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孝玉コンビの「かさね」@「歌舞伎懐かし堂」

5月25日(土)に開催される歌舞伎座ギャラリー「第十三回 歌舞伎懐かし堂」で
孝玉コンビの『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)かさね』が上映されます。

百姓与右衛門実は久保田金五郎に孝夫さん(現 仁左衛門)、腰元かさねに玉三郎さん
という顔合わせで、昭和57(1982)年に歌舞伎座で上演された際の映像です。

「かさね」は歌舞伎チャンネルで拝見しましたが、やはりスクリーンで観たい観たい!
「和楽」の記事で、玉三郎さんがご自身で初めて自前で作られた小道具が、
「かさね」の鏡入れでいらしたことを書いていらっしゃいました。
自分の変わり果てた形相を見る衝撃のシーンで使うあの鏡ですね。

歌舞伎美人の記事によりますと、

現在も、円熟した舞台をそれぞれ見せている二人ですが、戦後歌舞伎屈指の
名コンビとしても知られています。今回上映する映像は、「孝玉コンビ」として一世を
風靡している真っ只なかの、37年前の映像です。この二人の共演による名作は
数多くありますが、『かさね』もその一つで、海外でも上演され、大好評を博しました。
なお、この上演では、二人の出に両花道が使われています。
また、清元志寿太夫の浄瑠璃も聞きどころです。

ということです。孝玉コンビ真っ只中の映像なのですね。

昨年8月に、初めてこちらの「歌舞伎懐かし堂」に行き、
昭和49(1974)年に歌舞伎座で上演された『其小唄夢廓』を拝見しました。
十四世勘弥さんの権八と玉三郎さんの小紫の親子共演。
スクリーンで動く勘弥さんを拝見するのは初めてでしたので、玉三郎さんとの
江戸の色男と色女の艶っぽくもみずみずしいやりとりに、おおおぉぉ!っと感動しきりでした。
小紫が、権八の裾の乱れにササッと手を伸ばして一生懸命、形を直している姿が
健気で、初々しくて、美しくて、すごく印象的でした。この時、玉三郎さん24歳。
「かさね」では、32歳の玉三郎さんに会えますね。

「かさね」のチケットは、2019年5月3日(金・祝)12:00発売です。
下記、歌舞伎美人より抜粋いたします。

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歌舞伎座ギャラリー「第十三回 歌舞伎懐かし堂」

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『色彩間苅豆 かさね 』(昭和57年3月歌舞伎座)

百姓与右衛門実は久保田金五郎:片岡孝夫(現 仁左衛門)
腰元かさね:坂東玉三郎

■日時
2019年5月25日(土)18:30開映(18:15開場)
※上映時間は約55分

■場所
歌舞伎座ギャラリー
(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)

■入場料
全席指定(床几席・椅子席):1,500円(税込)

2019年5月3日(金・祝)12:00発売
チケットWeb松竹
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。


本日は、雪なり。

今夜は、NHKEテレ「にっぽんの芸能」で、
玉三郎さんの地唄舞「雪」が放送されます。

待ちに待って待って待っていました。
京丹後ちりめんのお衣裳で舞われれる
清らかな一瞬、一瞬に、永遠が。

早く夜にならないかなぁ(小学生かっ)

丹後縮緬 謹製チケット!

玉三郎さんの京丹後特別舞踊公演のチケットが届きまして、
封筒を開けて、びっくり!!!

なんとなんと、京丹後縮緬で創られたチケットです!わぁ~!!

DSC_0298.jpg

最初、あれれ、栞が入っているのかなぁ、と手に取って、
裏返してみましたら、日時と席番がプリントされていました。

洒落てますねぇ。思わず手でスリスリ~。何回もスリスリ~。

右側の桜色は5月11日、左側の藤色は12日で色違い。
玉三郎さんの熨斗菱の御紋が地模様になっています。凝ってますねぇ。
紙に縮緬を貼り付けて裁断して。。。
こんな風に丁寧に創られた素敵なチケットは生まれて初めて。

丹後縮緬を大切に伝承されて、お衣裳もすべて縮緬で製作されている
玉三郎さんの深い縮緬愛が込められていて、感激しています。嬉しいなぁ。

この二枚を握りしめて、今年も「ファンクラブ号」に乗りこみます。
入り口では、もちろんチケットは手渡さずに、記念に持ち帰るといたしましょう。

新商品!「坂東玉三郎ソックス」

玉三郎さんの公式サイトに、新商品!坂東玉三郎ソックス発売の
お知らせがありますよ、と、あんずさんにお知らせいただきました。

急いで公式サイトを見てみたら、ありましたありました~。

「鷺娘バージョン」と、「熨斗菱(のしびし)サインバージョン」の
新商品「坂東玉三郎ソックス」が、ありました。
coming soon…と書いてあるので、近々発売ということですね。

「鷺娘バージョン」は赤と青の2種類。どっちも買って、左右色違いで履こうかな。あはは。
「熨斗菱(のしびし)サインバージョン」は、ぜひとも八千代座に履いて行きたいです。
靴を脱いで、家紋とサインを見せて(誰に?)、どうだっ!これが目に入らぬか!と
印籠がわりに(笑)。
でも、ほかの人もみーんな履いていたりして。印籠ごっこができるぅ。
四足あれば八千代座4日間はいけますね。うひひ。(本気で考えてる)。
サイズはフリーサイズでしょうか。手袋にもしたくなっちゃいます、グーの手用。

こちらで下見してくださいね。
https://www.tamasaburo-bando.com/blank

あんずさん、嬉しいお知らせをありがとうございました。
そして、本日、お誕生日おめでとうございます
エア乾杯~~

木魂する歌声~♪

玉三郎さんのコンサート「世界のうた」(八千代座初日)まで、
ひ~ふ~み~よ~いつむ~指折り数えて、あと39日になりました。
清々しく、澄みわたる青空のように、あ~どこまでもどこまでも果てしなく~♪
新緑の季節に木魂する玉三郎さんの歌声を想像して、
今から、耳も興奮気味です。ミミミミミ~♪

チケットぴあの記事が配信されて、オオッ!となった箇所があります。

「30年近く特別舞踊公演を行ってきた八千代座にカラオケ用の部屋を
作ってもらったこともあるという玉三郎。」

うひゃ~八千代座にカラオケのお部屋が出現していたとは~。
玉三郎さんの歌声が山鹿の里に木魂していたのですね。楽しそう♪
八千代座見学ツアーで、そのお部屋も見せていただきたかったです(笑)。

そしてさらに
「芝居の時には声を使うのであまりできませんが、舞踊公演などでは、
気の置けない仲間と歌うと気が晴れますね。
桑田佳祐さんや矢沢永吉さんの歌も好きで歌ってはいるのですが、
コンサートではちょっとまだ(笑)。ああいう男らしい曲が似合うようになったら、
いつか挑戦するかも知れません」

男らしい曲、似合います。私が断言するのもナンですけど、絶対に似合います。
南座のイヤホンガイドで語ってくださっていたお二人のお好きな曲は、
桑田さんは「真夏の果実」と、矢沢永ちゃんは「長い旅」でした。
どちらもステキな曲ですね。玉三郎さんの歌で聞いてみたいなぁ。
ぜひとも挑戦してくださることを願っています。

ほかにもいろいろ、チケットぴあ配信の記事より、抜粋させていただきます。

坂東玉三郎が心を歌い、魂に届けるコンサート
『坂東玉三郎 世界のうた』


坂東玉三郎が5月、日生劇場で『坂東玉三郎 世界のうた』を開催する。
日本の歌、シャンソン、ミュージカルナンバーなど、玉三郎自身が選んだ約20曲ほどを歌う、
二部構成のコンサートだ。公演に先立って記者懇親会が開かれた。

「コンサートには、ひと晩のうちに色々な人生観をまとめる楽しさがあります」と、
玉三郎は語る。「歌は、3~5分で世界が完結することがすごく大きい。
『桜姫東文章』なら5時間半頑張ってやっとひとつだけれど、トニー・ベネットが歌った
『いそしぎ(シャドウ・オブ・ユア・スマイル)』なら4分ですから(笑)。
その代わり、音というより心を、歌い分けなければなりません。
日生劇場の舞台にひとりで立つのは、歌では初めてなのですが、
歌舞伎俳優による“下手の横好き”とならず納得していただけるよう練習します」

今回は、青春時代の玉三郎のそばに常にあったという井上陽水の歌を
初めて披露する点にも注目だ。「僕達の世代は、玉置浩二さんや井上陽水さんとは
“切っても切れない関係”。玉置さんの歌は過去に歌わせていただきましたが、
今回は陽水さんの歌を3曲ほど歌わせていただきます。
恋愛ばかりではない陽水さんの歌を聴いて、その日を越せたこともありました。
中でも『つめたい部屋の世界地図』は、部屋にいて旅をしたいとか、
海を船で行くといった抽象的な詞がすごく良くて、
当時の自分の人生とリンクするところがありましたね」

その他の披露曲は決まっていないものの、『虹の彼方に』『星に願いを』『人生は歌だけ』や、
ミュージカル『ウエスト・サイド物語』の『サムウェア』や『サウンド・オブ・ミュージック』の
『すべての山に登れ』などが候補になっているそう。

カラオケボックスにこそ滅多に行かないものの、プライベートでは様々な歌を歌い、
30年近く特別舞踊公演を行ってきた八千代座にカラオケ用の部屋を
作ってもらったこともあるという玉三郎。
「芝居の時には声を使うのであまりできませんが、舞踊公演などでは、
気の置けない仲間と歌うと気が晴れますね。
桑田佳祐さんや矢沢永吉さんの歌も好きで歌ってはいるのですが、
コンサートではちょっとまだ(笑)。ああいう男らしい曲が似合うようになったら、
いつか挑戦するかも知れません」

東日本大震災を受けて2011年5月に開いた「坂東玉三郎チャリティー・コンサート」以来、
玉三郎は聴衆に歌を届けてきた。「歌の力を分かっているからこそできることです。
子守唄にしても、畑仕事をしながら自分を慰めるために歌った歌にしても、
魂に届けるものなのでしょうね。お客様が楽しんでくださって、生きていてよかったとか、
これからなんとかなるかなとか、そう思っていただければ、歌う意味があるんじゃないかと思うんです」

コンサートのチケットは絶賛発売中です。
チケット売り場は、こちらから


https://www.tamasaburo-bando.com/performance

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Eテレで「演劇人祭」。 追記しました。

1月に新橋演舞場で上演されました「演劇人祭」が、
NHK Eテレ「にっぽんの芸能」で、2週に分けて放送されるようです。

やはり、玉三郎さんの「雪」は、
19日(金)のにっぽんの芸能「演劇人祭2~地唄舞、朗読、能」で放送されるそうです。


下記、抜粋いたします。

4月19日(金)
NHKEテレ 午後11時00分~ 午後11時55分
にっぽんの芸能「演劇人祭2~地唄舞、朗読、能」

演劇界の発展に寄与した演劇人を表彰する5年に一度の祭典「演劇人祭」
(日本演劇協会主催)。その祝賀芸能の模様をお送りする2回目。
■地唄舞「雪」(坂東玉三郎、富山清琴、富山清仁)
■新派の朗読「北條源氏-六條御息所-」(水谷八重子・波乃久里子・
喜多村緑郎・河合雪之丞)■観世流の能「石橋(しゃっきょう)」
(観世清和・観世三郎太 ほか)。司会:石田ひかり・吉田真人アナウンサー

私は、当日、行けなかったので、玉三郎さんの「雪」を拝見できることが
めちゃくちゃ嬉しいです。わーい、わーい。Eテレさんには足を向けて眠れません。
京丹後縮緬で製作された、柔らかな風合い、ほんわりとした色合いの
あのお衣裳もじっくりと拝見できますね。

NHKEテレ
4月12日(金)
にっぽんの芸能「演劇人祭(1)~日本舞踊・宝塚歌劇」
午後11時00分~ 午後11時55分


「にっぽんの芸能」番組のサイトです。
https://www4.nhk.or.jp/nippongeinou/x/2019-04-12/31/7556/2142390/

桜が満開になって、先週末は、高校時代のバスケ部のチームメイト達と
上野公園に行って参りました。と言っても、あまりに人が多いので、
スタスタ速足で、桜の花を横目でちょろっと見るだけになりました。
玉三郎さんの「元禄花見踊り」が浮かんで、ちゃん、ちゃちゃん~ちゃらりらら~ん♪
今年は六義園のしだれ桜が観たかったのですが時期を逃してしまいました。
千鳥ヶ淵や、小石川植物園にも行きたいなぁ。でも名もない公園で一人静かにお花見もいいなぁ。

庭の椿がワンワン咲いて、重みに堪えかねているので
椿が好きだった母のお供え用に活けてみました。といっても、ぶっこみ流派家元です。

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赤い椿の蕾は、苺みたいです。どんな味がするのかなぁ(食べるんかーい)。
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南座の千穐楽。

昨日26日は、千穐楽の南座へ行って参りました。

京都駅にお昼頃に着いて、そうだ、五条坂行こう!と、
京阪電車の清水五条で下車しました。

五条大橋から、鴨川を眺めるの図。
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15分くらい歩いた先に、五条坂が。この立札を中心にして、西は大和大路通まで、
東は坂を登って清水坂に至るまでの間を五条坂というのだそうです。

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「下向にも参りにも、道はかわらぬ五条坂。
互に顔を見知り合ひ、いつ近づきになるともなく…」

玉三郎さんが「伝心」で、「阿古屋」の文章の素晴らしさについて
紐解いてくださったおかげで、その意味を深く知ることが出来て、
その詩心にあらためて開眼し、五条坂に行ってみたいと思いました。

「それがこうじて酒一つ…」のところで、
阿古屋が大きな懐紙で、お酌をするところと、自分でもお酒を飲むところが、
香るように色っぽくて、こちらもふわぁ~っと酔ってしまうのです。

「詞を結ぶ、名古屋帯。終わりなければ、始めもない」
この坂のどの辺りで、阿古屋と景清は出逢って、愛の時を過ごしたのかなぁ、
なんてことを思いながら
今は観光客でごった返しているその地を、しばらくボーっと眺めていました。

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気が済んで、今度は五条坂から、スタスタ15分程歩いて、六波羅蜜寺へ。

阿古屋塚の丸みが、愛らしくて、心くすぐられるんですよね。
玉三郎さんが作ってくださった屋根のおかげで風雨からも守られて安心です。

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「なで牛くん」とは、5年ぶりに再会いたしました。

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恒例のなでなでは、玉三郎さんの5月からのコンサートを祈願して
「なで牛くん」の喉を重点的にすりすり。自分の分は、頭、顔、全身を、
ちょうど人がいないのをいいことに、なでまくりました。何願い?
「なで牛くん」は、モォーわかったよー!と、
うっすら微笑んでくれました(気がいたします)。

そしてそして、南座へ。
千穐楽では、一瞬、一瞬、目も口も開きっぱなしで
玉三郎さんから生まれてくる気を、胸いっぱいに吸い込んで
一生にたった一度だけの感動を、味わい尽くしました。
三曲を聞きながら、阿古屋の血が流れているのを感じてドキドキしました。
「太刀盗人」は、何回観ても、笑って、笑って、頬が緩みっぱなし。
雪吉原の傾城が、花道で弓のように反る姿の美しさに、またしても心震えました。
カーテンコールに2回も登場してくださって、劇場中大フィーバー!
上手で、下手で、中央で、ご挨拶される玉三郎さんの美しいお辞儀と、
ふっと静かに浮かんだ笑みが何とも和やかで、ハァーッとなりました。最高でした。
素晴らしい素晴らしい素晴らしい時間を、どうもありがとうございました。

南座の天井を見上げましたら、美しくて、しばしヘンな恰好でジ―ッ。
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南座の感動が全身に充満して、この春はエネルギッシュに過ごせます。
5月の京丹後舞踊公演、八千代座コンサート、日生劇場コンサートをめざして、
4月は、なるべく勤勉に働こうかなぁ、と思っています。









15日と16日の南座

やっとこさ南座に行って参りました。
待っている時間はあんなに長かったのに、夢のように時は流れていき,、
アッという間でしたが、とてもとても中身の濃ゆい2日間でございました。

阿古屋が花道に登場した瞬間、
心待ちにしていた気持ちが爆発して呼吸が荒くなりました(ゼーハー)。
あぁ、玉さんだぁ、あぁ、阿古屋だぁ、玉さんだぁ、阿古屋だぁ。。。
ひとり連呼つぶやき状態。
新しい打掛が光り輝いていて、阿古屋のオーラはまばゆいばかり。
なんて美しい刺繍なんでしょう。今、花開いたばかりのような大輪の牡丹と、
蝶々のピンクやオレンジが何とも心くすぐられる色調で。いつもの凛とした風格とは
また異なる、春の蝶と戯れている、可憐で、初々しい阿古屋を感じました。

「殿様~」という阿古屋の第一声が、甘露の泉のよう。
艶があって、なめらかで、甘くうるおった声が、湧きに湧いて出てくる感じで
なんていい声なんだろう、と。そのお声を聞いただけで、もう満足しちゃって。(まだ早い)。

景清との馴れ初めを語るところでは、阿古屋の少女のような一面がしのばれて
身分とか立場とかを抜きに、二人は出逢い、ひとりの男と女として純粋に愛し合って
素晴らしい日々を過ごしたのだなぁということが感じられました。そんな風情に心和みながらも
すでにそれは過去のことなのだな、今もう景清はいないのだな、と思うと、
しんみりとした気持ちにもなり、精一杯、重忠の問いに応える阿古屋が愛おしくなりました。

南座の空間で聞く三曲は、思いが濃縮されてグイグイ心に迫ってきました。
お琴を奏でる指先の複雑な動きを目で追っかけながら(あんな風に指が動くなんて凄いです)、
阿古屋の歌と、お琴と三味線の真剣勝負のハーモニーが素晴らしくて、ハァッとなりました。
三味線の演奏では、今回、義太夫さんの上方に勝国さんと勝四郎さんがご登場。
いつもは下手からご登場なので、こっちから、あんなに高い所へ、と高所恐怖症気味の私は
少々ビビりながら眺めました。怖くないのかなぁ…ないですよね(笑)。
「これで良し」はなくて、その都度アイデアを凝らして、観客からの見え方を考えてくださる
玉三郎さんの演出に驚きました。かなり上から勝四郎さんの声が降ってくるような感じで
こういうスタイルもあるんだなぁと。京にんじんさんが書いてくださったように
三味線の音に厚みがあって、義太夫さんたちとの掛け合いも華やかで、
目と耳で、その迫力を楽しみました。何となく阿古屋がポツンと一人になってしまったので、
下手に勝国さんと勝四郎さんが居ながらの義太夫さんとの合奏も見てみたいなぁ、
なんて、高所恐怖症気味なだけに勝手なことを思っていました。
阿古屋が胸の内に秘める思いを切々と訴えかけているような胡弓の音色は
目の前で生きている阿古屋にしか出せない究極の音色なのだと鳥肌が立ちます。
景清が聞いていたら…重忠より岩永より、景清に聞いて欲しいです。
途中で、サッと調弦する手さばきが、これまたカッコ良いんですよね。

「雪吉原」は、長唄の名曲がコラージュされるように次々と展開していって、
観れば観るほど、その歌詞の素晴らしさがわかってきました。日本の風情。
曲に耳を傾けながら目に映る自然の景色が彩り豊かで、傾城の心も色づいて。
秋の景の鈴虫、松虫、機織り虫~のところが楽しくて、美しい夕景が心に残りました。
そして、歌舞伎座で観た時とは、ガラリと印象が変わりました。
舞台が近くてこじんまりとした南座の空間に、傾城の世界観がギュッと凝縮されていて
傾城の心や見ている景色がグググーッと間近に色濃く感じられて、卒倒しそうでした。
心の動きまでもが手に取れるように、刻一刻と変化していくのが伝わってくるのです。
特に、傾城が舞い踊るその動きから、冬から春への四季の移ろいばかりではなく
一年という時間の経過がリアルに流れていくのを感じて驚嘆しました。
25分が、25分じゃないのです。25分が、一年になっちゃってるんです。
玉三郎さんは空間を動かすだけではなく、時間も動かしてしまうのです。
その渦中にいる自分の存在が独特の感覚に包まれて何とも不思議な時間でした。
八千代座で「雪吉原」を観たら、どんな風に映るのかなぁ、また違って映るのでしょうね。

イヤホンガイドは、耳より情報がいっぱいでした(イヤホンだけに)。
玉三郎さんがお好きな歌についても語られていて、わぁ、いいこと聞いちゃったぁ、と。
あの2つの歌、名曲ですね。いつかコンサートで歌ってくださるといいなぁ、ぜひ聞いてみたいです。
玉三郎さんのクイズにも応募しましたよー。答えは簡単ですよー(笑)。
これからいらっしゃる方は、ぜひイヤホンガイドをお借りになることをおススメいたします。

書いているうちに、あーだった、こーだった、と色々思い出しています。
感動にキリがありません。一週間後、千穐楽にまた南座へ突撃したいと思います。

どっちも玉三郎さんのショーケース。このギャップに萌えております(笑)。

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今夜は、「伝心」。

ただいま、新幹線を飛ばして、南座に向かっております。🚅💨💨💨💨💨💨💨❇❇❇❇❇

東京は快晴。京都も晴れているそうですが、夕方からは雷雨の予報だそう。新助さんが出てくるかな(笑)。雨が降ろうが、槍が降ろうが、南座へゴーゴーゴー❗

で、本題は、今夜の「伝心」は「鷺娘」です。
鷺の精の幻想世界が玉三郎さんのどのような極意でもって出現するのか、興味津々。テレビにかぶりついて拝見したいと思います。お見逃しなきように、録画逃しなきように。

12日は、十回目の母の命日でした。一緒に観た阿古屋は、一生の思い出です。お墓の桜の蕾がぷっくり。もうすぐ咲きますね。

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それにしても、今年は花粉症がひどくないですか?薬が効かない。新幹線の車内でも、あっちでヒークション、そっちでハーグッション。私は今日は、薬が効いているみたいで無音です。和漢生薬の玉さん効果かなぁ。うひひひーくしょん

9日の南座 熱々レポ by えつこさん

9日に南座に遠征された、えつこさんが熱々レポを送ってくださいました。
どうもありがとうございます。

私も、「これはまた思いもかけぬ変わったことのお尋ね」のところが好きです。
この受け方も、洒落てますよね。変わったことばっかりさせられて、
でも嫌と言わずに(言えないが)、ひとつひとつ素直に、まっすぐ応える阿古屋さん。

えつこさんの思いが詰まった感想を、こちらでもご紹介させていただきます。



リアル阿古屋

私も、京都にいらっしゃる阿古屋さんに9日にお会いしてきました。
lotusさんと京猫さんの間の日でした(笑)。
私の感じていた事、ほとんどお二人が書いて下さって、そうそう! と思いながら
読ませて頂きました。ありがとうございました。

私も、今回の舞台では阿古屋をより身近に感じました。
ご当地京都というのもあるのでしょうか、捕手に挟まれた阿古屋が花道に歩み出られた瞬間、
本物の阿古屋がそこにいる! って思いました。本物の阿古屋の生きてる時代に、
一瞬にしてタイムスリップしてしまったような感じでした。
醸し出される空気のリアル感が半端ないのです。一気に引き込まれました。
今回は三階の右袖の席で、竹本さんや三味線の演奏が見えなかったのが残念でしたが、
舞台が近くて堪能できました。今までに何度か拝見して、シネマやDVDでも観てきて、
どの場面も大切で見逃せないのですが、大好きなのはやはり阿古屋が景清との
馴れ初めを語る場面です。「これはまた思いもかけぬ変わったことのお尋ね」と返しつつも、
それまで悲しげだった表情がパッと明るくなって語り始めるのです。
その一言一言が素敵ですよね…何気ないようでいて、女性らしさに溢れていて。
情景が目に浮かんで、グッときます。「雪の朝の煙草の火」なんてシビれるし、
その後お酒をのむ所も。いいなあ、そんな恋がしてみたいなあと思ったり。
心浮き立つ場面で好きです。
新調された打掛もそりゃもう煌びやかで見応えがありましたし、
演奏に合わせて歌われる時のお声の伸びも半端なく、毎度のことながらすごいなあと。
阿古屋様ますますご健在です。これから行かれるみなさま、どうぞ楽しまれて下さい。

南座では大向うさんが「大和屋!」のほかに「阿古屋!」と声を掛けられていたような。
聴き間違いでしょうか、何回か聴いたような気がします。それもまた納得です。

「雪吉原」では京都から一気に江戸へ…こちらは初めて観させていただいて、
登場シーンからして粋ですね。ドキドキしました。傾城の御衣裳もまた素敵ですね。
ふわっと軽そうな白い打掛がひたすらに恋人を待つピュアな気持ちを表しているようで。
桜を散らした水色の帯も中に着られた赤いお着物も手にされた傘も、文句なしに素敵。
季節の移ろいがあり、秋の夕暮れにオレンジ色の光を受けながら佇む姿が印象的でした。
吉原の外へは出られない籠の鳥なのだと思うと哀しいけれど、
その中で懸命に誰かを愛する姿は美しいです。
色々と思い出すにつれ、しみじみとしています。

ちなみに、お手洗いは毎回並びました。B1にあったとは知らなくて、イヤホンガイドで
玉さんの声を聴きながら待つという、でもおかげで苦にならずに済みました。
次回はB1へ行こうと思います。
今回の京都は、梅の季節の北野天満宮へどうしても行きたかったので開演前に
大急ぎで行ってきました。終演後は先斗町でひとりごはんして帰ってきました。
名古屋から京都は近いです♪



皆さんの熱々レポのおかげで、何回も夢に浸っております。いよいよ明日なんですが、もう待ちきれなくて、じっとしてられなくて、鬼のように部屋を掃除していたら、腰に違和感が。マズイマズイ、ぎっくり腰になったら行けないよ~と、一人で大騒ぎしてます。大人しく寝ますね(笑)
プロフィール

桔梗

Author:桔梗
坂東玉三郎さんの 芝居に舞踊に歌唱に舞台演出に 映画監督に朗読に執筆に 歩く姿も潜る姿も後ろ姿も素ッピンも☆☆ すべてに魂を揺さぶられ〜~ 玉さんブラヴォ----ッッッっ!なエブリデイ!

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