雨の 降り残してや 光堂」と詠んだ芭蕉さん。
「私も、鼓童の世界に、いざなわれてーなー」
と目で、訴えているように見えました。
一句詠むのも飽きちゃったのかな。

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新潟千穐楽の「幽玄」へ。

   名古屋公演の千穐楽、おめでとうございます。


前半戦の「幽玄」が、早くもフィナーレだなんて。アッと言う間でした。
でも、演じられる方にとっては、早くはないですよね。
あんなにも濃い舞台を連日、命をかけて演じていらっしゃるのですから。
素晴らしい舞台を、ありがとうございます!

だいぶ経ってしまいましたが新潟千穐楽の感想を書かせていただきます。

新潟県民会館は、オーチャードホールよりも舞台が低いので
足もとまで、全部見ることができました。かなり見え方が変わるものですね。
「羽衣」の時の、玉三郎さんの足の動きをすべて観ることができました。
運び方や角度など、とても洗練されていて無駄がなくて、美しいなぁと思いました。
能の摺り足はよく知りませんが、いろんな決まり事があるのだろうな、
と思いながら、一つ一つの足の動作に見入りました。
天女の衣裳の裾まで見えて、濃紺色の木と花の刺繍の柄がとても素敵でした。
オーチャードホールはなぜあんなに舞台が高いのでしょうね。
やっぱり、足元まで見えた方が断然、いいですね。
羽衣を受け取る時の天女の表情が、穏やかで明るくて、光が射し込んでいて
菩薩様だと思いました。ふんわりした空気に包まれていて。

「道成寺」の花子さんは、太鼓を打つ姿が軽快で、イケイケで
とっても楽しそうで、この姿を安珍が見たら、花子さんに惚れ直して
ちょいとぉ、俺も混ぜておくれよ~っ、と逆に花子さんのことを
追いかけてくるのではなかろうか、なんて思ってしまいました。
だって、ほんとうに自由で楽しそうなんですもん。
舞台のつくりによって、大蛇の動きも変わるのでしょうか。
スーッと滑り込んですぐ目の前に来た時は、ゾクッとしました。すごい迫力!

「石橋」では、何回観ても、玉さん獅子がカッコ良くて
泣けてきました。なんであんなにカッコいいんだ!
佇まいも、表情も、すべてがカッコいいんですけど、
なんたって玉さんの瞳がカッコいい!ということに気がつきました。
玉さん獅子の瞳に吸い込まれて泣きました。うえーん。

カーテンコールは迫熱。スタンディングオベーションで大盛り上がり。
玉三郎さんのあのキメのポーズで、幕となりました。いぇーい。

いつも八千代座の桝席で一緒になる福岡の方が、二つお隣の席にいらして
思わず、「なんで新潟にいるの???」と聞いてしまいました。
でも、私に言われたかぁ、ないですよね。
新潟で3連チャンされたそうです。私はまだまだ甘いです。

後半戦は、9月2日からの開幕ですね。
博多座ではどんな風に見えるのでしょう。
イメージとしては、一番しっくりくる劇場のような気がして、
やっぱり、博多座で、観てみたいなぁ~。
「幽玄」は、キリのない感動。
飛びます~飛びます~。

東京千穐楽の「幽玄」へ。

待ちに待って待って待って待った「幽玄」東京公演の
20日のフィナーレに行って参りました
始まると早いですね。はぁ~ぁ、(脱力)。でも、まだまだこれから!
新潟も、愛知も、福岡も、京都もありますからね。

とにかく初めてのことづくしの舞台で、初日も二回目も
目を皿にして目いっぱい舞台を見つめていたのですが、
そこに流れている鼓童の太鼓の音色が、風景の一部のように
自然に感じられていたのだ、ということに千穐楽に気がつきました。
音なのだけど、音だけではない。風、さざ波、光などの空気の揺らぎのような世界。
あんなに繊細な音を、息を合わせて、一糸乱れることなく、
全員で奏で続けられるということに、驚異を感じます。
玉三郎さんが芸術監督になられてから大きい音だけでなく小さい音も大事にして
鍛錬してこられた鼓童が、さまざまな壁を乗り越えて、さらなる新境地に
踏み込んで、完成させた音の新たな世界。凄いとしか言いようがありません。

鼓童の謡は、太くて、濃密で、艶がありました。
特に、「道成寺」の畳みかけるような謡が好きです。
強い波動に、こちらの心も揺さぶられていくのです。
そのあとの、あ~、あ~、あ~というコーラスも耳に残りました。
鐘の下で花子さんが蛇になる演出に目が釘づけ。
蛇舞いの艶めかしい動きには毎回、息を飲みました。
どうすれば、あんなに蛇になれるのでしょうか。
しかも美しくて、生命力みなぎる、うねうねの蛇に。

カーテンコールでも、玉三郎さんの獅子にやられました。
足をぐっと踏ん張ってヨガのような柔らかなポーズで
ご挨拶をされた時のカッコよさときたら!キングオブ獅子!
ほんとうに素敵で舞い上がってしまいました。
千穐楽では、勇気を出して、スタンディングオベーションいたしました。
素晴らしい舞台をありがとうございます!感涙です。

次は、新潟へ!新幹線ときを飛ばして、行って参ります。

鼓童のブログに、「幽玄」の舞台写真が沢山、掲載されています!
玉三郎さんの毛振りも!うわぁ~い!
http://www.kodo.or.jp/kodo_blog

18日の「幽玄」へ。

初日は、心はここにしかないのに心ここにあらず状態で(ややこしい)
ずっとふわふわしていましたが、昨日は少し落ち着いて「幽玄」を観ました。

「羽衣」で鼓童の皆さんが着ている裃(かみしも)には、
玉三郎さんの熨斗菱の紋がついているんですね。
鼓童の皆さんが横一列にズラッと並んで演奏されることは今までもありましたが
裃をつけているとガラッと印象が変わりますね。荘厳。

昨日さらに快感だったことは
太鼓の音がどんどん激しくなっていき、天女や花子さんの感情の高ぶりと
かぶさりあうようにヒートアップしていって、すべてが頂点に達した時の
カタルシス!たまりません。スカッとして、自分の頭のてっぺんから
シュワ―ッと体中の毒がが抜けていくような快感がやってくるのです。
五感の悦楽というか、あの感覚は、あの場にいなくては味わえませんね。

台詞がまったくないのに、情感が細やかに伝わってきます。
玉三郎さんと舞踊家の方々の身体の動きや表情からいろんなことが読み取れて。
言葉にしない分、逆に伝わってくるものがあるなと思いました。

舞台装置がとてもシンプル。人間と、太鼓。
そこから放たれる「気」の凄さというか、
人間の気迫、生命の力がずんずん迫ってきて、
最後の獅子の毛振りで最高潮に達して、人間の気の圧に
気おされてしまって。自分が、冷静ではいられなくなるのです。
玉三郎さんが舞台の前のギリギリまで出ていらして
左側をキッと見て、毛を揺さぶり、右側をキッと見て毛を揺さぶり。
その目の輝きと、凛々しさと、動きの色っぽさに、身震いしました。
何だか凄い体験をしているなぁ、という瞬間の連続。クセになります。

明日は、何を感じるでしょうか。東京での感じ納め。早いなぁ。

グッズコーナーには、玉三郎さんの新作ファイルがいっぱい!
迷いに迷って、こちらをゲットしました。不思議な光。玉三郎さんが少年!

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遠征クィーンのパールさんが終演時間を心配されていたのでパシャッ。
ぜんぶで2時間20分の公演とのことです。

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プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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