写真力

今日は、仕事の帰り道に、こちらへ

DSC_0318_convert_20170120203416.jpg

今月から開催中の「篠山紀信展 写真力」に行って参りました。
昨年から全国を巡回しているこの写真展を、ようやく見ることができました。

それはやっぱりもちろん一番の目的は、玉三郎さんの写真です。
篠山さんと玉三郎さんは、数々の写真集を創り上げられていますが
その一枚を、大きなパネルで見てみたいなぁと思いました。
山鹿でも、篠山さん撮影による等身大より大きな玉三郎さんの
いろいろなお役の写真を見ることができて、とても感動しました。
そして、もう一つの目的は、昭和を感じたい、ということでした。

会場に入ったら目の前で、寅さんが笑っていました。
わぁ、いきなりやられたぁ~!心は昭和にワープしました。
寅さんの笑顔、いいなぁ。懐かしいなぁ。
お正月に家族で映画館に行った時のことを思い出しながら、
しばらく寅さんの顔を眺めていました。

そして、美空ひばりさん、勝新太郎さん、夏目雅子さん、
ピンクレディー、松田聖子さん、キャロル、王貞治さん、
長嶋茂雄さん、吉永小百合さん、山口百恵さん…。
日本人なら知らない人はいない昭和の名人達人ばかり。
なかでも、パッと見た途端、目が吸い込まれたのは
南沙織さんの写真でした。何とも言えないその視線、愁い、哀しみ、
そして純粋さが溢れたその眼差しにドキリとしました。
篠山さんが撮影した、南沙織さん。撮る人と撮られる人の想いが、
最も色濃く感じられた一枚でした。

そして、「SPECTACLE」という展示室に、歌舞伎と
ディズニーランドの写真が並べられていました。
現実の中にありながら、そこには日常を超えた世界が展開する、
という解説がありました。なるほど、歌舞伎とディズニーランド。

壁一面に歌舞伎役者さんの顔に寄った舞台写真が24枚。
仁左衛門さん、勘三郎さん、又五郎さん、勘九郎さん、
七之助さん、菊之助さん、獅童さん、染五郎さん、海老蔵さん…。
顔からエネルギーがビシバシと伝わってきました。

そして、お隣の壁に、玉三郎さんの揚巻、八ッ橋、阿古屋が。
大きなパネルに、玉三郎さんがドッカーンと、舞台の上にいる時と同じ、
迫力の存在感で、そこにいらっしゃいました。38才、49歳、50才の玉三郎さん。
玉三郎さんの美しさは今もずっと透明のままだな、と思いました。

八ッ橋は、今まさに鬘をかぶらんとする瞬間。
その指のしぐさが独特で、八ッ橋も、まわりにいる皆さんも真剣な
表情なのですが、その指の表情がすごく愛嬌があるのです。
写真の前で、その指を真似をしている若い女性たちがいました。

シネマ歌舞伎「阿古屋」を観た時に、キキキーッと出てくる
面白い顔の人たちが自分でお化粧を工夫しているのだということを知り
いたく感動したのですが、その写真にも阿古屋と一緒に写っていて、
またしても目を凝らして、キキキーッの人たちのお化粧に見入りました。

ふと気づいたことは、歌舞伎の写真からは昭和という時代を感じることはなく
古くならない時代がそこに在る、ということでした。逆にモダンな世界。
やっぱり歌舞伎って時代を超えているんだなぁと。
何度も行っては戻り、行っては戻りして、篠山さんの写真力を感じ
人の顔にはいろんな情報がいっぱい詰まっているんだな、と
あらためて、人の顔からいろんな刺激を受けて帰ってきました。

篠山さんの年表にも、玉三郎さんの名前がたびたび登場して
それを読むたびに、ひとりニマニマしていました。うしし。

「つう」のお嫁入り。

友達のお母様の作品展に行ってきました。

美しい端切れを使って、丹念に手作りされた「つり雛」や

hanako2_convert_20160228110054.jpg

可愛らしいお人形さんたち

20160227+016_convert_20160228110515.jpg

20160227+003_convert_20160228112403.jpg

鶴さんに一目惚れ。お嫁入りしてもらうことにしました。
「つう」と命名。うほほ。背中に御香を入れて飾ります。

20160227+035_convert_20160228112833_20160228112956226.jpg

代々木上原駅から徒歩3分の「SPACE 8」で開催中です。
http://space8.jp/schedule/16_03/

2016年2月26日(金)~2月29日(月)
白柳 花子 ちりめん細工 端綺麗 HaKirei

白柳 花子 (Hanako Shirayanagi)
オートクチュールデザイナーとして活躍後、60歳のとき鎌倉で「端切れ」に出会い、
81歳の今も、新しい冒険を続けている。

shiro_topimg1.jpg

銃を、鍬に。

今朝、NHK「日曜美術館」の再放送で、
「大英博物館展一一100のモノが語る世界の歴史」が紹介されました。

なかでも、特に心を動かされたのは、
「銃器で作られた「母」像」でした。

アフリカのモザンビークでは1992年まで17年も続いた内線の後、
外国から持ち込まれた700万丁を超える大量の銃が残されたそうです。
そこで銃を差し出した人には、農具やミシンなどの生活用具と交換する
「銃を鍬に!平和プロジェクト」が民間機関によって始められました。

それは、芸術作品にもなりました。
「銃器で作られた「母」像」を制作したのは
14才の時に内線で肉親を失ったフィエル・ドス・サントスさん。

b0044404_18495950.jpg

肩はグリップ、腕は銃身、心臓部分は引き金、顔は銃の中枢部、そして
手に提げているのは、ソ連製ライフルAK47の弾倉で創られたショッピングバッグ。
買物をするお母さんの姿は軽快で、ユーモアも感じられて、
力強い生命力や健やかに暮らせる日々の尊さ、そして平和への願いが
ダイレクトに伝わってきました。

大英博物館・館長さんの
「文献を通して戦争について語るのは常に勝者です。
しかし、“モノ”は敗者の歴史も語ってくれます。“モノ”の方がより深い歴史を語れるのです」
という言葉が、心に残りました。

行きそびれたことを、大後悔。
「大英博物館展」は、いま、九州国立博物館で開催中です。
http://www.history100.jp/

所蔵の松園作品全18点を、一挙公開!

いま、山種美術館で開催されています
【特別展】上村松園 生誕140年記念 
「松園と華麗なる女性画家たち」に行ってきました。

松園さんの美人画を観ていると
ふわぁ~っと香るような品格があって
玉三郎さんの舞台上の日本女性が浮かんできます。

絵画なのに平面には感じられず、
そのまわりの空気ごとふくらんでいるような
絵画が空気を動かしているというのか。

今日は、美術館が空いていたので
絵の前に、ずっと佇んで感じ続けていました。
その場を離れたくない気持ちにさせる、
それを名画というのでしょうね。

特に、気に入っているのは、この「春風」。
10371996_804259266281072_1056396541806884380_n.jpg

玉さん恋しい病に、山種美術館も、おすすめです!
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

3年前に書いた上村松園さんについての記事です。
http://banbanzai777.blog76.fc2.com/blog-date-20120822.html

「陶芸二人展」へ

昨日、グランドプリンスホテル高輪の貴賓館で開催された
玉三郎さんと渡辺陶生さんとの「陶芸二人展」に行って参りました。

朝から快晴。桜を眺めながらぶらりぶらり歩いて

20150327+021_convert_20150328191515.jpg

ジャジャーン、会場の貴賓館に到着。
20150327+023_convert_20150328193922.jpg

雰囲気のある建物。旧竹田宮家の邸宅だそうです。
いつも玉三郎さんが記者会見や取材をされる場所ですね。

受付をして、お二人の作品が展示されている「孔雀の間」へ。

玉三郎さんの作品には、「佐渡黒楽茶碗」という札が。
ひとつひとつ手びねりで作られたお抹茶茶碗は
形も大きさも質感もみんな違って、みんないい!
それぞれに表情があって、見ていて飽きません。
玉三郎さんの風情を感じる愛らしくて凛とした造形で
黒の輝きに変化があって艶が素晴らしくて。
この中にお抹茶のグリーンが入ったら
どんなに美しいでしょう、と絵が浮かびました。
陶の風合いを指で楽しみながら、手にとってみると
すっぽり手におさまって軽やか。

渡辺さんの作品は「無名異焼」というそうで、
ろくろで制作された壺や花瓶はとても端正な造形で、
土と釉薬と炎の魔術のような金色の輝きに見入ってしまいました。
佐渡の土は赤土だそうで、焼成のしかたによって
酸化だと赤、還元だと黒になる、と渡辺さんが教えてくださいました。

しばらく進むと、淡いオレンジ色の楽茶碗が。
くちが広くて、おおらかで、のびのびとした形で
一瞬で、ひと目ぼれしてしまいました。
釉薬の透明のところと乳白色のところが絶妙で
オレンジの出方がとっても美しいのです。
面取りしているところも気に入りました。
大きめなのですが手で包みこんだ感じも良くて
お抹茶が入ったらキレイだろうなあ、春の海って感じかな。
お料理を盛っても美味しそうだなあ、と
次々とインスピレーションが湧いてきました。
イカン、まずい、どうしよう、気に入っちゃダメ―、
でも、自分で使ってみたい=欲しいモード全開
瞬間的に、手放せなくなってしまったのです。
そういう時の判断は早いです。後先なく、ゲットだぜい。
高台の横に「玉」と手で彫られたサインを見つけて
またまた嬉しくなりました。味がある文字。いいなぁ。

玉三郎さんも貴賓館にいらしていたので
ちょこっと、お話させていただくことができました。
舞い上がってしまって、変なことを言ってしまった気が(反省)。
「これから箱に入れて送りますからね」と言ってくださり
感動のあまりニマニマしてボーっとしてしまいました。
玉三郎さんのお茶碗が届く日が楽しみでなりません。
きっと、毎日、使いたくなってしまうでしょう。

二階のお部屋ではお茶とケーキ、サンドイッチをいただきました。
窓から桜が見えて、花と団子、春爛漫のひととき。
20150327+043_convert_20150328211840.jpg
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク